事後報告ですが、本日日経CNBCの5時からの生番組「デリバティブ・ワールド」に登場しました。足元の金市場の注目材料について当方なりに思うことを述べさせてもらった。ポイントは、米国の金融政策に大きな変更は当面ないだろうということ。約1カ月ほど前にロイターのInsightに書かせてもらったが、出口戦略たるものは唱えるだけで実行は当面難しく当座は空手形に終わるということ。結局、あそこで書いたことは図らずも先週のFOMCの決定結果でもあった。やはり出口は遠い。それだけ金市場は底堅い。
バーナンキ議長が「量的緩和」を「信用緩和」と呼ぶことでわかるが、いまだに銀行は連銀(FRB)からの借り入れに頼っている。ディスカウント・ウィンドウと呼ばれる貸出は
足元でも変わらず利用され、9月の1週目でも3200億ドルとされる。通常が月平均で1億5000から3億ドルと聞けば、その異常事態がわかろう。このFRBによる資金供給によって金融は平静を保っているわけだ。この意味するところは、銀行は“非常に稼ぎやすい環境”に居るということだろう。ゼロ金利の調達を行い、それを運用に回しているのだから。余った金が、9月に金市場にも回ったということである。むかし「遠い夜明け」という南アを描いた映画があったが、やはり「遠い出口」。この映画ができた後、南アの夜明けは意外と早くやってきたのだけれど。
バーナンキ議長が「量的緩和」を「信用緩和」と呼ぶことでわかるが、いまだに銀行は連銀(FRB)からの借り入れに頼っている。ディスカウント・ウィンドウと呼ばれる貸出は
足元でも変わらず利用され、9月の1週目でも3200億ドルとされる。通常が月平均で1億5000から3億ドルと聞けば、その異常事態がわかろう。このFRBによる資金供給によって金融は平静を保っているわけだ。この意味するところは、銀行は“非常に稼ぎやすい環境”に居るということだろう。ゼロ金利の調達を行い、それを運用に回しているのだから。余った金が、9月に金市場にも回ったということである。むかし「遠い夜明け」という南アを描いた映画があったが、やはり「遠い出口」。この映画ができた後、南アの夜明けは意外と早くやってきたのだけれど。
新し好きなので、最近はネット証券でETFを買ってます。安い時だけ毎日積立みたいにボチボチと…。
でもETFの難点は「金庫が遠い事」。金の保有を楽しむ事ができない、株と一緒でバーチャルな世界、少し味気ないです。