うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

GALAPAGOS 003SH 2.3!

2011年10月17日 00時29分23秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
我がケータイ、GALAPAGOS 003SH (SHARP製)はGoogleのAndroid OSを採用したスマートフォンです。
世界初の3Dモニターを搭載したスマホで、発売された昨年冬時点では最強スペックを誇ったケータイでした。私は発売直後の昨年12月末に購入し、愛用しています。初めてケータイを買って以来11年間、我が実家ではJ-PHONE系のシャープ製ケータイを使うことが暗黙の了解となっているので、去年の秋冬モデル発表会でこの003SHが発表されたときは、「ついにシャープが本格的なスマホをSoftBankから出してくれる!」と狂喜乱舞したものです。
シャープはJ-PHONE系ブランド(J-PHONE→Vodafone→SoftBank)向けに真っ先に本気端末を供給する法則があるのですが、003SHの場合もこれに該当し、発売当時の時点で唯一Android 2.2(発売発表時点の最新OS)を採用したシャープ製スマホでした。また、CPUも他ブランド向けよりも強力なものが搭載されており、既存の日本製スマホの中では最良の操作性を誇る端末として、専門誌でも高い評価を受けていました。
そんな003SHですが、今年春以降はAndroid OSの最新版であるAndroid 2.3を搭載した端末が各メーカーから次々登場し、やや旧式化してきていました。
しかし、そこはスマホの利点、この度シャープによるメジャーアップデートの準備が整い、003SHもAndroid 2.2からAndroid 2.3に更新できるようになったのです。Android 2.3への更新は10月7日から開始されたのですが、私も先日早速更新作業を行いました。その結果、我が003SHは最新型端末に劣らないくらい快適な操作性に生まれ変わったのです。
( ´_ゝ`)←どや顔

さて、Android 2.2から2.3への更新による変化は、Android 2.1から2.2への変化よりはインパクトの小さなものだと思います。例えば、2.2に変わった際にはAdobe Flashに対応し(これにより殆どのWebページをそのまま表示できるようになった)て話題になりましたが、今回はそこまで大きな変化はありませんでした(海外だとオサイフ機能が公式に追加されて結構インパクトがあったようですが、日本製スマホでは以前から付いていた機能ですからね・・)。
なので、私はAndroid 2.3への更新にそこまで期待していなかったのですが、ところがどっこい、実際に更新してみたら端末内での情報処理が相当最適化されたらしく、動作が限りなくスムーズになりました。また、更新内容にはシャープオリジナルの改修も多く含まれており、ソフトウェアキーボードの大型化、ロック解除方法の変更など操作性の改善が成され、全体的にとても使い易くなったのです。
印象としては、完全に新しい端末になったようですね。

と、ここまで文字ばかり書いてきたので、更新作業の様子や旧バージョンからの変更点などを紹介したいと思います。


今回のOS更新作業はデータ量が膨大となるため、通常のソフトウェア更新(3G電波網でデータ受信)とは異なり、無線LANかパソコン経由で行うことになっていました。私は自宅に無線LAN環境を整えていないので、パソコン経由で更新しました。


この時点では、端末情報上のOSバージョンはAndroid 2.2と表示されていました。
なお、この写真の一番下のビルド番号がS1810になっていますが、実はこの状態ではAndroid 2.3への更新は行えず、一度3G電波でAndroid 2.2の最新ソフトウェア(S1900)に更新する必要がありました。


Android 2.3に更新するためのソフトウェア更新を終えた後、さらに003SHをパソコンに「高速転送モード」でUSB接続するため、パソコン側にドライバをインストールする必要がありました(そのまま003SHをUSBで繋いだだけでは「カードリーダモード」でしか認識されないのです)。003SH購入時の付属CDに入っているようでしたが、探すのが面倒なのでシャープの公式サイトから落としてインストールしました。さらにさらに、パソコン経由でのAndroid 2.3への更新には「メジャーアップデートツール」という専用プログラムが必要なので、それも公式サイトからダウンロード。これでようやく003SHとパソコンの準備が完了しました。


パソコン側で更新のスタートボタンを押すと、003SH端末のモニターにも更新作業の進捗が表示されました。


約30分で更新作業は完了、この後自動で再起動し、003SHがAndroid 2.3に生まれ変わりました。


ちゃんと端末情報でAndroid 2.3が表示されています。
思ったよりも難易度の高い作業でしたが、とりあえず無事に終わって一安心。しばらくしてから変更点を確かめてみました。
(Android 2.3への更新でスクリーンショット撮影が可能になったので、更新以降の写真はスクリーンショットで紹介します)


旧ロック解除画面
↓↓

新ロック解除画面

まず最初に気付いたのはロック解除画面の変更です。これまではiPhoneと同様に左から右にスライドする形式でしたが、今回の更新で下から上にスライドする形式に変更されました。公式の説明では、片手で操作し易くするためとされていますが、iPhoneとの区別化が主要因なのかも・・。
なお、今回の更新でロック画面に未読メールや不在着信情報も表示されるようになり、その際に表示されるアイコンをタッチしたままスライドすることで、ロック解除と同時にメール・電話画面に移行可能になりました。これは結構便利です。
加えて、以前は端末起動直後やパソコンとの接続解除直後はSDカードの読み込みに時間がかかり、動作が非常に遅くなっていたのですが、更新後は内蔵メモリ上のデータに限りすぐさま操作出来るようになりました。


旧ステータス画面
↓↓

新ステータス画面

ステータス画面にも新機能が追加されました。
画面の設定をステータス画面から設定できるようになり、一々設定画面を開く必要がなくなりました。


旧キーボード
↓↓

新キーボード

ソフトウェアキーボードのサイズが大きくなり、押し間違いがだいぶ少なくなりました。


旧アプリ一覧画面
↓↓

新アプリ一覧画面

春モデル以降追加された機能である、アプリ一括終了ボタンが追加され、ついつい開きっぱなしにしてしまいがちなアプリ管理がし易くなりました。


写真閲覧について
003SHのデフォルトの画像ビューワも改善されました。


旧画像ビューワ
↓↓

新画像ビューワ

今回の更新によって、dot by dot表示に対応し、画像の一部を拡大したときに鮮明に表示されるようになりました。
また、画像ファイルの表示速度も高速化されたので、デフォルトビューワへの不満がかなり解消されました。


ベンチマーク高速化

今回のAndroid 2.3への更新で体感的にかなり処理が高速化したと感じましたが、それを専用のアプリで数値的に確認してみました。ベンチマークとはコンピュータの性能の指標のようなもので、Androidスマートフォンのベンチマークはここ2年ほどで飛躍的に向上しています。上の画像では、Quadrant Standardというアプリを使って測定した003SH(Android 2.3)のベンチマークスコアを他機種と比較しています。元々003SHのスコアは700から900程度でしたから、今回の2.3への更新で一気に2倍近く処理性能がアップしたことになります。一昔前のAndroidスマホだとiPhoneよりかなりモッサリした動作をしていましたが、これで通常の使用上では殆ど差を感じなくなりました。


自宅での通信速度

ベンチマークを測ったついでに、通信速度も別のアプリで測定してみました。
自宅アパートで寝転がりながら測定したのですが、なんとSoftBankのくせに5Mbps近くも出ていました。もはやブロードバンドです。以前は最速でも1.5Mbpsくらいだったはずなので、いつのまにか結構電波も改善されていたみたいです。


大学での通信速度

ところがどっこい、昼間に大学の研究室で測定したら、一気に一昔前のPHSレベルにまで速度が低下してしまいました。大学という不特定多数が共用する環境なので、基地局の容量が不足気味なのでしょう。がんばれSoftBank!

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