今日は午前10時過ぎから午後5時半まで、都内丸の内の日本工業倶楽部の5階セミナールームに詰めていた。1年に一度のthe longest day。ある研修会の講師役を受けており、その対応。以前は終盤に声がかすれることがあったが、今回は問題なし。終わったら、結構疲労感はあるものの、ぐったりというほどでもない。
さて、今朝はFRBのパウエル理事の発言が、ヘッドラインを飾った。50%の確率としながらも「9月に利上げを開始し、12月に追加利上げを行うというのが私の予想だ」と述べたとか何とか。しかし、そもそもFOMCでは、これまでになく意見が割れていることは判明しているので、目新しさはない。タカ派の一人が発言したということ。それでも海外メディアの場況は、利上げ観測の高まりとか何とか・・・報じ、それゆえ金が下がったというような記事。
このところいつも思うが、ゼロ金利状態では政策手段を有していないことになるため、中央銀行としては居心地が悪く、FOMCの総意としては早い機会に“利上げはしたい”のだろうと言うこと。出口戦略にともない波乱が起きる可能性があり、市場の過剰反応、景気の過剰反応を恐れている。
今夜はまたまたギリシャが巧妙に先送りに成功した協議が開かれる。市中の銀行からの預金引き出しが続いており、ECB(欧州中銀)は、この日も緊急流動性支援(ELA)枠を引き上げ上限を約890億ユーロ(約12兆4000億円)とした。これで3日連続の引き上げで、それだけひっ迫していることを表す。ギリシャについては、まさにECBのELAがギリシャ金融の生命維持装置という状態。
ドイツ議会幹部はこのELAを批判し、ギリシャは資本規制(預金引き出しや送金の制限)を導入すべきと主張したとされる。はっきり言って(はっきりでなくとも・・・)ギリシャは合理的には破たんしている。それを生かそうとする政治的判断がどうなるかという話。そもそもドイツサイドからすれば、ギリシャのチプラス政権の提示する案は、すべて“甘い”とうことだろう。今夜の決着も難しいんじゃないだろうか。
さて、今朝はFRBのパウエル理事の発言が、ヘッドラインを飾った。50%の確率としながらも「9月に利上げを開始し、12月に追加利上げを行うというのが私の予想だ」と述べたとか何とか。しかし、そもそもFOMCでは、これまでになく意見が割れていることは判明しているので、目新しさはない。タカ派の一人が発言したということ。それでも海外メディアの場況は、利上げ観測の高まりとか何とか・・・報じ、それゆえ金が下がったというような記事。
このところいつも思うが、ゼロ金利状態では政策手段を有していないことになるため、中央銀行としては居心地が悪く、FOMCの総意としては早い機会に“利上げはしたい”のだろうと言うこと。出口戦略にともない波乱が起きる可能性があり、市場の過剰反応、景気の過剰反応を恐れている。
今夜はまたまたギリシャが巧妙に先送りに成功した協議が開かれる。市中の銀行からの預金引き出しが続いており、ECB(欧州中銀)は、この日も緊急流動性支援(ELA)枠を引き上げ上限を約890億ユーロ(約12兆4000億円)とした。これで3日連続の引き上げで、それだけひっ迫していることを表す。ギリシャについては、まさにECBのELAがギリシャ金融の生命維持装置という状態。
ドイツ議会幹部はこのELAを批判し、ギリシャは資本規制(預金引き出しや送金の制限)を導入すべきと主張したとされる。はっきり言って(はっきりでなくとも・・・)ギリシャは合理的には破たんしている。それを生かそうとする政治的判断がどうなるかという話。そもそもドイツサイドからすれば、ギリシャのチプラス政権の提示する案は、すべて“甘い”とうことだろう。今夜の決着も難しいんじゃないだろうか。