飛鳥への旅

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中将姫説話コレクション6:「菱川師宣美人絵」(一部)

2009年11月02日 | 中将姫伝説を訪ねて
 天和3年(1683)の「菱川師宣美人絵」の一部。(大正3年摺りの複製)
 菱川師宣(ひしかわもろのぶ ?~1694)は江戸前期の浮世絵師。 
若いころに江戸にでて、隆盛期の江戸の出版界で版本の挿絵画家として活躍をはじめ、1672年(寛文12)、最初の署名本として「武家百人一首」を刊行。「浮世絵」という言葉がはじめて登場する80年前後に、その中心的な作家として、100種以上の絵本、挿絵本、50種以上の枕絵本をのこした。肉筆画には有名な「見返り美人図」がある。


(詞書:大和たへま山中将姫と申奉るはかくれ美女の宮にてましますが若き御時より仏法修行におもむかせ給ひつつ・・・)
中将姫が蓮糸で曼荼羅を織る場面。飛天や迦陵頻伽(かりょうびんが)が周りを飛んでいる。

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