モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

真夏の寒風山は意外に花が多かった。(2024年7月23日)

2024年08月03日 | 男鹿半島6,7月

(本頁は「真夏の男鹿毛無山と本山」の続きである。)

7月23日、男鹿の本山を下りた後に同じく男鹿にある火山の寒風山(355m)に寄ってみた。
このお山は山頂までクルマで行けるので、登山にはならない。
中腹の草原をテキトーに散策するだけだが、今回はヤマユリがいっぱい咲いていた。

ヤマユリ。バックは男鹿本山。



ヤマユリ



ヤマユリ。バックは寒風山山頂。
 

(右上)オオナンバンギセル


ヤマユリを撮っていたら、足元にピンクの花がいっぱい転がっていた。




これはオオナンバンギセル。ススキなどイネ科に寄生することが多い。



今回、花をよく見ようと根元を掻き分けていたら、手指が血まみれになってしまった。

ススキの葉で手指を切ってしまったのだ。
今後この花を相手にするときは軍手をはめるようにしようと思う。

 



このお山は昔から地元の方々が火入れや草刈りなど人手をかけて草原を維持しているお山だ。

そのため他の山では絶えてしまった草原性の草花がいまだに豊富に残っている。
今回他に見た花達を列記する。

カセンソウ
 


(右上)ノハナショウブ


カワラナデシコ



イブキボウフウ
 


(右上)キバナカワラマツバ


オカトラノオとヒルガオ
 

(右上)ヌマトラノオ


ヒメヤブラン



スズサイコはキョウチクトウ科に属する草原性の植物。

地味な花だが、今回は珍しく開花シーン(右下)に遭遇した。

 

小杉波留夫氏の解説(こちら)によると、
この植物は夜に咲き、
花粉を媒介するのはガガンボの仲間だとか。
今回は昼過ぎで曇ってうす暗くなったので、
一部の花が夜と勘違いして開きかけたものと解釈した。

キバナノマツバニンジンはヨーロッパ原産の帰化植物。
寒風山では何故か20年以上前から咲いている。

キバナノマツバニンジン
 

(右上)オガフウロ



オガフウロは男鹿特産のフウロソウだが、ハクサンフウロやハマフウロに含める説もある。



コマツナギ



夏の終わり頃に咲くオミナエシやシラヤマギクも咲き出していた。

オミナエシ
 

(右上)シラヤマギク


山麓の道端で。

ヤブカンゾウ



今回、このお山はへたな高山よりも花が多いなと感じた。

以上。

コメント (4)
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