![Rurubu_7 Rurubu_7](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/0c/21d2a8f3ea5ff3475db0d68528d2a0c4.jpg)
奄美市名瀬の原生林、金作原(きんさくばる)。
先週、お友達に誘われてこの金作原へ行った。私(と坊主)にとって3回目の金作原だったが、これまでと違ったのは、初めてガイドさんに案内してもらったこと!
案内して下さったのは、ブログでのやりとりでもお世話になっている、観光ネットワーク奄美のmizumaさん。
評判通り、ガイドさんに案内してもらうのは全然違う!
まずは、ルート。我が家の車で行くならば、観光バスと同じ知名瀬からのルートしか考えられないが、この時通ってもらったのは小宿からのルート。
ガタゴトガタゴト... うぉっ!こんな道を?!というわけで、普通車の一般の方にはお薦めできないが、そこは慣れてるmizumaさん。そんなガタゴト道から既にガイドは始まっているから、聞き漏らせない。
![Rurubu Rurubu](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ef/cc0eb6a65c17acbd3e47e8238c8e663d.jpg)
昨秋、同じような時期にもここに来ていたのに、その時は気づきもしなかったことを山ほど教えていただいた。
例えば、ヒカゲヘゴ。
見慣れたヘゴにも、こんな秘密が隠されていたのか!とmizumaさんの説明に「へ~」「ほんとだ~」「知らなかった~」と驚きっぱなし。
中でも、へ~~~と思ったのは、これ。(↓クリックで拡大)
![Rurubu_10 Rurubu_10](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/99/d30b78c225ef2e49e2c7b1b3484f1ebd.jpg)
![Rurubu_11 Rurubu_11](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/0f/e4f98cea612f3d897fe2d4cd6307f198.jpg)
「まん中は
ヒカゲヘゴの中は、こんなふうになっていたとは!!(追記)→コメント欄にmizumaさんが書いていらっしゃる通り、真ん中は水たっぷりのスポンジ状で、それが切られるとすぐ乾燥して、写真のような空洞に。
他にもキリがないほど感動しまくっていたのだが、この日私が一番森のすごさを感じたのは、こちら↓
![Rurubu_20 Rurubu_20](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/07/ac98061a04a07568183946439a15cb70.jpg)
![Rurubu_15 Rurubu_15](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/8d/7ce25ec591f0711f15cbb6a4a46eaba6.jpg)
鬱蒼と生えている木々は、種から芽を出し育っていったものばかりでなく、こんなふうに倒木の枝が上に伸び、やがて根を張って森を作っているということ。
たとえ台風で倒されてしまっても、逆に1本の木がもっと多くの木に分かれていくとは、これはまさに「転んでもただでは起きない」!
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観光で来た人はもちろんなのだが、私はむしろ島ッチュにこのガイド付きツアーを一度体験してほしいな~と思った。
「お金を払って、森に行くなんて」と思うことなかれ。
身近にある、奄美の森の素晴らしさを再認識すること請け合いだ。
私が奄美に来て感じたことは、島の人の奄美の自然に対する評価の低さ。
海については、その恵みも得られることもあって自慢のひとつになっている感はあるものの、野山については、「ハブがいるかもしれない薮でしょ~」というような感じで。
「森はよく知ってるよ」という人も、きっとガイドさんからの説明を聞くと、目から鱗がいっぱいだと思う。
観光ネットワーク奄美のホームページはこちら。
その中の、金作原のツアーについてはこちら。
お薦めですよ♪
なお、ヘゴの切り株は 枯れているので空洞 でして、生きている時は水分をたっぷりふくんだスポンジ状の組織が詰ってます。
枯れるとすぐ腐ってしまうんです。
ようやっと時間がとれてFORTUNEさんとこに参りました。
で、こんなエントリーで私は本当に嬉しい!
思うんです、奄美のブログで奄美の自然や伝統文化を紹介している人って島の人より外部の人の方が多いような気がするのは、私だけかな~なんて。
もっと紹介してくださーい。楽しみにしています。
(私も知らなかった、ヒカゲヘゴの中身!)
しかも空洞とは!
私も金作原何度も行きましたが、いつも自分達の車で。それだけでも感動ですから、ガイドさんからいろいろ教えて頂いたらもっと感動なのでしょうね。
ガイドつきでまた行ってみたいなぁ。
初奄美にて、わたしもお世話になりましたが、そのときは左源太さん寄り道はなかったです(その前に見に行ってました)。観光名所だ!(・・・は、ないですね)
そうでした!ちゃんとそう説明していただいていましたのに!
申し訳ありません。
あー、色々聞いたお話をどんどん忘れていく...
また違う時期にもぜひお願いしたいと思いました。
次はメモ帳を持っていかねば...
本当にありがとうございました。(昨日も!)
★ぱちやんさん★
>私だけかな~なんて。
いえ、前に全く同じ話題が上った気がします。
島人でブログをやっている方も、(観光業を除くと)Uターン組の一度島を離れたことのある人が多い気がしますよね。
(そういえば、左源太さんも!藩命だったんでしょうが、あの視点は島の外の人間だからこそですね)
私たち島外の人間からすると、驚くこと・素晴らしいと思うことがいっぱいで「見て見て見て!」と発信したくなりますが、やはりそれは島外と比較してそう思うのであって、島人は島に対する知識は深くても、その素晴らしさには気づかないのかもしれないですね。あと、「島人のおくゆかしさ」というのもすごくあると思います。主張しない島民性というか...
で、私なんぞはよくいい加減な情報を垂れ流すので要注意です。↓
生きたヘゴの中身はスポンジ状なのでした(mizumaさんのコメント参照)
★ハビゴンさん★
何度もいらしたことがあるんですね、金作原。
ならばガイドさんに色々教えてもらうと、感動も新た!になると思います。
島にいるとなおさら「わざわざガイドさんつけてまで」と思うのですが、島外のお友達が来る前に、案内の予習でとか、何か機会を見つけてぜひ一度体験なさると良いと思いますよ~
★bizaさん★
ですです、それで小宿です^^
おぉ、bizaさんも金作原ガイド体験済みなんですね!
mizumaさんに教えてもらわないと、左源太さんのおうちなんてわからなかったです。この前は車中からだけだったんで、今度はゆっくり降りて見てこようっと。
南島雑話・左源太さんの知名度は低いですねぇ。奄美パークとかでも、もっとたくさん紹介してくれたらいいのにー。あのイラストとか、かなりインパクトあると思うんですけどねー。
森が枯れると、即海に影響がありますし、行政側の意識の低さには正直驚きます。そのわりに、世界遺産を目指す!と言うし・・・。
沖縄のようになってしまう日が、近いかもしれないですね~。淋しい事です。
確かに森は海に直結しているんですよねー。
生態系への影響も行政の意識はいまひとつみたいですし。
この日もmizumaさんが、林道の整備と銘打ってチョウたちの好物の草が刈られてしまうとおっしゃっていました。
世界遺産登録前にすることがあると思うのですが...
「オロロンもよ、昔と比べればたいした数がへっただ」
「半分に?」
「とんでもねえだ。十分の一・・・いんや、それ以上だな」
「そんなに!」
「驚くことはあんめえ。それが時代の流れだモナ」
「...でも」
「それはよ、何とかせねばなんねえと考えるものもいるべさ。したがよ、何とかせなけんばなんねえのなら、島のもんが欲しがるものをよ、外の世界のものがつくってはなんねえのでねえか」
「まあな、のんびりと暮らせんくなってるだよ」
中略
「うんうん、そだべな。人間が罰さ受ける時代がよ、そこまできてるだよ。」
日本中、あちこちに貴重なものがあり同様の問題も。
住民の生活との共存はどうすればよいのでしょうね。
多くの人が、訪れて評価して意識を高める一方でダメージを与えないのは「ハブがいるかも知れないヤブでしょう」と行かない人だったりする矛盾もこの先には発生するかもしれません。
忘年会の酒の勢いで書きましたが、やっぱり的を得ませんね。
参照本:オロロンの島 天然記念物の動物たち 昭和57年
TVでは怪人に見えるムツゴロウさんです。1巻に7編ほど収録。9巻ぐらいありアマミノクロウサギの取材の収録巻も。廃版は残念。
はっきり言えるのは....「3億はもらった!!」
うーん。難しい問題ですね。でも、ほーげっちゅさんのおっしゃりたいことはなんとなくわかるような気がします。
私なんぞが気軽に「シマッチュにもこのツアーを体験して」「もっと森の評価を」なんて書いてしまったものの、確かに「ハブがいるかもしれない薮」と思って入らない人が一番森を傷つけていないのですものね...
だから、みんなこの素晴らしい森を見に来て!と気軽に誘ってはいけないのかもー。
ただ、直感で思うに、ただの薮だと思って近づかないだけなら良いのですが、「ただの薮だからつぶしてしまってよい」という発想にはならないのか?! そこでいらない道路を作ったり、山を削ったりすることをなんとも思わずにやってしまう人もいるのではないかー。
先日、きさんと悪路ツアーをしたときに、「なんでこんなところに?」ってなところにガードレールや舗装道が突然出てきてびっくりしました。
...てなぐあいに、私も長々書いてしまいましたが、もしかしてお正月で帰省中でいらっしゃるかもしれないですね?そんな気がしてきたー。
どこかですれ違うかも(^^)
その為には避けられない現実をクリアしなければです。私とて、林道走り回ったりして口だけ。個人のやれることは知れてます。
今、日本の林道で10km未舗装が続く所はほんの僅かです。
以前、行った乗鞍や知床は交通アクセスが規制されました。
ニホンカモシカの食害で悩まされた地域は、「カモシカを守ろう!言う都会の人、ホナ、貴方、妨獣ネット張りなはれ」制度を試したり。
住民は自然と折り合って生きるしか術はなく、でも自然は”守らねば”でなく”守る”という行動をおこさねばならない時代になったのでしょう。
大きな声の出せる海の番人、山の番人と外国のような正しい行動のできる組織(行政?)が必要なんでしょうかねえ。
前回コメント書いて、寝たら乗り遅れると思い出発まで起きてました。
数時間後、親父と忘れた傘を取りに中央公民館へ。夕方、ふと、気付くと二人で秋名の港に座ってましたとさ。