亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ボラティリティが上がった株式市場

2014年09月27日 23時07分02秒 | 金市場

前日の急落から一転してNY株は急反発となった。発表された経済指標は良く、4-6月期の国内総生産は前期比年率4.6%のプラスで改定値から上方修正された。後は9月の消費者信頼感指数(ミシガン大学)は市場予想を若干下回ったものの84.6となり、2013年7月以来の高水準となった。

この2つの指標を受けた市場で反応が良かったのは為替相場・・・ドルだった。結局たいした調整を経ることなく主要通貨に対し再び騰勢を強めることになった。前日は株価の大幅安を受けてファンドの買戻し(ショート・カバー)の動きに朝方の安値から反転していた金だったが、結局売り直されることになった。それでも下値には買いが見られることから一気に1200ドルを下に試すということにはならなかった。

昨日、NY株安について書いた際に「これからもこういうタイプの下げが時折やって来るのだろう」とした。それが一転、急反発というわけだが、NYダウで見れば今週は5営業日すべてで前日比3ケタの値動きになっており、26日の反発は前日に2%近く下げた割には力強さに欠けたといえそうだ。したがって金も最終的には時間外で少し買い戻される・・・というより下げ幅を削って終了となった。株式市場の値動きは大きくなってきている。

昨夜最後に書いた、ビル・グロースの移り先のジャナス・キャピタルは43%高で終了。それだけ買い上げる意味はあるのだろうか。



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