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産む機械

暴言の余波はどんどん大きくなって、とうとう与党内部からも、罷免の声があがるようになったようです。

最初にこのニュースを聞いたとき、選挙の年だしすぐに大臣が首になってお開きだな、と思ったものですが、何故か首相は大臣をそのままにしております。

ニュースで問題の発言を聞いていて思ったのですが、わざわざ「産む機械」などと言い換えなくても、そのまま――
「一人の女性が生涯に産める数は決まっているので、頑張ってもう一人産んで欲しい」
――と言えば済むことだったのです。

それをわざわざ機械に例えたりするのがおかしいですね。
この発言には、ベテランの与党議員の、人を人とも思わない傲慢さが、くっきりと浮き出ているようです。

例えば、阿部首相には子供はいなかったと記憶しておりますが、それだと日本のファーストレディは「壊れた機械」ということになります。

女児一人だけしか産まずに、皇室の存続を危うくした、雅子様に至っては「欠陥品の機械」ということでしょうか。

どんな形であれ、人間を機械に例えるなど、あってはならないことだと思いませんか。

こんな政治家ばっかりだから、残業代カット法案なんてものが出てくるのでしょう。ちなみに選挙が終わって自民公明が与党で残ったら、この法案はかならず通るはずです。

派遣社員が増えて、ブルーカラー労働力の搾取構造が定着した今、今度はホワイトカラーの正社員から労働力を搾取するための法案です。

詰まるところ、国民のための法案ではなく、自民党にとって大きな献金先である大企業のための法案です。

今度の選挙でどこに投票するのか、我々は胸に手を当てて、真剣に考えなければならないでしょう。
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