林道彦坊線修繕工事。
2年前の台風による被害発生以来、荒れる一方だった林道。
いったん水道(みずみち)ができてしまうと、降雨のたびにそこに雨水が集積するようになり、
洗掘箇所はどんどん拡大してしまいます。
そこで、林道が沢を暗渠排水にて横断する箇所に、「洗い越し」と呼ばれる構造物を設置し、
万が一、沢の水がオーバーフローしても、雨水が林道上を走らないような措置を施します。
沢ではない箇所にも、山側から流れ出た水を川に落とせるように、
ところどころに砕石による洗い越しと止水板を設置します。
本林道における洗掘被害発生の最大の原因であると考えられる暗渠部分にも、
上記同様の、コンクリートによる洗い越しを設置する予定です。
これでもう、どんな大型台風が来ても大丈夫!
・・・とは言い切れないですね、残念ながら。
自然相手に、「絶対」はないですから。
完成後は、日々の維持管理が大切になります。
ちょっとした水道(みずみち)を見逃さない。
降雨後のこまめな点検・修繕が、林道を長持ちさせるための秘訣です。
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