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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

東京は梅雨寒だね(ロンドンの住宅上昇が鈍っている)

2005年07月09日 14時39分45秒 | 金融市場の話題
米国住宅価格への関心が高まり最近では「バブルの懸念」ではなく「懸念」が取れて「住宅バブル」との表現が増えてきた。こうなると周りがバブルと認めるものが、果たしてバブルなのかという疑問が出てくる。今回のロンドン同時多発テロの金融市場への影響が軽く済んだのは過去4年余りの間の学習効果によるが、ならば米国住宅バブルもバブルとの認識と具体的な対応策の立案で、その影響は抑えられるのか。

国内マネーが集中的に回った日本の不動産バブルに比べ国際マネーの環流でもたらされている米住宅バブルはそれゆえ息が長いのは間違いない。持続しているうちに、上昇を正当化する理屈なり分析が出てきそうだ、それ自体がバブルの証かもしれない。テロのあったロンドンは先行して住宅価格の派手な上昇が見られたことでも知られる。1年前は前年比で20%近い上昇率だったが、今年に入り上昇率は急落中で6月は2.4%となった。今回のテロはこの傾向に追い討ちを掛ける可能性がある。ロンドンが先行指標か否かは不明だが、上げるときは先行していたのは事実。資産価格の上昇に頼った経済運営はまず英国から終わるのか、住宅から今度は株式市場にバトンタッチされるのか否か。

6月の前半はあんなに暑かった東京は、このところいわゆる梅雨寒状態。プールも開店休業。西は大雨、水不足がウソのよう。ソフトバンクを見ていると、“これではしゃぐのもなぁ”とついつい思ってしまうのだが、トラは6連勝で2位竜チームになんと8ゲーム差だ。
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6 コメント

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想定外 (猫マンマ)
2005-07-09 14:50:28
やっぱり (^^)



ロシアの星占い師がNASAを告訴・・・・

占いに使うホロスコープ(天宮図)が変化して仕事に障害が出る、人類への大きな損害も懸念されると、約3億ドル(約355億円)の損害賠償を求める訴えを起こし、モスクワ地裁は被告NASA側の代理人が第一回の出廷しなかったとして、今月28日に延期することを決めそうです



NASAの計画費用3億3千万ドルだけど、こんな損害保険には入ってないだろうなァ それにしてもロシア人はStar Wars やDeep Impacts 見てないのかなニャ? 

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骨太の改革 (猫マンマ)
2005-07-09 17:41:13
愛媛の銀行員が営業用バイク(50cc 荷台付)で北京~ウランバートル間4000Kmのラリーに参加とか・・ 営業歴13年の経験で完走すればよしv(^^)v 金山山脈が登れなかったりゴビ砂漠の中でコケたことを想像すると(.. )  NASAのディープインパクト計画に比べれば予算も規模も小さい(同僚友人のカンパ) あまりに日本的な発想ですが、ガンコな銀行よく決断して送り出すものです。

 

これも竹中さんの<骨太の改革>の成果かニャ

ガンバレ「愛媛銀行」!! 
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アハハッ (HHmama)
2005-07-09 19:08:01
猫マンマさんの「愛媛銀行マン」のニュース!私も見ました。

アハハッと笑っちゃいましたが、応援したいなぁ~と思いましたよ

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あっぱれ!! ()
2005-07-09 21:49:12
両方のニュースとも知らなかったけど、まず猫マンマさんは近くに居て欲しいくらいのニュースウォッチャーだ。というのも見る軸に決まった視点を感じます。まず、そんなことを提訴された裁判所はどうするんだ!!提訴した方に(確か、そう、記憶はあやふや)立証責任があるとする、とどう立証するんだ!しかし、こういう話は好きですよ。これくらいの余裕があっていいではないか。と。実務ベースで考えれば冗談じゃナイ、ということになりますが・・・・。あとね骨太の改革は、この話は。まさにホネブトだ。



昔サハラ砂漠をリヤカーを引いて渡った(当時の)青年が居て、そのリヤカーを引いている当人と出会った人を知っているが(当人もサハラ砂漠にいた)それ以来の話ですな。そうか~~愛媛銀行か~伊予銀行じゃないんだよな~なんとなく伊予にはなくて旧愛媛相互にありそうな文化だ~(スマン、スマン)。正直言って自分もこういうことをやってみたかったが、多分決断がつかなかったと思います、くやしいけど。だからこういう人はすごいね。確かに認める方もエライというか、日本企業も余裕というか懐の深さが出てきたのかと・・。しかし、いい話です、これは。HHmamaさんが言うように応援しよう!!!しかし、4000キロを50ccのバイク、燃料はどうする?熱射病で死なないでくれ!
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気になるロンドン (花明り)
2005-07-11 21:56:57
こんにちは。いつも勉強させていただいています。

さてさて、7日のテロは今年の10月から1年ばかりロンドンに行く予定の私にとっては非常にショッキングな事件でした。とは言え計画を変える予定はなく、現地でアパートを探そうとしている私は、ふと今日帰りの電車の中で、そういえばロンドンの住宅バブルもこのテロの影響でだいぶ下火になるのかな?なんて考えていたところだったのですが、このバブルは混乱をきたさず軟着陸できるのでしょうか?

それにしてもここ最近(テロの一時的な影響は除いて)ロンドン株式市場は異常に調子がいいのはなぜなのだろう???とまだまだ未熟者な私は理由がわからず疑問に思っています。

もちろん、テロにも負けずがんばって!との願いはありますが、単に不動産から逃げ出したお金が流れているだけならそれはそれで後が怖いですよね・・・?

その辺りがわかるようにもっと勉強していきたいと思います。

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心配ですね (K)
2005-07-13 06:35:51
でも計画は変えたくないという気持ちはわかります。となると「花明り」さんの周りの方のほうが心配するんでしょうね。先週、ロンドン地下鉄だけで3000ヵ所以上監視カメラが設置されていると聞いて驚きましたが、今朝のニュースでは犯人が特定されたとのこと。画像の解析を進めていたのでしょう。住宅価格の下落は家賃の下落となりますので、少しは安くなるかも。言えるのは、ますますセキュリティ上の規制が強まりそうですから監視社会化は進み、その点で面倒を感じたり、憤慨することもあるかも知れないですね。市当局としては安全のため我慢してくれ、ということになりそう。住宅価格が下がっても金余り環境に違いはなく、それが株に向かうという見方もあります。
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