この日の米1月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.7%上昇、前年同月比6.0%上昇と、いずれも市場予想を上回った。変動の大きい食品やエネルギーを除いたコア指数は前月比0.5%上昇、前年比5.4%上昇とやはり予想を上回った。14日に発表された消費者物価指数(CPI)と同様にインフレは鈍化基調を維持しているものの想定された以上に落ちるペースが遅いことが明らかになりつつある。それとも、一時的なものか。昨日は週間ベースの新規失業保険申請件数も、増加予想のところ1000件減の19万4000件となり、4週連続の20万件割れで労働市場の底堅さを改めて示した。
2月に入って以降の堅調な各種統計を踏まえ、市場では3、5月に続き、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)でも利上げが実施されるとの見方が織り込まれつつある。さらに、利上げ幅を0.25%から再び拡大させるとの見方も浮上し、米10年債利回りは一時3.867%と昨年12月以来の水準に上昇。ドルも買われ、ドル指数(DXY)は一時6週間ぶりの高値となる104.234を付け103.856で終了した。利上げ幅の再拡大は、市場へのネガティブインパクトが大きすぎてできないと思う。
いずれにしても、2月のFOMC当日まで市場を支配していた今回の利上げサイクルの上半期終了観測は大きく後退することになった。経済トレンドも相場同様、下落トレンドの中での反発や、踊り場など様々なステージがあるが、ここまで堅調な結果発表が続くとFRB同様に内容に従うほかあるまい。1月のデータは出来すぎのように思われるが。。。
NY金は押しても終盤に買い戻されるパターンが続いている。そうは言うものの、下値を切り下げる展開が続ている。1800ドル接近局面は押し目買いのポイントと思うが、どうなるか
2月に入って以降の堅調な各種統計を踏まえ、市場では3、5月に続き、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)でも利上げが実施されるとの見方が織り込まれつつある。さらに、利上げ幅を0.25%から再び拡大させるとの見方も浮上し、米10年債利回りは一時3.867%と昨年12月以来の水準に上昇。ドルも買われ、ドル指数(DXY)は一時6週間ぶりの高値となる104.234を付け103.856で終了した。利上げ幅の再拡大は、市場へのネガティブインパクトが大きすぎてできないと思う。
いずれにしても、2月のFOMC当日まで市場を支配していた今回の利上げサイクルの上半期終了観測は大きく後退することになった。経済トレンドも相場同様、下落トレンドの中での反発や、踊り場など様々なステージがあるが、ここまで堅調な結果発表が続くとFRB同様に内容に従うほかあるまい。1月のデータは出来すぎのように思われるが。。。
NY金は押しても終盤に買い戻されるパターンが続いている。そうは言うものの、下値を切り下げる展開が続ている。1800ドル接近局面は押し目買いのポイントと思うが、どうなるか