『雑草』という名前の植物は無い。
...とは、よく言われているものの、やはり奄美に来る前は辺りに生えている草には関心はなかった。
これは、うちの周りにある「雑草」である。
奄美では景観や虫のことだけでなく、ハブもいるので、家の周りの雑草は極力刈るようにしておかないと怖い。私の住む集合住宅でも、ハブのあまり出ない冬場にウィーンとうなる草刈り機でこの辺りの草もきれいに刈った。
今の時期になると、当然冬場の草刈りなどなかったかのように、草はぐんぐん伸びてくる。
そして、出てきたこの花。他の草には失礼だが、なんでもかんでも「雑草、雑草」と呼んでいたこの私でさえ、「雑草」と呼ぶには、はばかられた。
この花の名前が気になる...。
手持ちの本には載っていなかったので、ネットで調べなくては。
ちょっと面倒...。
しかし、気になる。
やっぱり気になる...
我慢できずに調べたところ、これは「ユリズイセン」。百合+水仙というゴージャスなお名前の持ち主だ。
そんなに珍しくも無い植物のようなので、皆さんご存知なのかもしれないが、小学生レベルで花の名前が尽きてしまう私には、初めて聞く名前。
園芸用のアリストロメリアをユリスイセンと呼んでいたこともあるようだが、今はユリズイセンといえばこちらを指すようだ。この花はあまりに手がかからなくて、園芸用と呼ぶには面白味もないほどほったらかしでいいらしい。(→詳細)
南米原産というから、奄美の気候には結構合っているのか、うちの周りにはいっぱい生えている。
奄美に来てからというもの、動植物にこれまでさしたる興味のなかった私でも、なぜだか気になるものが多い。身近に生えている草も、なんだかこれまで見てきたものとは異なる。そうかと思うと逆に、今までも見ていたはずなのに気づかなかったことを、気づかせてくれる何かが、奄美にはある気がする。
*******************************************************
ネットで調べるにあたり、以前vagabond67さんから教えていただいた「花調べ」のサイトでヒットしました。
教えていただいたときの記事はこちら。とても参考になりました。vagabond67さん、改めましてありがとうございました。
>当然冬場の草刈りなどなかったかのように、草はぐんぐん伸びてくる。
確かに!まじめに草刈りしていたら年中遊ぶ暇がないほど。かと言って放っておいたらすぐジャングル化してしまいます。人間は寸詰まりで小型なのに草木の伸びの早いこと!
除草剤を使うと手間が省けるのですが、土にはよくないので帰るたびに草刈りに追われています。
ツワブキ、鹿児島に来るまでは、食べられるとは知りませんでした。おいしいですよね!!こうして、花もツワブキも残しておきたいものの、奄美で草刈を怠るとあっというまに背丈を越えるほどになってしまいますね。
このツワブキ、自分ではほとんど料理したことはないのです(^^;)
片手で数えられるほど、いやそれ以下かもしれません。
義母の作る煮物がおいしいので、ツワブキは夫の実家で...と。自分で料理するとなると、皮むきで手は黒くなるし、アクを抜いたり手間隙かかりますし...
でも去年まではすぐ近くに住んでいたからよかったのですが、そういえばこの1年ほとんど食べていない!やらないといけませんねw
さて、カメラはですね~~~
以前にも誰かに(このブログで)尋ねられたのですが(腕が相当いいんでしょうか...爆!)、2000年6月購入のCybershotです。
ああ、もうすぐ丸6年!!
コンパクトでないので、コンデジとも呼べない『デカ・デジ』です。
この写真は、1歳を抱っこしたまま、柵から身を乗り出して撮ってみました。やはり腕(=腕力)がいいんですね!
2枚目の写真の右下、虫食いのツワブキに群がっているのはバッタでしょうか?それとも青(黒)虫?
全く気づきませんでした!
元写真で確認したところ、毛虫系のようです。→こちらをご覧下さい。
後でもう一度見に行ってきます...
絶対腕前がいいですよ。
だってね、私が以前使っていた物が、たぶんFORTUNEさんと同じもの。FORTUNEさんが買われて、その丁度半年後に買ったcybershotなんです。それで撮っていた頃の私の下手さと言ったら…。ブレとかもひどくて。特に一枚目みたいな接写系もピントがイマイチ合ってなかったり。補正してやっと見られる写真だったり。
今の写真はカメラの性能もかなり大きいのです。(手ぶれ補正とAFの速さは最高)
もし新しいカメラを買われたら、性能の違いにきっと驚かれるかと。
tokorinさんまで~ そんな写真上手の方にほめられると、どう反応していいのかわからない写真音痴の私です...
センス・腕・知識・取り組み方も違うので、恥ずかしすぎます...。
同じカメラを使っていたこともあったのに、今のこの差はなんだ?!って感じですよね。私は写真の専門的なことはひとつもわからなくて...接写機能があるのは知っていたのですが、たくさんボタンを押さないとできないとばかり思っており、ワンタッチでできると知って、実際に使ってみたのは今年になってからなのです!(^^;)
6年間、ただAFでシャッター押してただけ。サイバーショットごめんね、って感じです。
奄美からブログ発信するからには、もっと勉強して美しさが伝わるようにしないといけませんね。私も見習ってがんばります。
(カメラほしい~)
★kijimaさん★
初コメントありがとうございます。
てっきり小さい頃から植物に慣れ親しんでこられて、それでよくご存知なのだとばかり思っておりました。kijimaさんもまた努力の賜物だったのですね!驚きました。
そんなきっかけとなることがあったのですね~。
...と、いうか、普通はそれで終わってしまうところを、ちゃんとそれを「きっかけ」とされて「来年」に備えて頑張って勉強された、というのがすごいです。
言うは易し、行うは難しですから。
===============
★義志直さんはここまで読んでいらっしゃいますかね?
当然のことながら、今日はどしゃぶりだったので、つわぶきの葉っぱは雨に濡れるばかりで虫はゼロ。あんなに食われていた葉はあそこだけでした。晴れた日にまた見てみなくては...
ユリズイセン,はじめて知りました。
また一つ知識が増えました^^;
>そうかと思うと逆に、今までも見ていたはずなのに気づかなかったことを、気づかせてくれる何かが、奄美にはある気がする。
まったくもって同感です。
奄美の豊かな自然に触れいてると,今まで生きて見ていたはずなのに,何も見ていなかったと思う瞬間が,毎日のようにあります。
この豊饒なる自然に触れ,さらに人間性を豊かにしていきたいですね。
FORTUNEさんも,お子さんが次第に成長されて,行動範囲が広がってきましたね。
期間限定の奄美生活,どこまで深められるか,じっくりと隅々まで奄美を深めて行きましょう!
なんだか、目に付くものが珍しいものばかりに見えます、ここ奄美。鈍っていた私の感性も少しは蘇る気がします。
そういえば、今日鹿児島の高校で絶滅危機品種の珍しい植物が自生しているのが見つかりましたよね?固有種の多い奄美だと、「もしかして、これは非常に珍しいものではないか?!」と発見の楽しみもありそうです。(ユリズイセンは全然珍しくありませんでしたが)
大都会東京から奄美のvagabond67さんは、鹿児島でワンクッション入っている私より、なおさら研ぎ澄まされるのでは?!
お互い、楽しんでいきましょう!!
私も家の周辺を歩いていると、雑草と山野草の区別がつかないのがいっぱいあります。その違いもわからないんですけどネ^^;