亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

イーグル金貨、売り切れ御礼

2008年08月22日 17時31分52秒 | 金市場
価格の急落で待機していた買い引き合いが急増している状況がインドやアジア、湾岸諸国で伝えられているが、米国でも投資用の金貨の在庫がなくなり一時的に販売中止とのこと。

アメリカン・イーグルコインがそれだが、米国造幣局によると「過去に例のない需要の伸びで在庫が払底」だという。そこで販売を一時的に中止し、在庫形成に努めるというが、急いで鋳造しますけん待ってくれんさいということ。・・・・いつまでもあると思うな買い注文、というと誤解を招きかねないが、その間に価格が上昇すると見合わせる投資家も出よう。

今回の下げは図らずも800ドル割れあるいは近辺での買い引き合いの強さを浮き彫りにしたということは、足元の相場のフロア(下限)を示したことになる。それでも850ドルというこれまでのコンセンサス(共通認識)を下回っていることに違いはない。金市場は、戻り売りをこなしながらメインに米国金融情勢、サブに国際情勢を横にらみしながらの値固め。イーグルコインもどの程度の在庫水準であったのかが問題となる。もともと潤沢に抱えているわけではないと思われる。

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3 コメント

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すみません (ささやか)
2008-08-23 18:23:30
先日「こがねむし」様に別人と疑われて乱暴な言葉遣いをしてしまったと気付きました。ブログの品格落としたようですね。心からお詫びします。
また想定外の金価格下落に自分が混乱してることにも気付かされました。
毎日チャートのパラボリック見てへこんでましたから。
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Unknown (Unknown)
2008-08-23 15:18:01
バフェットさんは、GSEに純資産は何もないといい、一方で5兆ドルの債券は保障されるだろうと言う。要するに米政府の債務が一気に5兆ドル増えるということか?
来週から9月以降の展開が恐ろしいというか何というか…
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金曜日の相場上昇を見て (余世人)
2008-08-23 00:03:30
金曜日の相場上昇を見て。金は100円高で1枚で1000倍で10万円動くので、「金30枚買い建」では、300万円の利益へ動いた。300万円分の「追証はずれ」の分を、取引店から引き出し依頼。水曜日に新規に300万円出して30枚買った人は2日で「出した金300万円が600万円へと倍になった」。K先生の8月20日のコメントは含蓄がある。「そうでしたか、福岡で言葉を交わさせていただいてから、気になっておりました。先物はレバレッジを利かした取引ゆえ、そこに功罪が集約されます。過去1ケ月の値動きはまさにそれを浮き彫りにしました。難しいです」と。余世人はこの2日の戻りで、「損切り」せずにもちこたえている。レバレッジは功罪が集約される。勝てば大きい実りあり。
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