金市場、青ハンカチならぬ「白馬の王子」

今週はいろいろ疲れたので、本日は週末のノリでいきましょ。週末ＮＹ金劇場。
月初めの取引が2日に始まるのを「2日新甫(しんぽ）」と呼ぶが、いわゆるアノマリー（明確な根拠を示すことはできないが不思議と実現する経験則という意味合いの言葉）のひとつに「2日新甫は荒れる」というのがある。若き（ハハハ）証券マン時代に目にしたときは、ふぅ～～ん、と思ったもんだけど記憶の片隅に残り2日新甫の月になると必ず「荒れるのかね？」と思い出す言葉でもある。もちろん今月もそうだったのだが、その通りになってしまったわい！。。。考えてみれば2日新甫の月は、13日は金曜日になるのだった・・・というのは余談だけれど昨夜のＮＹ市場は、恐怖のジェットコースター「ホワイトサイクロン」並みだった（といっても乗ったことはない。巨大コースターにもかかわらず木製なのでガタガタ、ミシミシというアナログ振動もあっていつ壊れるのかと恐怖感倍増らしい。正直言って個人的には絶対乗らんけどね・・）。いずれにしても576ドルの寄り後にＮＹコメックスは564.5ドルまで。スポットなど550ドル台まで恐怖のフリーフォール。
「悪魔が来りて笛を吹く」状態の再来が頭を過ぎった面々も多かったことだろう(((; ゜д゜)))。ひとつのファンドの売りらしいが、恐怖効果は満点で市場内のムードは前日の安心感から暗転。そのままロング一派はウツウツと暗い週末を迎え、ショート一派は笛の音に小躍りしながらニコニコと遊びに出掛けるはずだった。

・・・だったのだけれど、そうはナランのが人生の面白いところで、なんと！！引け間際になって青いハンカチならぬ「白馬の王子さま」が突如表れて、あれよあれよと30分余りで12ドルも買い上げて、「今日は何かあったん？」といいながら（・・かどうかは、ワカランが）引き上げて行かれたのだった。。m(._.)m 謝謝！こうしてＮＹコメックス劇場は、寄り引け同値近辺の前日比1.3ドル高で表面的には何事も起きなかったような顛末とあいなりました・・・・。Hopefully thinking（希望的観測）ではＷボトム形成となるが、日柄では、まだまだ安心はできまへんぇ～となる。ただね、事情通がいうにはリオドセなど南米鉄鋼株が上昇を始めると後追いで金が上がるという、まぁこれもアノマリーやねぇ、、があるんだと。その鉄鋼株が一昨日から上昇中。銅も上がり始めてるしね。。

この週末（7日、8日）に東京国際フォーラムにて「ＦＰフェア２００６」というのが開催されているんだけど、そこの田中貴金属のブースで「（ＦＰのための）ゴールド・ガイドブック」という小冊子が無料配布されている（ハズ）。これ、ええよ～。行かれる方は、ゲットされよ。・・・実は自己宣伝なのだ（ハハハ）・・スマンスマン。。