モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年8月9日、羽黒口からの月山1

2024年08月20日 | 月山/羽黒口

月山にはこのところ南側の姥沢からの入山が多かったが、
今回は北側の羽黒山側から入ってみた。
このルートを歩くのは約七年ぶりか(前回はこちら)。
暑い時期なので早い時間帯に登山を済ませようと思い、
今回は秋田市自宅を午前2時に出発した。
しかし月山は遠いものだ。
羽黒口八合目駐車場への到着は約三時間後の午前4時50分だった。
それでも朝早いので駐車場はガラガラ、十数台しか停まってなかった。

羽黒口八合目駐車場の様子



5時10分頃、登山開始。

登山道は初めは弥陀ヶ原湿原の中を通る。
湿原には花がほとんど無かった。
南側に小さく見える月山は山頂部に雲がかかっていた。




北側には池塘越しに鳥海山がかすんで見えた。




無量坂の緩い坂道を登り、振り返ると鳥海山が浮き上がって見えた。




湿原から無量坂にかけて、花は思ったよりも少なかった。

コバギボウシ
 


(右上)イワショウブ


シロバナトウウチソウ
 


(右上)
シラネニンジン


坂道の草藪に絡まっていたのは
ツルリンドウ。




無量坂の途中から、月山を望む。




今日は山頂部に雲が懸かっている。
それが取れることを念じつつ、一の岳に向かう。
振り返ると鳥海山。こちらも山頂に薄雲が懸かって来た(この日、見えたのはこれが最後だった)。




花はずっと少なかったが、一の岳の山頂が近づいたら、ニッコウキスゲが咲いていた。




アザミも多くなって来た。

このアザミはナンブタカネアザミ。

 


「ナンブ」という名なのに南部(岩手県)ではあまり見ない。

月山や朝日連峰など山形県の山で多く見かける。
丈は50センチ程度とあまり高くならず、草地に疎らに生える傾向が有る。
棘は鋭く痛いので触らない方がよい。




次のアザミはウゴアザミ。

 


こちらのアザミは丈が高く、通常1mを越えて、密な群生を作る傾向が有る。

ウゴアザミの密な群生(山頂の神社近く)



アザミが出たのでウゴアザミの花にやって来たアサギマダラを。




登りの時は早朝だったので飛んでなかったが、下山時(午後1時頃)に遭遇した。

他に見た花たち。

ハナニガナ
 


(右上)ミヤマコウゾリナ



マルバシモツケ



クロヅル
 


(右上)キンコウカ

以上。


「羽黒口からの月山2」へ続く。


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