飛鳥への旅

飛鳥万葉を軸に、
古代から近代へと時空を越えた旅をします。
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万葉アルバム(関東):群馬県、高崎市 高崎自然歩道 14地点:根小屋城址への分岐点手前

2013年12月14日 | 万葉アルバム(関東)


伊香保ろの やさかの堰手(ゐで)に 立つ虹(のじ)の
現(あら)はろまでも さ寝をさ寝てば
   =巻14-3414 作者未詳=


 伊香保の高い井堰の上に現れる虹がはっきりと見えるように、人目につくまで一緒に寝ていられたらなぁ。という意味。

かなり露骨でエロっぽい歌であるが、民謡的で素朴さが感じられる。

「伊香保(いかほ)ろ」は群馬県の榛名山周辺をさす。「夜左可(やさか)」は地名であろうが、所在不明。「井手(ゐで)」は水をせき止める設備。「虹(のじ)」はニジの上代東国方言。

 この万葉歌碑は群馬県高崎市の高崎自然歩道、マップ14地点:根小屋城址への分岐点手前に建っている。