11月8日は既に旧池田氏庭園で真っ赤な紅葉を眺めている(こちら)が、帰りに角館の武家屋敷も掠めてみた。
コ〇ナが下火になったせいか、平日にもかかわらず、観光客が割といっぱいだった。
以前と違う点はけたたましい中国語の話し声が聞こえなくなったこと。
インバウンドと日本人観光客の違いがよくわかった。
ここの紅葉はカエデ以外の木や実のなる木も多く使われていた。
木の種類はよくわからないが、なかなか奇麗だった。
右上の花は椿、サザンカ、どちらなのだろう。
話をまたカエデに戻して、本レポートを終わりとする。
この翌日から秋田地方は長い雨空になった。
これ以降、私は紅葉を見ていない。今年は角館がラスト紅葉になった。
以上。
(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
4月27日は早朝から家内と二人で角館へ花見に行って来た。
角館そのものは近場なのでちょくちょく来ているが、ここで花見をするのは今回が実質(※)初めてだ。
(※以前、花見期間中にシゴトで町を掠めたことは何度かあるが、花見はしていない)。
よく考えてみたら(´π`;)ワタシは人混みが極度に苦手なのだ。
よって大曲の花火もまだ見てないし、住まっている秋田市の竿灯も20年くらい見に行ってない。
花見時の角館は秋田県で一番混み合う処だ。
今年はカイシャもリタイヤしたし、家内からも強くせがまれていたので、
仕方なく来たような次第だが、人が比較的少ないと思われる早朝に出発した。
8時頃到着。駐車場はまだガラガラだった。
武家屋敷通りの桜(主にしだれ桜)は散り初めと聞いていたが、
前日、強い雨が降ったので、更に促進されていた。しかし見応えはまだ十分だった。
朝8時と言うのに、観光客はけっこう居た。皆さん、ここに泊まられたのだろうか。
武家屋敷通りの桜
武家屋敷通りを一巡し、9時台になったら、目に見えて人が増えて来た。インバウンドの方が多い。
大型バスもドンドン乗り入れ、駐車場はあっという間に満杯になってしまった。
桧木内川堤の方は武家屋敷に較べると、人の数は少なかった。
こちらのソメイヨシノは五分咲きと報道されていたが、行ったらほぼ満開だった。
一枚だけ家内を入れて撮ってみた。
と言ったようなあんばいだった。
角館が混みあって来たので10時半頃をメドに隣の西木へ移動、八津のカタクリ群生地を訪ねてみる。
有名なマゼンタの花絨毯は相変わらずで観光客もそこそこ居た。
カタクリの花絨毯
しかし、近寄ってみると、一様に花が傷んでいた。
これは前日の強い雨のせいだろう。
よって今回はカタクリのクローズアップ写真は諦めた(どうしても見たい方はこちらへどうぞ)。
近くに咲いていたエゾエンゴサクを撮ってみる。この花は傷みも少なく、眺める人は誰も居なかった。
エゾエンゴサク
以上。
(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
今年(2015年)二月の晴れ日には鳥海山や秋田県南の山々を見た(こちら)が、
三月は岩手側、県境付近の山々を見に行った。
撮影は3月16日。最初は雫石町から岩手山。右の鞍掛山にかけてのカーブが面白い。
岩手山と鞍掛山
岩手山は傾斜がすこぶる急で雪が付き難いし、位置的にも雪が少な目の山なので、
このように白い姿で見られるのもあと少し。
山々がよく見えるポイントを探し廻っていたら、偶然にも土樋さんのお屋敷が目に入った。
2009/06/19 土樋ガーデンの一景
でも
今日はお声掛けしてないのでそのまま通り過ぎた(土樋ガーデンの詳細はこちら)。
ここで非合法の参考マップ。
岩手山から左側(秋田側)に目を転ずると、伸びやかな白い稜線が目を引く。
左から秋田駒ヶ岳、湯森山(1472m)、熊見平、笊森山(1541m)、丸森山、三角山の連なり。
平坦部分のアップ。三角山のかげには山上のパラダイス、千沼ヶ原(こちら)がある。
山上にこんなに平坦な地形があることは驚きだ。
国内では珍しい。他には大雪山とトムラウシ山の間の稜線と信越国境の苗場山くらいか。
雫石町から見た秋田駒ケ岳。
秋田駒は秋田側から望むと一転して男性的な風貌に変わる。
仙北市中生保内付近から見た秋田駒ケ岳。
左が主峰の男岳、右の丸いのは女岳。
最高峰の女目岳(お妾さん)はここからは男岳の陰に隠れて見えない。
田沢地区まで北上すると女目岳(お妾さん)の顔が見えるようになる。
左から女目岳(1637m)、男岳、女岳。
正妻(女岳)は女目岳(お妾さん)をけっして許していない。
常に湯気を上げ、約五十年前に噴火した(溶岩を流した)のはその顕れなり。
田沢湖の西側湖畔は秋田駒や他の山の眺めが素晴らしい。
左から荷葉岳(1254m)、乳頭山(1473m)、秋田駒ケ岳(1637m)。
秋田駒ケ岳(1637m)と左奥に乳頭山(1473m)。
秋田駒をアップ。
折角なので早春の田沢湖の他の風景を。
この湖の風景は総じて単調だが、何箇所か素晴らしい風景のスポットがある。
ヤドリギのある風景
田沢湖は日本一深い湖なんだと再認識。
御座石神社から、南東方向を望む。
御座石神社鳥居と羽後朝日岳 (1375m) 。
羽後朝日岳は下界からは見えにくい山だが、旧・田沢湖町と田沢湖畔からは割とよく見える。
最後に旧・西木町から見た羽後朝日岳。
以上。
(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
今日は(2015年)12月24日。クリスマスだと言うのに、この陽気はいったい何なんだろう。
一説ではエルニーニョのせいとも言われ、全国的にも暖かい日が続いている。
雪国秋田でクリスマスに雪が無く、こんなに好く晴れるのは非常に珍しいことだ。
この日はふだん行かない田沢湖に行ってみた。
田沢湖畔に到着。
わざわざここまで来たのは湖畔にヤドリギの名所?があるから。
ヤドリギは年中、彼方此方で見られるが、夏場は宿主(ホスト)の木の葉が繁っているので見えにくい。
ところが晩秋になり、ホストの葉が落葉すると、このように目につくようになる。
しかも実が成っているので、近寄ってみるとけっこう綺麗だ。
ここはアカミヤドリギばかりだった。
アカミヤドリギ Viscum album subsp. coloratum f. rubro-aurantiacum ふつうのヤドリギ Viscum album subsp. coloratum
ふつうのヤドリギは近くの別場所で見つけた。
折角来たので、田沢湖を半周してみた。途中、湖面に映る山々や林が美しい。
荷葉(かよう)岳
田沢湖から見た秋田駒ケ岳は美しい。
田沢湖湖畔から見た秋田駒ケ岳(左隅に乳頭山)
ただしスキー場が入れ墨みたいだ。
乳頭山
秋田駒をアップで。左から男女岳(最高峰)、男岳、女岳。
この角度からだと、お妾さん(男女岳)は男岳の後ろで見えにくくなり、
男岳と女岳の夫婦山になる。
旧・田沢湖町の郊外から見た秋田駒ケ岳
以上。
本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
5月下旬のとある日、仙北地方にある刺巻湿原に立ち寄ってみた。
ここは4月の中下旬ならミズバショウを見に来るお客さんでパンク(今風の言い方だと「密集」)
する場所だが、それが終わってしまえば、モウ誰も寄り付かなくなる。
最盛期の4月21日の様子を三コマ。
ミズバショウの群生
清楚なミズバショウ まるっとしてめんこいザゼンソウ
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ミズバショウはその後、どうなったのか(こんなことに興味をもつ人間は極めて少ない)。
5月下旬のとある日のミズバショウは・・・
これがあの清楚なミズバショウの晩春モードだが、
葉っぱはこの後、さらにでかくなり、長さも1m以上が当たり前になって来る。
ザゼンソウは?
中央部の株がザゼンソウだが、他の葉っぱに覆われてしまい、すっかり見えにくくなってしまった。
春の役者達のその後がどうなったのか確かめることも重要な任務ではあるが、
そうでない花はどうだろう。こちらはオオウバユリ。
葉だけ見たらザゼンソウとそっくりだ。
それ以上に今回わざわざ来た重要なミッションは、
ある種のエンレイソウに会うこと。
それは湿原の奥の方、やや乾いた場所に有った。
フレッシュな時期は通り越してしまったが、まだ見れる。
下の四つ葉はツクバネソウ
白面の美少女、いや衣替えをした女子高生みたい( ̄も ̄;)☆\バキ
このエンレイソウは当初、ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)かと思ったが、詳しい方によれば、
オオバナノエンレイソウ Trillium kamtschaticum とのこと。
北海道では当たり前に見られるエンレイソウだが、本州では岩手や宮城の限られた地域にしか分布していない。
秋田ではたぶんこの湿原だけだろう。
本湿原には、ただのエンレイソウも有るが、ほかのエリアでさんざん紹介しているので、今回は省略。
なおこの湿原の奥のやや乾いた場所には、カタクリの群生地があり、例年みごとな花筵になる。
こちらは別の年だが、5月1日の模様。
こちらも宴の後はホレこの通り。↓
カタクリの実がだいぶ膨らんでいた。 左側にキクザキイチゲの実も見える。
これから咲き出す花&モウ咲いてる花を幾つか
ユキザサの蕾
ホウチャクソウ ナツトウダイだろうか(はたまたハクサンタイゲキか)。
ツクバネソウ 羊歯の仲間とオオバナノエンレイソウ
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さらに一週間後。
マイヅルソウと花後のオオバナエンレイソウ。
ユキザサが咲き出し、カタクリの実はパンパンになって葉は溶け出していた。
こういうカタクリの姿を見ると、
この植物がスプリングエフェメラル(春の妖精/かげろう)と呼ばれる所以がわかる。
これからこの湿原林は長くて暗い夏休みに入る。
以上。