先週末の金市場で注目を集めたのは、注目指標のひとつ9月の米小売売上高の結果とそれに対する市場の反応・・・・ではなく、CFTC(米商品先物取引委員会)が発表する建玉(ポジション)の状況だった。発表の時間帯が、NYコメックスの通常取引が終了した後になるので(日本時間の土曜日の早朝)、結果は週明けの取引に反映されることになる。
先週末土曜日の朝に、大阪でのセミナーに出かける前に自宅でチェックした結果には、相応に驚きがあった。というのも自分の予想以上にネット・ロング(買い越し残)が減っていたからだ。前週に4万6396枚と重量換算にして144トン(1枚=100オンス)とまとまった減少を見て、かなり整理が進んでいるとの感触を得たが、さらに前週以上の5万枚超減っていたのは意外だった。具体的には重量換算で156トン減った。これで2週間で合計300トンもの減少となる。この間に価格は、1330.4ドルから1255.9ドルまで75ドルほど下げたことになる。
この数字は、10月11日時点での話だが、ちょうど12日のNYコメックスの値動きをとらえ13日に「9月の米雇用統計の発表を前に活発化したファンドの買い建て取引(ロング)の解消に伴った売りは、すでに一巡しており、足元で目立った売り圧力が後退しているという捉え方ができよう」と、市況分析のメルマガに書いたが、まさにデータがそれを示したことになる。ネットロング607トンという数字は、7月初めの過去最高値(983トン)からは、4割近く減ったことになる。
この間に金ETFの最大銘柄「SPDR(スパイダー)オールド・シェア」の残高は、2.4%(23.82トン)の減少にとどまっていた。過去2週間では、逆に10トン程増加している。今週も重要指標の発表とFRB関係者の発言が続くが、やはり先物市場のいわゆる“weak-long”の振い落しは終了したということになる。
先週末土曜日の朝に、大阪でのセミナーに出かける前に自宅でチェックした結果には、相応に驚きがあった。というのも自分の予想以上にネット・ロング(買い越し残)が減っていたからだ。前週に4万6396枚と重量換算にして144トン(1枚=100オンス)とまとまった減少を見て、かなり整理が進んでいるとの感触を得たが、さらに前週以上の5万枚超減っていたのは意外だった。具体的には重量換算で156トン減った。これで2週間で合計300トンもの減少となる。この間に価格は、1330.4ドルから1255.9ドルまで75ドルほど下げたことになる。
この数字は、10月11日時点での話だが、ちょうど12日のNYコメックスの値動きをとらえ13日に「9月の米雇用統計の発表を前に活発化したファンドの買い建て取引(ロング)の解消に伴った売りは、すでに一巡しており、足元で目立った売り圧力が後退しているという捉え方ができよう」と、市況分析のメルマガに書いたが、まさにデータがそれを示したことになる。ネットロング607トンという数字は、7月初めの過去最高値(983トン)からは、4割近く減ったことになる。
この間に金ETFの最大銘柄「SPDR(スパイダー)オールド・シェア」の残高は、2.4%(23.82トン)の減少にとどまっていた。過去2週間では、逆に10トン程増加している。今週も重要指標の発表とFRB関係者の発言が続くが、やはり先物市場のいわゆる“weak-long”の振い落しは終了したということになる。