亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

セミナー参加ありがとうございました

2013年04月21日 23時31分15秒 | 金市場
究極のバブル「金」を語る3時間セミナーに参加いただいた皆様寒い中ありがとうございました。募集枠満席の開催となりました。中には山口、徳島、富山、宮城と遠方から参加いただい方もいらっしゃり感謝です。3時間でもやや時間が足りないという感触は事前にあったものの、やはりそういうことでした。会場の設定もJRお茶の水駅から至便の「ソラシティ」ということと、外にはニコライ堂が見えるロケーション。

本日も取りあげた日本時間の昨日早朝にCFTC(商品先物取引委員会)が発表したNYコメックスにおけるファンドの建玉のデータだが、予想に反し大きな変化はなかった。特に15日の記録的大商いの状況からは、ロングの手仕舞い・・・・というより投げが促され、ショートが積み増しされたと見られ、ネットの買い越しが重量換算で2008年11月以来となる200トン台や200トン割れの水準まで落ち込んだのではないかと思われた。

・・・にもかかわらず、大きな変動はなし。特にグロスのショートは前週の262.7トンから235.74トンに減少していた。過去5年の平均値の100トン程度からは多いが、15日の暴落状態の出来高を経たとは思えないほどの変動のなさ。回転が利いたという理解も成り立つが、非常に不可解。手替わりということならば、株式市場のクロス商いよろしくポジションの移動があったという推論も成り立つが、不可解。JPモルガン・チェースの管理する現物ストックが急減しているなど、この先時間の経過とともに背景が明らかになると思われるが、イレギュラーな下げであったのは間違いない。感覚的には、売り方もよもや1300ドル台前半まで下がるとは思っていなかったのではとも思う。2008年秋のクレジットクランチの際の下げとは環境も内容も全く異なる。いずれにしても、いろんな方向から背景を探ろう。


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