モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初めての蔵王御釜(2008年8月9日)

2024年08月13日 | 南東北・関東

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)

昨年(2007年)の夏は北海道道東(こちら)や信州霧が峰(こちら)などと、
出不精引きこもりの私には珍しく遠出をしている。

今年の夏休みは貧乏(クルマ修理やガソリン高騰)なので、
当初は実家以外、どこにも行かないつもりだった。

が、それでは一週間にもわたる貴重な時間が勿体無いし、
家族も( ̄も ̄;)ワタシも暑さで煮詰まってしまう。

漠然と秋田より南、ただし涼しいところに金をかけないで
行ってみようかと思い始めるが、そんなうまい話があるだろうか。

休みが間近となった8月7日、
いつもシゴトで使ってる安ビジネスホテルチェーンの空き状況をネットで確認してみる。

すると米沢市のホテルだけ、ツインルームが空いていた。
米沢にただ泊まってもつまらない。

福島まで足を伸ばして(友人の)はまうつぼさんのお店も訪ねてみよう。
折角だから、何故かまだ行ったことのない蔵王や、
昔、ひと夏を過ごした裏磐梯高原なども・・・。

てなわけで、8月9日の早朝、秋田市を後にする。
高速料金を少しでも節約しようと一般道(国道13号線、108号線)を走って、
鬼首峠を越えて宮城県に入った。
よって宮城で最初に見た山岳風景は禿岳になった。

鬼首高原から見た禿岳



その後、国道46号線を東進、大崎市古川から高速道路(東北道)に上がった。

正午頃、宮城県南部の村田町に到着。
西側、蔵王の方角はあいにく鉛色の雲が立ち込め、ダイナミックな山岳展望は愉しめそうにない。
予想通り、蔵王エコーライン(通行料 0円)はひたすら濃霧の中を走ることになるが、
コマクサ平と言う場所に着いたら、あら不思議。突然、雲が割れ、蔵王連峰の枢軸が姿を現した。
ダイナミックな五色岳を望む。有名な御釜はこの山の上にある。




コマクサ平に到着。




コマクサは有るには有ったが、近寄って写真を撮れるような状況ではなかった。  




仕方なくカライトソウで我慢。

 (´π`;)実はこれ、カライトソウではなく、シロバナトウウチソウの赤みのあるタイプだった。

 


(右上)不帰ノ滝



これはイタドリか、はたまたメイゲツソウか。




買っただけ刈田岳の山頂も晴れていた。
刈田岳(1758m)より蔵王連峰の最高峰、熊野岳(1841m)を望む。




アコガレのオカマ御釜に対面するには520円払う必要がある。

御釜(五色岳)と家内



シロバナトウウチソウを前面に御釜(五色岳)






刈田岳や熊野岳周辺はずっと火山活動が盛んだったので、植生はとても貧弱。




ワーキレーッ的なお花畑は皆無だが

よく見ると、コマクサがパラパラと生えている。







秋田駒の大群生を見慣れた目には、かなり物足りないが、文句は言うまい。

此処のコマクサは色白、小顔美人ばかり。

これはシラネニンジンでいいのかな。

 


(右上)メイゲツソウ


シロバナトウウチソウとメイゲツソウ



久しぶりの山形と上杉鷹山公」に続く。

コメント (2)
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