goo blog サービス終了のお知らせ 

亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

足元を固めて

2006年06月27日 23時41分33秒 | 金市場
昨日も書いたのだけど今週はFOMCに尽きるのだが、イベントを待つ心持はみな“材料出つくし”状態を待っているわけ。しつこい様だが、波乱は期待に違えるような結果の発表、ないしは発表内容は期待に沿ったものの改めて考えるとこの先は大丈夫か?という疑問が沸き起こる事態。早い話が、市場の評価の問題となる。どちらが発生の確率が高いかというと後者だろうね。

金市場については、急落過程で書いたがETFの残高が(派手さはないものの)コンスタントに増えている。NYコメックスを基盤としアメリカン証取上場のバークレイズのiSharesGOLDの41㌧を含めると全体で505㌧にもなって来た。これでも当初のこの商品の企画者からすると“まだまだ”ということらしい。目標とする残高は非公式ながら3000㌧程度らしい。仮にそこまで行くとすると、需給への影響度は絶大で、まぁ需給上で起きる金市場の構造改革のような話といえる。一般的に構造改革はそう簡単には進まない。進まないけど(時間の経過から振り返ると)知らない内に進んでいるというのが、否、進んでいたというのが、現実の姿なんだろう。何事につけ、そういうことだよね、ここで改める必要はないだろう。亀の歩みに似たり。足元を固めないとね。流れを察して価格の足は速くなるということも。時は流れ市場も変わると言うことか。目を啓(ひら)こう。

明日は久々、日経CNBCの昼12時からの「マーケットエクスプレス」で10分ちょっとの時間をもらいました。メイン・キャスターは中嶋さんといってかつて山一のロンドン現法のトップだった人。これはそれなりに緊張ものなのだった。ヤツに声を掛けて失敗じゃなかったと言われたいしねぇ。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早いもので6月最終週 | トップ | シィ~~~ン »
最新の画像もっと見る

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
マーケットサイズは? (札幌ken)
2006-06-28 22:04:46
素朴な疑問・計算するとわかるのかもしれませんが、金のマーケットサイズは如何ほどなんでしょう?オリンピックプール2杯分を現在の時価と掛ければでるのでしょうけど。それと、日本の株式市場のマーケットサイズ・もちろんアメリカ株式市場のマーケットサイズをぜひ知りたいです。仮に現在500トンのETFから3000トンになるとドルベースで金はいくらになるのでしょう?おっしゃるように「市場速度」が早くなりました。甲子園いいですね。私は7月4日5日名古屋です。みそかつ?きしめん?みそ煮込み?お土産は「ういろう」かな?
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事