大変長らくご無沙汰しておりました。
もとすけです。
ひとまず、私は元気です。
忙しさや寒さでブログ更新が長期間滞りがちとなっておりますが、色々書きたいネタも溜まってきており、そろそろ本腰を入れて再開しようかと思います。
さてさて、再開第一弾の記事としまして、最近行ったPCモニターの修理記を紹介したいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d8/c0980c3e06a31d38b65cab1451786d07.jpg)
こちらは私の研究用PCのモニター、サムスンのSync Master 204B(2006年製)。我が研究用PCは2台のモニターにメイン画面とサブ画面を表示する、デュアルモニターとして運用しており、そのメインモニターです。
もともとは17inchの4:3画面のモニター1台のみで使っていたのですが、私物の20inch 16:9のモニターを今年1月に追加し、デュアルにしました。それ以来メインモニターとして17inchモニター、サブモニターとして20inchモニターを使っていました。しかし、17inchモニターは小さく、解像度も1280x1024と少し物足りない性能でした。そこで、9月末に廃棄予定だった研究室の解析装置用20inchモニターを譲ってもらい、メインモニターを取り替えたのです。。4:3の20inch画面はかなり大きく、解像度も1600x1200と大幅にアップしました。
ところが、喜んだのもつかの間、先月終わり頃に電源が点かなくなってしまいました・・。そもそも、廃棄される予定だったのも電源不調が原因だったそうで、使用する際には電源ケーブルを何度か抜き差ししないと安定しないような状態でした。
とりあえず、研究室の同僚と一緒に、のび太のママよろしく殴ったり、蹴ったりしたのですが、全く復旧の目処立たず・・。(ま、当然ですが)
仕方がないので、メインモニターは以前使っていた17inchのモニターに戻して当座は凌ぐことにしました。
しかし、やはり一度大画面に慣れてしまうと、ちっちゃい画面はストレスが溜まります。よし、買い換えようと思い、中古品のショッピングサイトを見たのですが、意外に高い・・!同じ機種の場合、今でも1万円以上はするようです。では修理に出すかというと、やはり4、5千円は掛かってしまいそう。。
そこで、だめもとで自力で修理を試みることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/23/2623d9e5e5e5eec61e57e8d02d2f897e.jpg)
まずは、どこが壊れているのか把握するため、分解してみます。
最近のモニターって、コスト削減のために、ねじ止めではなくてはめ込み式になってるんですね・・。修理を前提としていないため、とってもはずしにくかったです。仕方ないので、傷つくのを覚悟してマイナスドライバーで隙間からこじ開けていきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/d2/2aa6b4df6070efdf960c0c18ee9dafea.jpg)
しばらく格闘すると、半分くらい開きました。しかし、結構ストッパーが固く出来ているらしく、画面の周囲全てをこじ開けないと外れませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/87/50957240a1d42fced450ccdcd99d3cff.jpg)
20分くらい格闘して、やっとフレームが外れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/cd/0e96d1c128b3b8a2e1c1431260c648d7.jpg)
画面側を裏返して、背面の外枠を外しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/31/5debdede96df7907e3cac9cfbeb32da1.jpg)
液晶の裏側に付いていた金属カバーのねじを外すと、電子回路が現れました。
左が画像処理、右が電源関係といったところでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/07/16942a5dc92ac15406f7d021d6ffe759.jpg)
とりあえず、電子回路をまるごと取り外してみました。
よーく各パーツを見てみると・・、おや?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f2/92c8c5f6eba261e7909ab8560bc292dc.jpg)
電解コンデンサーが膨らんでる!
一番手前のコンデンサー(25V 330μF)の頭部(防爆弁)が破裂し、液漏れしていました。こうなってしまうと、コンデンサー(蓄電、放電)としての役割は果たせないそうです。
しかも、隣接する2個のコンデンサー(25V 870μF)も頭部が膨らんでいて、結構危険な状態でした。
ネットで調べてみると、これらのコンデンサー、一時期不良品が頻発したメーカー製のようで、Sync Master 204Bもコンデンサー原因の不具合が多発しているそうです。コンデンサーは自力で交換可能な部品で、ネット上でも交換の仕方が紹介されていたので、私もチャレンジしてみることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/5b/9fce519151a8f0afa94f434b88439e80.jpg)
まずは部品を購入。
ススキノの狸小路にある、梅沢無線で25V 330μFのコンデンサー1本と25V 1000μFのコンデンサー2本を購入。この店、コンパクトな店内ながら、品揃えはなかなか豊富で、ちょっとした秋葉原な雰囲気でした。値段はそれぞれ63円と105円/1本で、思いのほか格安。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/7d/e2275f799e4bf016aa89b880bb08a334.jpg)
部品を持ち帰って、早速作業開始。
研究室にあった電子工作用の20Wと30Wのハンダゴテを使って故障コンデンサーの取り外しに挑んだのですが、ハンダはびくともしませんでした。
より強力な60Wのハンダゴテを投入し、再挑戦したところ、ようやくハンダが融け、コンデンサーを抜くことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c0/12e18892f49a048e53ff32c8fe171c71.jpg)
一度抜き方を覚えると、あとはスムーズで、3つのコンデンサーを綺麗に取り外すことができました。基板の穴にハンダが残らなかったので、新品の取り付けも楽そう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/2f/6279e93d617ddab326f723202b076c38.jpg)
手前の3箇所の円内に新しいコンデンサーを取り付けていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c9/65a4ff878340a58a31ac5be2645f9ee8.jpg)
取り外しに比べると、取り付けはとても簡単でした。プラスとマイナスを間違えないように注意しつつ、2本の端子を穴に差し込んで、軽く外側に曲げてからハンダ付けするだけです。
綺麗なハンダ付けとは言えないですが、動けば良いので気にしない、気にしない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/c6/d752e1ae14f35aa599eb27043bb5b94f.jpg)
こうして3本の新しいコンデンサーが取り付けられました。交換前と比べると、頭部が平らなことが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/69/3419958a8e346af205a27f814b70b61d.jpg)
あとは、元通りに組み立てていくのみです。
まずは電子回路を液晶の裏側に載せて、色々なケーブルを接続して、ねじ止めして・・、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/5b/aabc644962877e7e15882903373a049c.jpg)
背面カバーを閉めて、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a5/bfb244946b8bdf858f0cf0cbf3679fdb.jpg)
前面フレームをはめ込んで復元完了!
さて、電源は点くのか?
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/31/198750075b82bb70269576522caf4165.jpg)
点きました!
自分の腕が恐ろしい。初めての修理挑戦で、無事に快復させることができました。
これまでとは見違えるように、スムーズにバックライトが安定します。これで今後は大画面ライフを満喫できそうです。
もとすけです。
ひとまず、私は元気です。
忙しさや寒さでブログ更新が長期間滞りがちとなっておりますが、色々書きたいネタも溜まってきており、そろそろ本腰を入れて再開しようかと思います。
さてさて、再開第一弾の記事としまして、最近行ったPCモニターの修理記を紹介したいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d8/c0980c3e06a31d38b65cab1451786d07.jpg)
こちらは私の研究用PCのモニター、サムスンのSync Master 204B(2006年製)。我が研究用PCは2台のモニターにメイン画面とサブ画面を表示する、デュアルモニターとして運用しており、そのメインモニターです。
もともとは17inchの4:3画面のモニター1台のみで使っていたのですが、私物の20inch 16:9のモニターを今年1月に追加し、デュアルにしました。それ以来メインモニターとして17inchモニター、サブモニターとして20inchモニターを使っていました。しかし、17inchモニターは小さく、解像度も1280x1024と少し物足りない性能でした。そこで、9月末に廃棄予定だった研究室の解析装置用20inchモニターを譲ってもらい、メインモニターを取り替えたのです。。4:3の20inch画面はかなり大きく、解像度も1600x1200と大幅にアップしました。
ところが、喜んだのもつかの間、先月終わり頃に電源が点かなくなってしまいました・・。そもそも、廃棄される予定だったのも電源不調が原因だったそうで、使用する際には電源ケーブルを何度か抜き差ししないと安定しないような状態でした。
とりあえず、研究室の同僚と一緒に、のび太のママよろしく殴ったり、蹴ったりしたのですが、全く復旧の目処立たず・・。(ま、当然ですが)
仕方がないので、メインモニターは以前使っていた17inchのモニターに戻して当座は凌ぐことにしました。
しかし、やはり一度大画面に慣れてしまうと、ちっちゃい画面はストレスが溜まります。よし、買い換えようと思い、中古品のショッピングサイトを見たのですが、意外に高い・・!同じ機種の場合、今でも1万円以上はするようです。では修理に出すかというと、やはり4、5千円は掛かってしまいそう。。
そこで、だめもとで自力で修理を試みることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/23/2623d9e5e5e5eec61e57e8d02d2f897e.jpg)
まずは、どこが壊れているのか把握するため、分解してみます。
最近のモニターって、コスト削減のために、ねじ止めではなくてはめ込み式になってるんですね・・。修理を前提としていないため、とってもはずしにくかったです。仕方ないので、傷つくのを覚悟してマイナスドライバーで隙間からこじ開けていきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/d2/2aa6b4df6070efdf960c0c18ee9dafea.jpg)
しばらく格闘すると、半分くらい開きました。しかし、結構ストッパーが固く出来ているらしく、画面の周囲全てをこじ開けないと外れませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/87/50957240a1d42fced450ccdcd99d3cff.jpg)
20分くらい格闘して、やっとフレームが外れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/cd/0e96d1c128b3b8a2e1c1431260c648d7.jpg)
画面側を裏返して、背面の外枠を外しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/31/5debdede96df7907e3cac9cfbeb32da1.jpg)
液晶の裏側に付いていた金属カバーのねじを外すと、電子回路が現れました。
左が画像処理、右が電源関係といったところでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/07/16942a5dc92ac15406f7d021d6ffe759.jpg)
とりあえず、電子回路をまるごと取り外してみました。
よーく各パーツを見てみると・・、おや?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f2/92c8c5f6eba261e7909ab8560bc292dc.jpg)
電解コンデンサーが膨らんでる!
一番手前のコンデンサー(25V 330μF)の頭部(防爆弁)が破裂し、液漏れしていました。こうなってしまうと、コンデンサー(蓄電、放電)としての役割は果たせないそうです。
しかも、隣接する2個のコンデンサー(25V 870μF)も頭部が膨らんでいて、結構危険な状態でした。
ネットで調べてみると、これらのコンデンサー、一時期不良品が頻発したメーカー製のようで、Sync Master 204Bもコンデンサー原因の不具合が多発しているそうです。コンデンサーは自力で交換可能な部品で、ネット上でも交換の仕方が紹介されていたので、私もチャレンジしてみることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/5b/9fce519151a8f0afa94f434b88439e80.jpg)
まずは部品を購入。
ススキノの狸小路にある、梅沢無線で25V 330μFのコンデンサー1本と25V 1000μFのコンデンサー2本を購入。この店、コンパクトな店内ながら、品揃えはなかなか豊富で、ちょっとした秋葉原な雰囲気でした。値段はそれぞれ63円と105円/1本で、思いのほか格安。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/7d/e2275f799e4bf016aa89b880bb08a334.jpg)
部品を持ち帰って、早速作業開始。
研究室にあった電子工作用の20Wと30Wのハンダゴテを使って故障コンデンサーの取り外しに挑んだのですが、ハンダはびくともしませんでした。
より強力な60Wのハンダゴテを投入し、再挑戦したところ、ようやくハンダが融け、コンデンサーを抜くことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c0/12e18892f49a048e53ff32c8fe171c71.jpg)
一度抜き方を覚えると、あとはスムーズで、3つのコンデンサーを綺麗に取り外すことができました。基板の穴にハンダが残らなかったので、新品の取り付けも楽そう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/2f/6279e93d617ddab326f723202b076c38.jpg)
手前の3箇所の円内に新しいコンデンサーを取り付けていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c9/65a4ff878340a58a31ac5be2645f9ee8.jpg)
取り外しに比べると、取り付けはとても簡単でした。プラスとマイナスを間違えないように注意しつつ、2本の端子を穴に差し込んで、軽く外側に曲げてからハンダ付けするだけです。
綺麗なハンダ付けとは言えないですが、動けば良いので気にしない、気にしない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/c6/d752e1ae14f35aa599eb27043bb5b94f.jpg)
こうして3本の新しいコンデンサーが取り付けられました。交換前と比べると、頭部が平らなことが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/69/3419958a8e346af205a27f814b70b61d.jpg)
あとは、元通りに組み立てていくのみです。
まずは電子回路を液晶の裏側に載せて、色々なケーブルを接続して、ねじ止めして・・、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/5b/aabc644962877e7e15882903373a049c.jpg)
背面カバーを閉めて、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a5/bfb244946b8bdf858f0cf0cbf3679fdb.jpg)
前面フレームをはめ込んで復元完了!
さて、電源は点くのか?
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/31/198750075b82bb70269576522caf4165.jpg)
点きました!
自分の腕が恐ろしい。初めての修理挑戦で、無事に快復させることができました。
これまでとは見違えるように、スムーズにバックライトが安定します。これで今後は大画面ライフを満喫できそうです。
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