4月1日は隣県、山形のとある山に(主に雪割草の)花見に出かけている。
朝は曇っており(小雨もぱらついた)、鳥海山は雲を被って見えなかったが、
とある山に登っているうちに段々と晴れて来て、山頂から素晴らしい姿を見ることが出来た。
2021/04/01 山形のとある山山頂(A)から。
帰り道はずっと晴れていたので、鳥海山を西側から眺めながらのんびり帰ることにした。
鳥海山は見る角度により、大きく姿を変える山。
各方位から眺めたいろいろな姿は既に「鳥海山十二景(どれがお好み?)」など
幾つかの投稿で報告済みだが、
今回は西側から見た鳥海山を重点的に取りあげてみようと思う。
西側でも南と北、その中間では形が大きく変わる。
眺めたポイントは ↓ のマップを参考頂きたい。
なお今回、一部のポイント(DとG)では撮り逃がしたので、過去のほぼ同時期に撮った写真を使用した。
「とある山」の方角は鳥海山をほぼ真南から見たことになるが、
酒田市八幡町や遊佐町からの角度は南西方向となる。
いわゆる庄内鳥海の姿はこれらの角度から見たものが最もポピュラーだと思う。
ちなみに酒田市中心部から見た鳥海山は八幡町と遊佐町の中間の方角だった。
酒田市八幡町(B)から見ると・・・
右側の鳥海山本体。
少し左側、御浜付近を中心に据えると
左の笙ヶ岳と鍋森付近
遊佐町南部(C)から見ると、八幡鳥海とほぼ同じような姿だが、
山頂部外輪山のかげにちらっと最高峰の新山が見える点が違いだろうか。
右側の鳥海山本体を。外輪山のかげから新山の頂きが見え出す。
左の笙ヶ岳と鍋森付近
同じ遊佐町でも北部の吹浦に近づくと、また形が変わる。
左にある笙ヶ岳(1635m)と鳥海山本体南西側にある月山森(1650m)が前に突き出し、両山が左右の翼のようになり、
中心部に新山と外輪山(行者岳など)が奥の院のように鎮座している。
ちょうど妙高高原から見た妙高山のようだ。
2020/03/30 遊佐町北目(D)から。
ここから北、県境付近はしばし山麓から見えにくい状況が続く。
県境を越えて、秋田に入り、小砂川を過ぎると、また見えて来るが、すっかり違う形の鳥海山になる。
左に突き出したのは稲倉岳(1554m)、そして本体、西鳥海火山と続くが、
左側は非常に険しい姿なのに、西鳥海火山は盾状火山のように緩やかで大きく見える。
鳥海山の姿としては異色の形態ではないかと思う。
にかほ市大須郷(E)から
稲倉岳(1554m)
稲倉岳と鳥海山本体。新山が良く目立つようになる。
鳥海山本体と西鳥海火山
更に北上し、象潟町が近づくと、稲倉岳は本体にすっぽり嵌ってしまうが、奈曽渓谷の急な斜面が前面に出てくる。
鳥海山としては最も荒々しい表情になる。
また庄内地方から見ると、いつも左側に見えていた西鳥海火山が右側に移り、左右の配置が逆になる。
にかほ市奈曽大橋(F)から。
本体と稲倉岳の重なりをアップで。
にかほ市を北上し、旧仁賀保町に入ると、典型的な秋田鳥海の姿になる。
より北の本荘や遠く秋田市から眺める姿もこちらとほぼ同様だ。
2014/04/01 にかほ市田づかみ(G)から。
最後に東側から見た鳥海山を一枚だけ挿入。
2014/04/01 横手市郊外から。
以上、どうでもいいマニアックな話題に長々とお付き合い頂き
ありがとうございました。m(_ _)m
以上。
堪能させて頂きました。
もう、自力では行けないので、
こうして見て楽しませて頂いてます。
ありがとうございます♪
4月1日は晴れの特異日なのか、今年も鳥海山がよく見えました。
コロナ禍で遠出は出来ませんが、
クルマの免許があって、山を歩けるうちは鳥海山詣でを続けたいと思っております。
コロナかの折、バーンと復帰しました。
厳しくも美しい風景、又、ヤンチャ爺がお邪魔しますので宜しくお願いしますよ!(^_^)/
コメントありがとうございます。
東北もコロナ蔓延して来ましたので、遠出出来ませんが、
またよろしくお願い致します。