うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

新日本海フェリー すいせん その2

2013年09月16日 20時48分59秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
こんばんは。
今日は台風の最中の敬老の日でしたが、皆様被害はありませんでしたでしょうか。

さて、前回に引き続いて今回は私の夏休み帰省で利用した新日本海フェリーの新造船「すいせん」の紹介を続けていきます。


まずは部屋から。
今回、私はツーリストAという等級を利用しました。
新日本海フェリーは新造船投入を機に等級呼称を変更しておりまして、これは以前の2等寝台に相当します。
元々旧「すいせん」・「すずらん」も2等和室(いわゆる雑魚寝部屋)の割合は低く、僅か50名程度の定員だったのですが、新造船では個室重視の傾向がさらに強まり、2等和室を廃し、ツーリストAが最も安い部屋となっています。
ツーリストAのベッドは上下の段をセパレートして階段で上段に登れるようになっています。最初にこのタイプの寝台を導入したのは瀬戸内海航路の名門大洋フェリー「フェリーきょうと2」・「フェリーふくおか2」(2002年就航)で、他にも太平洋フェリーの新造船などで見らます。
以前は通路を挟んで2段ベッドが向かい合って4名が同じ空間を共有する状態だったのが、このタイプの寝台なら上段同士・下段同士の2名で空間を共有することになり、2等でありながらよりプライベートな空間を確保できます。今回の利用の際は弟と一緒だったので、半ば個室のような感覚でした。
余談ですが、このタイプの寝台、何故か他の船会社ではロールスクリーンになっていることが多く、お洒落なのは良いのですが寝台の中に熱が籠もり易いのが欠点でした。しかし新日本海フェリーでは通常の横引きカーテンとなっており、適宜隙間をあけることで涼しく過ごすことができます。
ちなみに、料金は以前の2等寝台の場合、学割でも9600円ほどかかったのですが、現在はツーリストAで7400円ほどとお安くなっています。(しかも、繁忙期期間が今年から短くなったらしく、8月9日の乗船でも学割が効きました)


ではいよいよ公室の紹介に移ってまいります。
ツーリストの客室がある4階には乗下船口があり、エントランスロビーに面して案内所や売店が配置されています。


案内所と売店は隣接しています。
売店の面積はそこまで広くはないですが、スリッパや歯みがきセットなどの日用品から北海道土産まで品揃えは充実していました。


ロビーを挟んで向かい側には、キッズルームや自動販売機コーナーがあります。


また、4階の後方にはペットルームがあり、ペット連れの利用客のために船尾甲板上にドッグフィールドが設けられています。
「すいせん」は高速船のため甲板に乗客が出ることは制限されていますが、このドッグフィールドのみ、屋根の無い甲板で遊ぶことができます(ペット連れ限定ですが)。


そうそう、4階の案内所前にはこのように船の現在地などを表示するディスプレイとタッチ操作可能な案内端末が設置されているのですが、この案内端末について、ちょっと驚きの事実を見つけてしまいました。それについては別の機会に紹介します。。


続いて、5階の施設を紹介していきましょう。
この写真は吹き抜け前から船尾方向を撮影しています。船の構造上、5階が最も広くなっており、主だった施設が集まっています。


まずはカフェ「アリアドネ」。
カラフルな床の模様が特徴的です。椅子はぱっと見プラスチック製に見えるのですが、座ってみるとちゃんとクッションがあり、なかなかの座り心地の良さでした。
ここではレストランの営業時間外に軽食や飲み物を提供しています。


また、カフェの前方には小さなステージも設けられていて、このようにショー(この日はジャグリングでした)やビンゴゲーム大会などの船内イベントが行なわれます。


さらにこのカフェ付近には多くの座席や机が配置されており、飲食の利用者以外も思い思いに休憩することができます。


カフェテリアの後方に隣接して、レストラン「バッカス」があります。


レストランは朝昼晩に数時間程度営業しています。好きな小鉢を選べるカフェテリア方式ですが、海鮮丼やラーメン、ステーキ定食などのセットものもなかなか充実しています。
特に今回昼ごはんに食べたえび味噌ラーメンはかなり美味でした。




座席は右舷側がカウンター席、左舷窓側にテーブル席が並んでいます。


レストランの中央にはカジキのオブジェが躍っていて、お洒落です。


また、新日本海フェリーでは予約制でコース料理を提供するレストランを別途用意しており、「すいせん」では5階左舷側にグリル「ダフネー」が設けられています。入口からして、普通のレストランとは違います。
スイートルーム及びジュニアスイートの利用客は運賃にグリルでの飲食代が付いており、それ以外の等級の乗客でも、船内で予約することができます。結構お高いので、私はまだ一度も入ったことがありません・・。

長くなってきたのでここら辺で記事を一旦区切ります。

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