![Tobinnya1 Tobinnya1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8b/7a4c6e88e252d1befc0118db200c19b1.jpg)
山盛りの塩茹でトビンニャをいただいた。
奄美の北部では、「トビンニャ」と呼ばれるこの貝の本名は「マガキ貝」。奄美の言葉で「ニャ」は貝だから、これは「飛び貝」ということだ。実際、この爪で?ヒョイヒョイ海中を飛んで歩くらしい。
奄美南部では「テラダ」とか「テラジャ」などと言われているそうだし、高知では「チャンバラ貝」。でも私も薩摩隼人の夫も、奄美に来るまでこの貝のことは知らなかった...。
![Tobinnya2 Tobinnya2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/6e/920064acc988cfdc593439045dae2b0b.jpg)
そして、ただ塩茹でしてあるだけで、とてもおいしい!クセもなくて、子供達もパクパク...。
![Tobinnya3 Tobinnya3](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/0e/5511a9b7a466058734208e25ab657979.jpg)
![Tobinnya4 Tobinnya4](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/72/b61e457284a7b8065bd03d2ebeeeedb6.jpg)
酢味噌やマヨネーズ醤油でもおいしいと聞いていたので、試そうと思っていたのだが、テーブルに出したとたんに皆の手が伸びて、どんどん減っていく。またもや、酢味噌などは試せなかったが、おいしかった~!
実は、このトビンニャ、先日てふてふさんのところで催された島唄の『唄遊び』に家族でお邪魔して、そのお土産にいただいたもの。
『唄遊び』というのは、大勢が集まって島唄を唄いあう宴会と言ったらよいのだろうか。
昔は、家々でよく行われていたそうだが、今は滅多に聞かない。もちろん郷土料理のお店などに行けば、今でもいつでも体験できるようだが、普通の家での唄遊びに行くということは、私たちのような名瀬に住む転勤族には皆無といっても過言ではないだろう。
(唄遊びについてはこちらのコラムに詳しい。と、いっても厳密なルールがあるものでもなんでもないのだが。楽しく島唄を唄う会、ですよね?島のみなさん!)
もう、これが本当に素晴らしい会で...唄遊びの楽しさに加えて、そこに集まったてふてふさん縁(ゆかり)の方とのお話もまた楽しくて!
「トビンニャはねー、湯がき方が難しいのよ~」
皆さん口々におっしゃる。
「この爪が、ちょろって出てくるように湯がくのは、なかなか難しいのよ!」
「ここのはとっても上手に湯がいてあるけど、難しいのよ...」
「トビンニャ、湯がくの難しいのよー」
この夜、何回聞いただろうか。
なるほど、生きたままの貝を湯がき、貝さんが、「アッチィ~ こりゃたまらん...む~」と爪をちょっと出したあたりでご臨終いただくベストなタイミングがあるのだろうか。
「どうやって湯がくのですか?」
- もちろん皆さんに聞きましたとも、ワタクシ。
「塩で湯がくのよ、塩で!」
塩で湯がく、ということは他の貝とも共通に思えるし、なんとなく想像がついた。しかし、その配分とか塩を入れるタイミングとか、湯がく時間とか、何か皆さんが「難しい」とおっしゃるポイントがあるに違いない。
続けて詳しく聞こうとすると、必ずと言っていいほど誰かの唄が始まり、話が途切れる。
次の方に聞いても、
「こう、塩でね、塩で湯がくのよ。」
「塩でゆがくんだけどねー。」
「塩でねー。」
帰宅後ネットで検索もしてみたし、蔵満先生の『奄美食紀行』でトビンニャの項も再読してみたが、湯がき方は載っていなかった。
(蔵満先生によれば、バター炒めもいけるそうだ!)
どなたか...。
塩でどのように湯がくのか、どうぞご伝授いただけないでしょうか。
それに唄あしびとは羨ましい!
きっとお子様にも印象深かったでしょうね~
FORTUNEさんも一曲披露したんですか?
最近,職場と自宅との直線運動が続いている我が身を反省しました(^^ゞ
いないことが多いのですよ
どうも 夜には活発に飛ぶようです
酢味噌とハンダマで少し炒めると
美味ですぞ~!!
貝の話でトビンニャとは関係ないですが・・・
私の実家の千葉のほうでは、青柳をバカ貝と呼んでいます。なんでそう呼ぶかわからないのですけど、かわいそうな命名をされてるなあと食べながら思ったことがあります。
実戦かなぁ~~?何度も茹でてしくじって、その方法を掴むのが一番かなぁ~??
↑マスターの話じゃないですが・・・当地でもこんなに美味しいサザエの孫みたいな一枚貝「ダメ」って呼ばれる貝があります。ダメだなんて!
私はもの心ついた頃から一人で採って一人で食べていましたが、食べるときにお醤油を付けるので湯がくときに塩を入れた覚えはありません。それでも噛んでいれば塩気を含んだ磯の香りが十分味わえます。キャンプの時などは海水で湯がいたりしますがその場合は何も付けなくても大丈夫ですが私には塩っぱ過ぎでした(我が家が薄味系だったせいかな?)。
だいたいは生きているうちに湯がくわけですから長く沸騰させて殺菌消毒する必要はありません、身が硬くなるだけです。爪が取れたり引っ込んでしまったものは楊枝で簡単に引っ張り出せます。
で?こんな事を聞いて・・・・トゥビンニャがお店で売ってるのですか?それとも海女にでもなるおつもりかな?
いやぁ~ほんと、素晴らしい体験でしたよ!
披露できるようなものもないのに、三味線弾かせていただきました。「唄に合わせる」ということの難しさ&楽しさを痛感&満喫して、ますます「もっと練習せねば!」と思った夜でしたヨ
★きさん★
本当にそんなに飛ぶなんて、面白い貝ですねぇ...
ハンダマは大好きな野菜のひとつです。
ゆでたものに酢味噌をつけるのでなく、酢味噌で炒めるんですね?ほぉ~
食べてみたいです!
★Wood Eightのマスターさん★
千葉・埼玉育ちの私なので、もちろんわかりますとも!バカ貝。コリコリして好きなネタのひとつです。
Wikipediaに語源がありました。幕張が昔「馬加(まくわり)」でこれを音読み、という説が興味深かったです。
青柳というのも地名だったんですねぇ...
★marriさん★
やはり、一度で名人芸を身につけようなんて虫が良すぎましたかね~(^^;
「ダメ」っていうのは初耳です。本名はなんていう貝でしょう?なんで「ダメ」なのか、すごく気になります...食べ過ぎたらダメなのかしら。
★義志直さん★
>で?こんな事を聞いて・・・
いえ、私が自ら聞いたのではなく、皆さん不思議と「これトビンニャよ。知ってる?」から始まって、「湯がくの難しいのよ~」というお話になったのです。てふてふさんの奥様のゆがき方がよほど上手だったのだと思います。味もちょうど良い塩加減だったですし、一個たりとも爪楊枝なんていらず、すーっと抜けましたから。
で、みなさん「難しい」とおっしゃるのに「塩でゆがくんだけどね」で話が止まるので、夫と顔を見合わせて「どう難しいのだろう」と首をひねっていた次第です(^^)
トゥビンニャ、前にお店で見たことあります。奄美水産物専門店みたいなところだったのでお土産用と思いますが、島の人は買う気がしないかもしれないですね~でもお年寄りなど、もう取りにいけないけれど、食べたい、という人の需要があるかもしれません。
なんと通販もありましたヨ。このサイトでは1時間もボイルする、とあったので「そんなに茹でるのかぁ」と思ったのですが、やはり硬くなりますよね?
色々と詳しく教えていただきありがとうございました。
適当に熱湯に塩ひとつまみ入れて茹でて、美味しく食べてましたよ♪
この貝、人気で乱獲されてますよね。
沖縄で人気のあるシャコ貝はほとんど採られず海中にワンサカありました.。
でも、さすがに、このような手足の出る貝はいないです
殻だけで判断すると・・・
イモガイと呼ばれる種類のようですが??違う?(笑
ここら(種子島)でも似たようなのは取れます
だけど煮たらひっこんじゃって身は取れません
凄く殻が固くてとても喰うどころではないです
ここらにはいないのですが、、とくに
鉄刀木(タガヤサン)(うわっメッチャ硬そう)と呼ばれる
種類は大変危険であると聞いたことがあります
それにしてもうまそうだ(笑
バターいためです!!
ぜひ お試しあれ!!
(貝を剥くのが 大変だけど)
確かBⅡで剥いたやつが冷凍で・・?