MT.FORTUNE

Discover 奄美大島!

田中一村

2005-09-12 23:55:12 | 奄美-あれこれ
昨日9月11日は、日本画家・田中一村(たなか いっそん)の命日だ。(1977年没)
そんなことも知らずにたまたま行った奄美パークで、特別シンポジウムをやっていた。奄美に来てから、田中一村の絵などをポスタなどで見ることはあったが、パーク内の田中一村 記念美術館にも行き、なんだか一気に詳しくなった感じ。
田中一村は、東京美術学校=現在の東京芸大に入った(同期には東山魁夷など)ほどの才能があったのだが、すぐに中退。以後、中央の画壇には背を向けた日々を送る。栃木出身なのだが、50才で奄美大島に渡り、生活の為に紬の染色工をしてお金を貯めては、絵を描くという暮らしをしていたそうだ。
南の島に渡って現地の絵を描いた...というところが、タヒチに渡ったゴーギャンとも重なるので、「日本のゴーギャン」とも言われている。

-と、まあ、こんなかいつまんだ書き方では一村さんに申し訳ない気がするが、かいつまみついでにひと言でまとめてしまうと、
「Iターン画家、田中一村!」
奄美大島って、結構Iターンの人多いと思ったけど、田中一村、先駆者なり。当時は堅物扱いだった生き様も、今じゃあトレンドなんだけどなぁ...

でも、多くの画家がそうであるように、生きているうちには作品は評価されないで、脚光をあびるようになったのは亡くなって数年経ってから。
...なんだか切ない。

田中一村について詳しいHPはこちら
田中一村オンラインギャラリーはこちら



最新の画像もっと見る

コメントを投稿