
さて、前回の続き。
(写真は、2枚目を除き全てクリックで拡大します)
道を完全にふさいでいた倒木。
私が上に乗って、エイヤー!とジャンプすれば一発で、この通り!
どあーーん!
...なわけ、ありません。

←きさん、ただ今調査中?!
(こうしてみると、きさんはすっかり森に溶け込んでいらっしゃるなぁ~。
完全保護色...)
奄美の林道では、雨の後など地盤が緩んでいると、木の生えた斜面ごと崩れて、このように根こそぎ倒れていることがあるそうだ。
道を完全にふさがれたこの状態。細い道ではUターンもできないわけで、戻るにしても、ススキや小枝に覆われた道をバキバキと、何百メートルもバックするしかなかっただろう。
さてさて...
ここで、取り出だしたるは、予て準備のノコギリなり~
ここにだとりつく前、ガタゴト道を走りながら、きさんが「車にノコギリが積んであるからー」とおっしゃっても、半ば冗談のようにしか思っていなかったが、いよいよその出番がやってきたのだ!

結構大変な作業だ。

しかし、片方だけ切っても、押して動かせるような状態ではない。
で、反対側も。

と、書くのは、た易いが、実際は30分にも及ぶ作業で、ずいぶん大変そうだった。しかし、テキパキと慣れた手つきで処理して下さるきさん。
両端を切り離された木を動かす時は、私も少し触らせてもらったが、枝もあちこちにからみついている木を動かすのはかなりの力がいる。
結局、手伝わないどころか、「おにぎり食べてていいよ。」と言われて、車の中でモグモグお昼を食べて呑気に眺めていた我々...
申し訳ありません~
私たちはここでしっかり昼食タイムとなったのだが、結局きさんはお昼抜き。
でも、朝飯前ならぬ、昼飯前と言った調子で悠々としていらっしゃるきさんだった。
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こうして難所も克服し、またドライブは続いた。
途中で森林パトロール隊(だったかな?)の車とすれ違う。
「倒木があったから、処理しておいたよ。」というきさんに、「自分もナタ持ってるから大丈夫です。」と。
いやぁ、ナタではあの木は切れなかった。
ノコギリか、金太郎の持っているような巨大なマサカリでなければ...。
奄美の森のドライブの必携品。
水でもない、ビスケットでもない。
それは、軍手、そしてノコギリかマサカリ...