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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

センチメントの変化でレンジの下限へ

2009年04月02日 22時59分58秒 | 金市場
日本時間の今夜午後9時前、ECB(欧州中央銀行)の利下げが発表されたが、市場予想の0.5%を下回り0.25%の利下げとなった。政策金利はユーロ誕生以来の最低水準となる1.25%となった。折しもロンドンで開かれている「金融サミット」では積極財政を要求する米英に対し独仏が慎重姿勢でどう話をまとめるかに腐心する状況だが、中銀の政策面でもすでに共に国債の買い取りを始めるなど量的緩和策の実行段階に乗り出した米英に対し、これ以上の緩和策に慎重姿勢のECBということになった。さぞやECBの慎重姿勢に非難も高まろうと思っていたが、この時間に伝えられているところでは、理事会後の記者会見でトリシェ総裁は更なる引き下げも排除したわけではないとのこと。東京や香港など(米国に端を発した)目先の景気底打ち機運の高まりを好感した株高が、欧州そしてNYへと回るなか、金市場では利益確定の売りが出ている。いまだレンジ相場ながら、下限を試す動き。環境に変化はないが、センチメントの変化の影響を受けている金市場。
ところで、(このところの市場の注目データでもある)週間ベースの失業保険新規申請件数が先ほど発表されたが、前週から1万2000件増加の66万9000件となった。1982年10月以来の高水準。一貫して伸びている継続需給件数は572万8000件と過去最高を更新。雇用関係のデータは、実体経済に比べ悪化が遅れて現れるとされる(遅行指数)。しかし、雇用の悪化がローン延滞率の上昇、差し押さえ物件の増加という流れを作っているのも事実。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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開幕です (fairlane)
2009-04-03 02:13:27
開幕戦安藤vs石川ですね
土曜が能見vs由規ですか

この開幕三連戦の鍵はキャッチャー狩野です。ヤクルトじゃんじゃん走りますよー

能見はヤクルトは鴨にしてますので、いただければ幸いかと

東京桜も見頃ですね。


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