3日に発表された全米を網羅するISM製造業景況指数は、57.2と高水準で、環境が整っていれば追加利上げを考えるような好調さを表す内容だった。しかし、高水準ながら7ヵ月ぶりに前月を下回り、個別項目では生産指数の落ち込みが目立った。
昨日のNY市場は、この結果が判明した後に直ぐに長期金利の低下が始まったが、おそらく市場は米製造業センチメントがピークアウトした可能性を懸念しているものと思われた。過去7年にわたり好調に推移して来た米自動車販売が、ここにきて頭打ちになっている(3ヵ月連続で減少)ことも、市場関係者を警戒させているものと思われる。
その中で、電気自動車のテスラの販売が、1-3月期に69%伸び、それを好感し株価は上昇、時価総額(487億ドル)でフォード(455億ドル)を抜いたのが話題となってた。次はGM(512億ドル)超え・・・だと。株価は将来性を織り込んで買われるので、時価総額の差が、そのまま現在の企業規模の違いを映すものではないが、ガソリン車・ヂーゼル車から電気・燃料電池車へという方向性を示すものではある。貴金属市場では、プラチナ、パラジウムの需要に関係するものだが、足元は別として相場の先行きのセンチメントに影響を与える要素となる。
本日も米国関連では、耐久財受注などハード指標の発表が続く。
いよいよインドの需要期に入っている金は、NYに入る前に1260ドル台に乗せた。2月27日来のこと。200日移動平均線が位置してるところでもある。
本日、中央大学硬式野球部、春のリーグ戦の初戦完封勝利。阪神タイガースは3連敗。