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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

弁護士出身のパウエルFRB議長が迎える引き締め局面

2018年09月26日 22時57分02秒 | 金融市場の話題
FOMC接近とともに水準を切り上げてきた米市場利回り。10年債利回りが25日は一時3.11%まで上昇。5月の3.12%に迫ってきた。最終的には押し目買いが入り3.095%と前日の水準近くに戻ったものの、上昇傾向は止まっていない。その中で、25日の金価格はNYの時間帯を通じプラス圏で推移し、そのまま終了となった。ある種の金利耐性が出来てきたかと思わせたものの、さすがに本日のNY市場では金は売り優勢の流れとなっている。ただし、それがFOMCの結果を示唆しているとは限らないのが、経験則が教えるところでもある。

後、4時間余りでFOMCの声明文の発表、さらに経済見通しと、それに続く議長の記者会見となる。これまで4代にわたり経済学者が議長を務めてきたが、パウエル議長は弁護士出身であり、やや政治色を感じさせるだけに、これまでの「正常化」から「引き締め」に局面が変わっている今回の会合で、先行きの見通しをどう示すか。さらに、中国を筆頭に通商摩擦の高まりや新興国経済の乱調など懸念材料をどう分析、判断するか。原油価格も上がっており、FRB議長も発言内容には従来以上に気を使うことになるのだろう。トランプ大統領による、利上げ牽制発言もあったことだし。


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