改めまして、こんばんは。
東北地方太平洋沖地震の被害状況の凄まじさは、日に日に明らかになってきています。報道機関では、東日本大震災、東北関東大震災といった表現も使われており、現在もなお犠牲者数の全容は見当も付かない状況です。私の知人も被災し、同僚の親御さんには未だ連絡が付かない人もいます。これだけ甚大な被害ですと、日本の経済や社会情勢にも多大な影響が出ることでしょう。しばらくは厳しい時代が続くことと思います。
しかし、直接の被災者でない私たちが、この先の情勢を憂いて足踏みしてしまうと、きっと日本の復興はますます遠のいてしまうでしょう。多くの避難所生活者が寒い中で耐え忍んでいること、今なお瓦礫の下で救けを求めているかもしれないことはしっかり胸に刻みつつも、出来る限り今まで通りの生活を送るよう心がけねばと思います。
実は、私も今月末に発表予定だった学会の年大会が急遽中止になってしまいました。この半年以上をかけて発表の準備をしてきたので、結構ショックですが、この状況下では致し方のないことです。幸いなことに、既に発表要旨を学会運営側に提出済みのため、要旨集発行をもって学会発表したと見なすとの知らせが学会から届きました。参加費は返還されませんが、運営側は懇親会費用などと合わせた余剰金を義捐金に寄付するそうです。私の場合は元々学会出張と帰省の往路を兼ねるつもりだったので、航空券もキャンセルせずに済みましたが、相次ぐ学会の中止は観光産業に少なからず負の影響を与えているかもしれません。
さて、このような気分の落ち込みがちな状況を打破するため、今回は明るい話題を紹介します。
実は、先週末の今月12日から、札幌駅前通地下歩行空間が供用開始されました。
札幌市民にとっては大ニュースなのですが、前日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で開通記念式典は取り止めになり、やや寂しい供用開始となってしまいました。
今回開通した地下歩行空間は、札幌駅前通の札幌駅~大通間の520m区間です。既に、大通からススキノへは地下街があり、今回の地下歩行空間の完成により、札幌駅地下街と大通ススキノ地下街が一つに繋がりました。これは雪国札幌としては非常にインパクトの強い出来事です。
この地下歩行空間、単なる通路ではなく、何やらかなり工夫が凝らされた作りになっているそうなので、私も開通初日に早速散策してきました。
まず、JR札幌駅の西口から駅構内に入りました。この日のJRは、未だ津波警報が解除されていなかったため、多数の列車が運休していました。
JRの駅構内から、エスカレータで地下街に降り、地下鉄さっぽろ駅構内へと向かいました。案内板には地下歩行空間の案内が追加されています。
地下鉄南北線さっぽろ駅の西側通路をしばらく歩くと、以前は突き当たりだった場所に地下歩行空間入口が出来ていました。
歩行空間内に入ると、なかなか開放的に感じました。
地下通路なのに明るいのは、各所に天窓があるからです。天窓は最近の地下鉄駅や地下街のトレンドですね。大阪の長堀地下街などでは天窓の上に川が流れていたりします。
また、この地下歩行空間、とても幅が広いです。幅20mの道路の地下に作られており、ところどころに広場が設けられているので、単なる通路としては異例の広さとなっています。
地上への出口付近には、デジタルサイネージが設置されています。これは札幌駅構内にあるものと同様、周辺地図や交通機関の検索が可能です。なかなか未来的です。
地下広場。大型モニターを完備しており、イベントなどに使われるのでしょう。また、地下歩行空間はそこそこ距離が長いので、休憩場所としてちょうど良いところにあります。
道内でも地震による混乱は続いていましたが、地下歩行空間は通り初めの人達で大混雑していました。それほど期待が高かったということでしょう。
この地下歩行空間、特に冬場は雪を避けて長距離を往来できるので、大勢の人が使うと思われます。これまで札幌駅と大通・ススキノは商圏が分断されていましたが、今後はデパート間の行き来など、回遊性が高まります。
私も、ススキノでの飲み会帰りにはきっと使うことと思います。ナイス土木工事です。
東北地方太平洋沖地震の被害状況の凄まじさは、日に日に明らかになってきています。報道機関では、東日本大震災、東北関東大震災といった表現も使われており、現在もなお犠牲者数の全容は見当も付かない状況です。私の知人も被災し、同僚の親御さんには未だ連絡が付かない人もいます。これだけ甚大な被害ですと、日本の経済や社会情勢にも多大な影響が出ることでしょう。しばらくは厳しい時代が続くことと思います。
しかし、直接の被災者でない私たちが、この先の情勢を憂いて足踏みしてしまうと、きっと日本の復興はますます遠のいてしまうでしょう。多くの避難所生活者が寒い中で耐え忍んでいること、今なお瓦礫の下で救けを求めているかもしれないことはしっかり胸に刻みつつも、出来る限り今まで通りの生活を送るよう心がけねばと思います。
実は、私も今月末に発表予定だった学会の年大会が急遽中止になってしまいました。この半年以上をかけて発表の準備をしてきたので、結構ショックですが、この状況下では致し方のないことです。幸いなことに、既に発表要旨を学会運営側に提出済みのため、要旨集発行をもって学会発表したと見なすとの知らせが学会から届きました。参加費は返還されませんが、運営側は懇親会費用などと合わせた余剰金を義捐金に寄付するそうです。私の場合は元々学会出張と帰省の往路を兼ねるつもりだったので、航空券もキャンセルせずに済みましたが、相次ぐ学会の中止は観光産業に少なからず負の影響を与えているかもしれません。
さて、このような気分の落ち込みがちな状況を打破するため、今回は明るい話題を紹介します。
実は、先週末の今月12日から、札幌駅前通地下歩行空間が供用開始されました。
札幌市民にとっては大ニュースなのですが、前日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で開通記念式典は取り止めになり、やや寂しい供用開始となってしまいました。
今回開通した地下歩行空間は、札幌駅前通の札幌駅~大通間の520m区間です。既に、大通からススキノへは地下街があり、今回の地下歩行空間の完成により、札幌駅地下街と大通ススキノ地下街が一つに繋がりました。これは雪国札幌としては非常にインパクトの強い出来事です。
この地下歩行空間、単なる通路ではなく、何やらかなり工夫が凝らされた作りになっているそうなので、私も開通初日に早速散策してきました。
まず、JR札幌駅の西口から駅構内に入りました。この日のJRは、未だ津波警報が解除されていなかったため、多数の列車が運休していました。
JRの駅構内から、エスカレータで地下街に降り、地下鉄さっぽろ駅構内へと向かいました。案内板には地下歩行空間の案内が追加されています。
地下鉄南北線さっぽろ駅の西側通路をしばらく歩くと、以前は突き当たりだった場所に地下歩行空間入口が出来ていました。
歩行空間内に入ると、なかなか開放的に感じました。
地下通路なのに明るいのは、各所に天窓があるからです。天窓は最近の地下鉄駅や地下街のトレンドですね。大阪の長堀地下街などでは天窓の上に川が流れていたりします。
また、この地下歩行空間、とても幅が広いです。幅20mの道路の地下に作られており、ところどころに広場が設けられているので、単なる通路としては異例の広さとなっています。
地上への出口付近には、デジタルサイネージが設置されています。これは札幌駅構内にあるものと同様、周辺地図や交通機関の検索が可能です。なかなか未来的です。
地下広場。大型モニターを完備しており、イベントなどに使われるのでしょう。また、地下歩行空間はそこそこ距離が長いので、休憩場所としてちょうど良いところにあります。
道内でも地震による混乱は続いていましたが、地下歩行空間は通り初めの人達で大混雑していました。それほど期待が高かったということでしょう。
この地下歩行空間、特に冬場は雪を避けて長距離を往来できるので、大勢の人が使うと思われます。これまで札幌駅と大通・ススキノは商圏が分断されていましたが、今後はデパート間の行き来など、回遊性が高まります。
私も、ススキノでの飲み会帰りにはきっと使うことと思います。ナイス土木工事です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます