大変長らくご無沙汰しておりました。
もとすけです。
ひとまず、私は元気です。
忙しさや寒さでブログ更新が長期間滞りがちとなっておりますが、色々書きたいネタも溜まってきており、そろそろ本腰を入れて再開しようかと思います。
さてさて、再開第一弾の記事としまして、最近行ったPCモニターの修理記を紹介したいと思います。
こちらは私の研究用PCのモニター、サムスンのSync Master 204B(2006年製)。我が研究用PCは2台のモニターにメイン画面とサブ画面を表示する、デュアルモニターとして運用しており、そのメインモニターです。
もともとは17inchの4:3画面のモニター1台のみで使っていたのですが、私物の20inch 16:9のモニターを今年1月に追加し、デュアルにしました。それ以来メインモニターとして17inchモニター、サブモニターとして20inchモニターを使っていました。しかし、17inchモニターは小さく、解像度も1280x1024と少し物足りない性能でした。そこで、9月末に廃棄予定だった研究室の解析装置用20inchモニターを譲ってもらい、メインモニターを取り替えたのです。。4:3の20inch画面はかなり大きく、解像度も1600x1200と大幅にアップしました。
ところが、喜んだのもつかの間、先月終わり頃に電源が点かなくなってしまいました・・。そもそも、廃棄される予定だったのも電源不調が原因だったそうで、使用する際には電源ケーブルを何度か抜き差ししないと安定しないような状態でした。
とりあえず、研究室の同僚と一緒に、のび太のママよろしく殴ったり、蹴ったりしたのですが、全く復旧の目処立たず・・。(ま、当然ですが)
仕方がないので、メインモニターは以前使っていた17inchのモニターに戻して当座は凌ぐことにしました。
しかし、やはり一度大画面に慣れてしまうと、ちっちゃい画面はストレスが溜まります。よし、買い換えようと思い、中古品のショッピングサイトを見たのですが、意外に高い・・!同じ機種の場合、今でも1万円以上はするようです。では修理に出すかというと、やはり4、5千円は掛かってしまいそう。。
そこで、だめもとで自力で修理を試みることにしました。
まずは、どこが壊れているのか把握するため、分解してみます。
最近のモニターって、コスト削減のために、ねじ止めではなくてはめ込み式になってるんですね・・。修理を前提としていないため、とってもはずしにくかったです。仕方ないので、傷つくのを覚悟してマイナスドライバーで隙間からこじ開けていきました。
しばらく格闘すると、半分くらい開きました。しかし、結構ストッパーが固く出来ているらしく、画面の周囲全てをこじ開けないと外れませんでした。
20分くらい格闘して、やっとフレームが外れました。
画面側を裏返して、背面の外枠を外しました。
液晶の裏側に付いていた金属カバーのねじを外すと、電子回路が現れました。
左が画像処理、右が電源関係といったところでしょうか。
とりあえず、電子回路をまるごと取り外してみました。
よーく各パーツを見てみると・・、おや?
電解コンデンサーが膨らんでる!
一番手前のコンデンサー(25V 330μF)の頭部(防爆弁)が破裂し、液漏れしていました。こうなってしまうと、コンデンサー(蓄電、放電)としての役割は果たせないそうです。
しかも、隣接する2個のコンデンサー(25V 870μF)も頭部が膨らんでいて、結構危険な状態でした。
ネットで調べてみると、これらのコンデンサー、一時期不良品が頻発したメーカー製のようで、Sync Master 204Bもコンデンサー原因の不具合が多発しているそうです。コンデンサーは自力で交換可能な部品で、ネット上でも交換の仕方が紹介されていたので、私もチャレンジしてみることにしました。
まずは部品を購入。
ススキノの狸小路にある、梅沢無線で25V 330μFのコンデンサー1本と25V 1000μFのコンデンサー2本を購入。この店、コンパクトな店内ながら、品揃えはなかなか豊富で、ちょっとした秋葉原な雰囲気でした。値段はそれぞれ63円と105円/1本で、思いのほか格安。
部品を持ち帰って、早速作業開始。
研究室にあった電子工作用の20Wと30Wのハンダゴテを使って故障コンデンサーの取り外しに挑んだのですが、ハンダはびくともしませんでした。
より強力な60Wのハンダゴテを投入し、再挑戦したところ、ようやくハンダが融け、コンデンサーを抜くことができました。
一度抜き方を覚えると、あとはスムーズで、3つのコンデンサーを綺麗に取り外すことができました。基板の穴にハンダが残らなかったので、新品の取り付けも楽そう。
手前の3箇所の円内に新しいコンデンサーを取り付けていきます。
取り外しに比べると、取り付けはとても簡単でした。プラスとマイナスを間違えないように注意しつつ、2本の端子を穴に差し込んで、軽く外側に曲げてからハンダ付けするだけです。
綺麗なハンダ付けとは言えないですが、動けば良いので気にしない、気にしない。
こうして3本の新しいコンデンサーが取り付けられました。交換前と比べると、頭部が平らなことが分かります。
あとは、元通りに組み立てていくのみです。
まずは電子回路を液晶の裏側に載せて、色々なケーブルを接続して、ねじ止めして・・、
背面カバーを閉めて、
前面フレームをはめ込んで復元完了!
さて、電源は点くのか?
・
・
・
・
点きました!
自分の腕が恐ろしい。初めての修理挑戦で、無事に快復させることができました。
これまでとは見違えるように、スムーズにバックライトが安定します。これで今後は大画面ライフを満喫できそうです。
もとすけです。
ひとまず、私は元気です。
忙しさや寒さでブログ更新が長期間滞りがちとなっておりますが、色々書きたいネタも溜まってきており、そろそろ本腰を入れて再開しようかと思います。
さてさて、再開第一弾の記事としまして、最近行ったPCモニターの修理記を紹介したいと思います。
こちらは私の研究用PCのモニター、サムスンのSync Master 204B(2006年製)。我が研究用PCは2台のモニターにメイン画面とサブ画面を表示する、デュアルモニターとして運用しており、そのメインモニターです。
もともとは17inchの4:3画面のモニター1台のみで使っていたのですが、私物の20inch 16:9のモニターを今年1月に追加し、デュアルにしました。それ以来メインモニターとして17inchモニター、サブモニターとして20inchモニターを使っていました。しかし、17inchモニターは小さく、解像度も1280x1024と少し物足りない性能でした。そこで、9月末に廃棄予定だった研究室の解析装置用20inchモニターを譲ってもらい、メインモニターを取り替えたのです。。4:3の20inch画面はかなり大きく、解像度も1600x1200と大幅にアップしました。
ところが、喜んだのもつかの間、先月終わり頃に電源が点かなくなってしまいました・・。そもそも、廃棄される予定だったのも電源不調が原因だったそうで、使用する際には電源ケーブルを何度か抜き差ししないと安定しないような状態でした。
とりあえず、研究室の同僚と一緒に、のび太のママよろしく殴ったり、蹴ったりしたのですが、全く復旧の目処立たず・・。(ま、当然ですが)
仕方がないので、メインモニターは以前使っていた17inchのモニターに戻して当座は凌ぐことにしました。
しかし、やはり一度大画面に慣れてしまうと、ちっちゃい画面はストレスが溜まります。よし、買い換えようと思い、中古品のショッピングサイトを見たのですが、意外に高い・・!同じ機種の場合、今でも1万円以上はするようです。では修理に出すかというと、やはり4、5千円は掛かってしまいそう。。
そこで、だめもとで自力で修理を試みることにしました。
まずは、どこが壊れているのか把握するため、分解してみます。
最近のモニターって、コスト削減のために、ねじ止めではなくてはめ込み式になってるんですね・・。修理を前提としていないため、とってもはずしにくかったです。仕方ないので、傷つくのを覚悟してマイナスドライバーで隙間からこじ開けていきました。
しばらく格闘すると、半分くらい開きました。しかし、結構ストッパーが固く出来ているらしく、画面の周囲全てをこじ開けないと外れませんでした。
20分くらい格闘して、やっとフレームが外れました。
画面側を裏返して、背面の外枠を外しました。
液晶の裏側に付いていた金属カバーのねじを外すと、電子回路が現れました。
左が画像処理、右が電源関係といったところでしょうか。
とりあえず、電子回路をまるごと取り外してみました。
よーく各パーツを見てみると・・、おや?
電解コンデンサーが膨らんでる!
一番手前のコンデンサー(25V 330μF)の頭部(防爆弁)が破裂し、液漏れしていました。こうなってしまうと、コンデンサー(蓄電、放電)としての役割は果たせないそうです。
しかも、隣接する2個のコンデンサー(25V 870μF)も頭部が膨らんでいて、結構危険な状態でした。
ネットで調べてみると、これらのコンデンサー、一時期不良品が頻発したメーカー製のようで、Sync Master 204Bもコンデンサー原因の不具合が多発しているそうです。コンデンサーは自力で交換可能な部品で、ネット上でも交換の仕方が紹介されていたので、私もチャレンジしてみることにしました。
まずは部品を購入。
ススキノの狸小路にある、梅沢無線で25V 330μFのコンデンサー1本と25V 1000μFのコンデンサー2本を購入。この店、コンパクトな店内ながら、品揃えはなかなか豊富で、ちょっとした秋葉原な雰囲気でした。値段はそれぞれ63円と105円/1本で、思いのほか格安。
部品を持ち帰って、早速作業開始。
研究室にあった電子工作用の20Wと30Wのハンダゴテを使って故障コンデンサーの取り外しに挑んだのですが、ハンダはびくともしませんでした。
より強力な60Wのハンダゴテを投入し、再挑戦したところ、ようやくハンダが融け、コンデンサーを抜くことができました。
一度抜き方を覚えると、あとはスムーズで、3つのコンデンサーを綺麗に取り外すことができました。基板の穴にハンダが残らなかったので、新品の取り付けも楽そう。
手前の3箇所の円内に新しいコンデンサーを取り付けていきます。
取り外しに比べると、取り付けはとても簡単でした。プラスとマイナスを間違えないように注意しつつ、2本の端子を穴に差し込んで、軽く外側に曲げてからハンダ付けするだけです。
綺麗なハンダ付けとは言えないですが、動けば良いので気にしない、気にしない。
こうして3本の新しいコンデンサーが取り付けられました。交換前と比べると、頭部が平らなことが分かります。
あとは、元通りに組み立てていくのみです。
まずは電子回路を液晶の裏側に載せて、色々なケーブルを接続して、ねじ止めして・・、
背面カバーを閉めて、
前面フレームをはめ込んで復元完了!
さて、電源は点くのか?
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点きました!
自分の腕が恐ろしい。初めての修理挑戦で、無事に快復させることができました。
これまでとは見違えるように、スムーズにバックライトが安定します。これで今後は大画面ライフを満喫できそうです。
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