アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

ちょっと火星まで

2011年01月29日 22時56分21秒 | Weblog
数日前にwowowで「南極料理人」という映画を見ました。
一言で言うと、何も事件は起きないのに、面白かったです。事件らしい事件と言えば、越冬生活2ヶ月目(だったっけ?)にラーメンが無くなること……くらいかな。
――まあ、ラーメン無しで半年過ごすなんて、想像できないほどの拷問ですよ。
映画が面白かったので、原作「面白南極料理人」(新潮文庫)――ちなみにノンフィクション――をアマゾンで買って読んでいるのですが、これが面白すぎて、同じ所を何度も読み返したりして……なかなか前に進まない。
昭和基地から千㎞離れた(雪上車で二十日かかって到着します)、標高3千8百メートル(お湯は85度で沸騰)の、ほぼ一年間下界から閉ざされた空間(ドームふじ基地)で、8人の人間(もちろん全員おっさん)が過ごす、というお話し。
ある意味――究極の島流し――ですな。ホントに何も無いんだけれど、面白い。

で、思いついたのは、火星への有人飛行。これって五百日くらいかかるんでしょ。
これも拷問ですよね。
五百日間、延々と続く、逃げ場のない拷問……耐えられる人って、いるんでしょうか?

日本の常識が南極の非常識、なんせドームふじ基地っていうのは、ウィルスさえ生存できない環境だそうで……もちろんペンギンもアザラシもいません。越冬生活中は、食料の補充も不可能、なんだそうで……まあ、ネタバレしちゃうと、中華麺を手打ちしてしのぐらしいのですが……これは、2冊目の「笑う食卓」に詳しいです。
著者は元海上保安員の西村淳さん。
映画も必見、本も必読です。
ま、高卒の私には無縁の世界ですが、ちょっと火星まで、なんて気軽に言えませんよね。

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2 コメント

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見た~~~~い (kasaru)
2011-02-01 08:48:39
お早うございます。

早いもので2月です。

年賀状で苦労していたのが嘘のようです。

この映画とっても見たくて、近所のレンタル屋さんで

旧作になるのを今か今かと待っています。

旧作になると¥80で借りられるので・・・

我が家はもっぱら旧作専門なので、

まだ準新作部門にいるこの映画を

見れずにいます。

本も面白そうですね!?

かおるに進めてみま~~~す。
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いいですよ (もず)
2011-02-01 10:52:47
何も起きないと書きましたが、実は色々あるんです。
もう出オチみたいな感じで笑うしかないモノですので、笑って見て下さい。
このドームふじ基地は標高3800メートル、年平均気温マイナス57度、最低気温マイナス80度、気温がマイナス30度くらいだと暖かく感じるそうで……
こんなところで走り回ったら、死ぬと思うのですが。
何だかみんな元気です。
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