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MT.FORTUNE

Discover 奄美大島!

奄美の森の必携品

2007-12-06 02:47:06 | 奄美-自然
Pb300140

さて、前回の続き。
(写真は、2枚目を除き全てクリックで拡大します)

道を完全にふさいでいた倒木。
私が上に乗って、エイヤー!とジャンプすれば一発で、この通り!
どあーーん!

...なわけ、ありません。
Pb300134
きさん、ただ今調査中?!

(こうしてみると、きさんはすっかり森に溶け込んでいらっしゃるなぁ~。
完全保護色...)

奄美の林道では、雨の後など地盤が緩んでいると、木の生えた斜面ごと崩れて、このように根こそぎ倒れていることがあるそうだ。

道を完全にふさがれたこの状態。細い道ではUターンもできないわけで、戻るにしても、ススキや小枝に覆われた道をバキバキと、何百メートルもバックするしかなかっただろう。

さてさて...
ここで、取り出だしたるは、予て準備のノコギリなり~

ここにだとりつく前、ガタゴト道を走りながら、きさんが「車にノコギリが積んであるからー」とおっしゃっても、半ば冗談のようにしか思っていなかったが、いよいよその出番がやってきたのだ!

Pb300137きさんは、冷静に木の太さやふさぎ方を観察し、これなら大丈夫と判断なさってキコキコ。

結構大変な作業だ。

Pb300135は~い!まず右側。一丁あがり!

しかし、片方だけ切っても、押して動かせるような状態ではない。
で、反対側も。

Pb300139それ!もう一丁あがり!

と、書くのは、た易いが、実際は30分にも及ぶ作業で、ずいぶん大変そうだった。しかし、テキパキと慣れた手つきで処理して下さるきさん。

両端を切り離された木を動かす時は、私も少し触らせてもらったが、枝もあちこちにからみついている木を動かすのはかなりの力がいる。

結局、手伝わないどころか、「おにぎり食べてていいよ。」と言われて、車の中でモグモグお昼を食べて呑気に眺めていた我々...
申し訳ありません~

私たちはここでしっかり昼食タイムとなったのだが、結局きさんはお昼抜き。
でも、朝飯前ならぬ、昼飯前と言った調子で悠々としていらっしゃるきさんだった。

*************************

こうして難所も克服し、またドライブは続いた。

途中で森林パトロール隊(だったかな?)の車とすれ違う。
「倒木があったから、処理しておいたよ。」というきさんに、「自分もナタ持ってるから大丈夫です。」と。

いやぁ、ナタではあの木は切れなかった。
ノコギリか、金太郎の持っているような巨大なマサカリでなければ...。

奄美の森のドライブの必携品。
水でもない、ビスケットでもない。

それは、軍手、そしてノコギリかマサカリ...





道は険しい

2007-12-05 01:15:04 | 奄美-自然
Pb300091

中孝介が紅白歌合戦に落選してしまい、打ちひしがれております。
絶対行けると思ったのになぁ。
あの人選ぶくらいなら、中さんじゃない?
...贔屓にしているとついブツクサといつまでもこぼしています。

最新曲の「種をまく日々」の売れ行きがもっとすごければー。
個人的には、「種をまく日々」よりもB面(あは ^^;; 今はこう言わないですね。カップリング曲か)の「路の途中」(NHK「ジャッジ~島の裁判官奮闘記~」主題歌)の方を前面に押し出した方が良かったと思うのですがー。「路の途中」の方が、彼らしい歌声が十分に生かされて、心に染み入る曲でー。うーむ、残念!

まあ、仕方ない。息の長い歌手であってほしいと思っているので、また来年、そしてその先にもチャンスはあるでしょう。

...と、いうわけ気持ち入れ替えて、ツアーガイド アマミアンさん(=きさん)の案内してくれた道の続き、行きます!おぅ!!
1枚目の写真、このような道を行ったきさんの車。

こんなところ、対向車が来たらひたすらバックするしか無い。

だけど、1枚目はまだ序の口だった。

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ガタゴトガタゴト...
ついには、舗装も無くなり、こんな道に。

ススキはどんどん覆いかぶさってくる。

Pb300117

ベキ!バキ!グキキキ~ 
なんだーこれはー。すごいぞー!!

でも行く。行くしかなーい!!きさん、がんばれ~!

...なんて、応援しなくても、慣れたきさんの車は平然と進んで行く。こんな道でもあちこち、案内してくれながらー。


すると!!

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こ、これは!!

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本日最大のピーーンチ。

どうする?!きさん!!


(つづく)













2007-12-04 01:32:15 | 奄美-自然
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ひとつ前の記事の最初の写真の滝。

画面から、マイナスイオンをたっぷりどうぞ!
15kg超の坊主を抱っこしているため、ちと画面が不安定ですが。
(画像の中の三角をクリック)

師走の滝は、音だけでも寒いかも...。寒い地方の方々すみません。

今年の奄美の師走は暖かい気がします。
ですよね? 奄美の皆様。

長女がまだ半袖で登校しています...(^^;


秋晴れ!

2007-11-24 05:13:13 | 奄美-自然
Pb2301242_2

昨日は本当に気持ちの良い日だった!
このところ、パッとしない天気の日が多かったが、昨日は久々に布団も干し、おにぎり持っておがみ山へ。
晩秋といえども、娘達は半袖。

昨日1日娘達と『弟坊がいたらできないこと』というコンセプトのもとに行動。なかなか充実した1日だった。

この1週間、息子は夫とともに鹿児島に帰省していたのだ。
昨晩帰ってきて、我が家は再び家の中に小台風を抱えた生活に戻っている...。

敵はゲキレンジャー関係のおもちゃをたくさん増やしてきた!
甘やかされて1週間過ごし、ますますパワーアップして帰ってきた息子。
私も負けずに戦うぞ!とぅ!



秋の金作原・ガイドツアー

2007-10-31 15:37:27 | 奄美-自然
Rurubu_7

奄美市名瀬の原生林、金作原(きんさくばる)。
先週、お友達に誘われてこの金作原へ行った。私(と坊主)にとって3回目の金作原だったが、これまでと違ったのは、初めてガイドさんに案内してもらったこと!

案内して下さったのは、ブログでのやりとりでもお世話になっている、観光ネットワーク奄美のmizumaさん
評判通り、ガイドさんに案内してもらうのは全然違う!

まずは、ルート。我が家の車で行くならば、観光バスと同じ知名瀬からのルートしか考えられないが、この時通ってもらったのは小宿からのルート。
ガタゴトガタゴト... うぉっ!こんな道を?!というわけで、普通車の一般の方にはお薦めできないが、そこは慣れてるmizumaさん。そんなガタゴト道から既にガイドは始まっているから、聞き漏らせない。

Rurubuさて、金作原の散策が始まると、歩く道々発見がいっぱい。家族だけなら、ぼーっと歩いてしまうようなところにも、教えてもらうとあれもこれも珍しい。

昨秋、同じような時期にもここに来ていたのに、その時は気づきもしなかったことを山ほど教えていただいた。

例えば、ヒカゲヘゴ。

見慣れたヘゴにも、こんな秘密が隠されていたのか!とmizumaさんの説明に「へ~」「ほんとだ~」「知らなかった~」と驚きっぱなし。

中でも、へ~~~と思ったのは、これ。(↓クリックで拡大)
Rurubu_10 Rurubu_11

「まん中は空洞なんですよスポンジ状。」と言われても、いまひとつイメージがわかなかったが、この切り株!
ヒカゲヘゴの中は、こんなふうになっていたとは!!(追記)→コメント欄にmizumaさんが書いていらっしゃる通り、真ん中は水たっぷりのスポンジ状で、それが切られるとすぐ乾燥して、写真のような空洞に。

他にもキリがないほど感動しまくっていたのだが、この日私が一番森のすごさを感じたのは、こちら↓

Rurubu_20

Rurubu_15

鬱蒼と生えている木々は、種から芽を出し育っていったものばかりでなく、こんなふうに倒木の枝が上に伸び、やがて根を張って森を作っているということ。

たとえ台風で倒されてしまっても、逆に1本の木がもっと多くの木に分かれていくとは、これはまさに「転んでもただでは起きない」!

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観光で来た人はもちろんなのだが、私はむしろ島ッチュにこのガイド付きツアーを一度体験してほしいな~と思った。

「お金を払って、森に行くなんて」と思うことなかれ。
身近にある、奄美の森の素晴らしさを再認識すること請け合いだ。

私が奄美に来て感じたことは、島の人の奄美の自然に対する評価の低さ。
海については、その恵みも得られることもあって自慢のひとつになっている感はあるものの、野山については、「ハブがいるかもしれない薮でしょ~」というような感じで。

「森はよく知ってるよ」という人も、きっとガイドさんからの説明を聞くと、目から鱗がいっぱいだと思う。

観光ネットワーク奄美のホームページはこちら
その中の、金作原のツアーについてはこちら

お薦めですよ♪












蝶を撮るのは難しい...

2007-10-30 15:20:04 | 奄美-自然
Butterfly

今日は、珍しくしとしとと雨。最近こんな雨は無かったので、植物も喜んでいるかも...
モダマをもう一度探しに、と思ったけれど、今日は無理...。

昨日は、モダマは見られなかったが、蝶々にはたくさん会えた。
この時期、野山はヤマヒヨドリの白い花がいっぱい。その蜜は、マダラチョウ科の蝶のご馳走らしい。
一番多かったのは、旅する蝶アサギマダラ。

Butterfly4

Butterfly5

でも、マーキングしたものは見つけられず。
相当な数を見たのだが...

と、思ったら、同じ日同じ道でマーキングの個体に遭遇していた方もいた。→こちら

このtさんのブログは『綾蝶(あやはぶら=奄美の方言で「はぶ(ぃ)ら」は蝶)♪てげてげ撮影日誌』というだけあって、本当に色々な種類の蝶の写真があるのだが、自分で蝶を追いかけてみると、その素晴らしさがますますよくわかる...。

きさんのブログも色々な蝶がいっぱい。実際に蝶に会ってみると、ただ会うだけではあんなふうに綺麗に撮れなくて。

アサギマダラの次によく見た、こちらツマムラサキマダラ。

Butterfly3

羽を広げてくれたら、綺麗な紫を写せるのに...と、思って粘ってみたつもりだけど、だめだー。あっと思ったら、もうどこかへ行っちゃって。

↓これはリュウキュウアサギマダラ。

Butterfly6

Butterfly7
羽広げてくれないかなぁ...

はっ!

Butterfuly8

あーーブレたー。

しかし、モンシロチョウとアゲハチョウ(←細かい区分無し)しか知らなかったのに、奄美に来て成長したのう、自分。

なーんて、アサギマダラはつい先日この時教えてもらったばかりだし、昨日も色んな蝶のことをtokorinさんに教えてもらいっぱなし。

もっと綺麗な写真もtokorinさんのところでどうぞ~!







モダマ探し

2007-10-29 23:59:00 | 奄美-自然
Pa290020

昨晩は、ネリヤ☆カナヤのライブに大盛り上がりしたが、今日はアウトドア。
tokorinさんと、モダマの実を探しに。

マメ科のモダマは、サヤが1m以上にもなって、中のお豆も直径5~10cm!うちの坊主の身長よりもでっかいサヤがぶらぶらしているなんて、これはぜひぜひ見てみたい!

ところが、ようやく場所を見つけて二人で探したものの、見つからない。
え~?!今年はあるって聞いたのにー。

ないないない、見つからないよぅ。探し方が悪いのかしらん。
2人で、あっちを見上げ、こっちを見下ろし...

モダマは、絶滅危惧IB類(EN)、近い将来に絶滅する危険性が高い種で、木そのものが大変少ない。
おまけに、毎年実をつけるわけでもないということで、めったにお目にかかれない。

その実は『幸運の豆』などといって、アクセサリーなどに加工されたりして珍重されている。
だから、この豆を盗る人が後を立たないらしい。

Pa290022ここのは、当然採ってはいけない。

盗られちゃったのかな。
う~ん、でも採れそうにない場所にある、ってこちらのサイトにもあったしなぁ。

「予想外の場所」って書いてある。
たくさんある、って書いてある。つい先週のことだ。
やっぱり探し方が悪かったのだろうか...

そうであってほしい。ここへたどり着くにも迷いに迷った私たち。この看板の前も、最初は素通りしてしまった私たち。どなたか、「まだありますよ!」と教えて下さらないかしらん。そうしたら、もう一度見に行ってみます...。

いずれにせよ、採りにくいところなら盗られなくて安心、なんて思うこと自体が悲しい。
手に届くところにあっても、いつでもそこにあってほしいモダマ。
盗ったモダマは『幸運の豆』じゃないですゾ。
きっと祟りがありまする。
私も化けて出るからねー!!こわいぞーー!!

追記:つい先日迄は、この看板近くにもあったそうだがそれは見つからなかったものの、ちょっと違うところにもあるらしい?!近々リベンジ!


秋を運ぶ蝶

2007-10-13 09:30:59 | 奄美-自然
Photo

アサギマダラ? (11日・自然観察の森にて)
青字追記:↑アサギマダラで間違いないそうです。コメント欄で教えていただきました。

虫も植物も詳しくないので、いつも自宅でネットや図鑑とにらめっこ。
アサギマダラは、渡りをする蝶なんですねー。最近、日中はまだまだ暑いものの朝晩とても気持ちの良い気候になって、奄美の秋を感じるようになったのだが、生き物も秋・冬物が登場し始めたようで...
私の『今年見てみたいものリスト』のうち、夏のサクラランやサガリバナ、アカショウビンは目にすることができた。

後は、冬の「リュウキュウアサギマダラ」の集団越冬。

でも、このアサギマダラとリュウキュウアサギマダラは別物で、アカショウビンとリュウキュウアカショウビン程度の違いではなく、もっともっと違うものらしい。

Wikipediaを見ると(→こちら)アサギマダラとリュウキュウアサギマダラは属が違い「少し疎遠な関係」とまで書いてある。

   少し疎遠な関係...
       少し疎遠な関係...

   私とあの人のような。

...って違うか。

それはさておき、リュウキュウアサギマダラは移動性がないが、アサギマダラはこの時期になると毎年奄美に渡ってくるそうだ。
やっぱり自然界も秋に衣替えなのだなぁ~

飛ぶスピードがある程度ある鳥でも、海の向こうからやってくるのはすごいな、と思うが、蝶々はひらひらひらひらと、あの優雅さで船にも飛行機にも乗らず、はるばる海の向こうからやってくるなんて...
風に乗ってくるのだろうが、風に運ばれている時というのはどんなだろう。ひらひら自力ではあまり動かず、紙くずみたいに飛ばされるのかしらん??それとも、グライダーのように羽を広げて、そこに風を受け格好良く飛んでいるのかな。


...でも、冒頭の、これアサギマダラじゃなかったらどうしよう。
ま、そういう蝶々もいるということで(^^;

(気弱~)


ささ、今夜のドラマ『ジャッジ』の前に先週のおさらいをする時間はあるかな~




森を楽しむために

2007-10-12 03:39:10 | 奄美-自然
Mori_3_2
クリックで拡大します↑

何年も土の中で過ごして、うんしょ、うんしょ。
大人のセミに変身するのに選んだのはここ、遅咲きのツルランを見下ろす実の先端。
こりゃまた良い場所をお求めになりましたね~
昨日は、龍郷町の自然観察の森へ。

Mori_2
初めてこの森に来たじいじを案内したかったんダ!

な~んて、ほとんど抱っこや肩車だったけど。
いい加減、自分で歩けよぅ。山道で14kg抱えるのはキツイんだから!

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でっかいナメクジをいたぶる息子。


Mori
クリックで拡大します↑

クモの巣というと、目立たないように張るのが普通だが、これはとってもきれい。このクモがウズグモで、白い渦巻き部分を「隠れ帯」ということをず~っと前に何でもありさんに教えてもらった。

たくさんのルリカケス、あっちにもこっちにもチョロチョロしているバーバートカゲ

今日も、森の中は発見がいっぱいだ。

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先週も、tokorinさんと行ったばかりだが、今日も観察の森の管理人(指導員)さんに色々と教えていただいた。
珍しい植物の場所や、森の中の施設のことやら...冒頭のセミの抜け殻も教えていただいて気づいたもの。

なんとつい先日、森の中で大怪我をして退院なさったばかりとのこと。
事故の場所が携帯電話の圏外で、動けない体を無理に動かし、やっと圏内に移動して、かなり苦労なさって連絡を取ったとのこと。それで、この後のためにと森の中の携帯電話の電波状況を調べて下さっていたのだった。

私たちが安心して森を楽しむために、遊歩道の状態に気を配り、倒木の処理や草刈や、今日のようなお仕事をして支えている縁の下の力持ち。そして生き物にも植物にもとっても詳しく、色々なことを教えて下さる。
とってもありがたいことだ。


今日も最高の眺望! (^O^)v

Photo
(3枚の写真をパノラマの機能でつなげたもの。クリックで拡大してご覧下さい。)

管理人さん、いつもありがとうございます。
どうぞ無理をなさらないで下さいね。お大事に...