三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

卒園式

2016-03-31 14:36:38 | 日記

嬉しいことが2つ。

 

1つは、1週間遅れの卒園式。

先週3/25の卒園式は、自分も長男もインフルにかかってしまい、泣く泣く欠席。

担任の先生から、「式の練習をすごく一生懸命やってる」と聞いてただけに、悔やんだ。

 

本日、家族全員、無事インフルも治ったので、晴れて卒園証書をもらいに新城こども園へ。

すると、長男と同級生だったくま組のお友達もたくさん、駆けつけてくれた。

お遊戯室も、卒園式当時のままに。

そこで、本番さながらに、みんなでのピアニカの演奏や歌の披露もあって、

息子1人のために、みんなでちゃんと卒園式を開いてくれた。

 

もう感謝しかない。

 

長男は、年少の頃から何かとお騒がせ続きで、先生方にも友達にも迷惑のかけ通しだった。

それが、最後の最後にこんなにもみんなに温かくしてもらって……。

 

なのに、息子は、今日も相変わらずのハチャメチャぶり。

けれど、今日はそれが、照れ隠しなのも分かる。

こうして多くの人に優しくしてもらったことを、忘れずに育ってほしいと思う。

 

もう1つ。

いろいろいただいた資料の中に、こんなものが。

タイトルは、「大きくなったら」

担任の先生にうかがったら、長男が自分でそう言ったと。

 

今日は、1週間ぶりに1杯やりたい。


しんしろ市民発電ファンド

2016-03-17 15:28:17 | エコ

市民からの出資により公共施設の屋根に太陽光パネルを設置し、

その売電収益を出資者に分配する市民ファンドが、ここ新城でも始まった。

 

設置個所は15カ所。

新城文化会館をはじめとして、市内小中学校(11校)と地区集会所(3ヶ所)。

すでに文化会館以外の屋根にはパネルが設置されており、4月から稼働予定。

 

ファンドの募集締め切りは、今夏の8/31。

申し込み単位は3パターンあり、それぞれ以下のようになっている。

A号(出資額:1口10万円・目標利回り2.0%・10年後に120,000円を一括分配)

B号(出資額:1口30万円・目標利回り2.5%・20年間毎年19,000円ずつ分配)

法人(出資額:1口100万円・目標利回り2.5%・20年間毎年70,000円づつ分配) 

 

詳細は下記HPをご参照ください。

http://aichi-ohisamanet.co.jp/shinshiro-fund

 

なお、今後、市内各地にて順次募集説明会が開催される予定です。

3/20(日) 富岡公民館

3/21(月) 七郷一色コミュニティプラザ

4/02(土) 玖老勢コミュニティプラザ

4/03(日) 作手B&G海洋センター

4/09(土) 新城市(鳳来)開発センター

※時間はいずれも午後1:30~4:00

 

お時間ありましたら、お出かけください。

 

 

 

新城小学校

 

東郷中学校

 

玖老勢コミュニティプラザ

 

鳳来中央集会所

 

 


素襖

2016-03-16 17:26:03 | 奥三河の紹介

この字、読めますか?

 

平成27年度新城地域自治区活動交付金の、ある申請書の中にあった言葉。

この申請書を受け取ったとき、はじめ「?」という言葉しか頭に浮かばなかった。

恥ずかしながら……。

 

「素襖」

これは「すおう」と読みます。

Wikipediaによれば、素襖は、室町時代から伝わる「日本の男性の伝統的衣服の一種」で、

現代では「能や狂言の舞台衣装として見ることができる」ものとのこと。

 

そう、実はこれ、新城狂言同好会さんからの申請でした。

 

新城の能・狂言の歴史は古く、

元文元年(1736年)、新城城主菅沼家三代目の定用公の家禄相続を祝って奉納されたのが始まり。

それを本町区の町衆が代々守り続けて、今年で280年。

装束も当時より今に受け継がれており、その価値は、名だたる美術館から展示の声がかかるほど。

 

しかしながら、長年の使用により、ここかしこに傷みも見え始めており、

この先、数百年受け継いでいくには、心配が生じている。

 

また、後継者問題も深刻であり、現在の会員数は10名ちょっと。内、最年少は52歳。

やはり、この先、数百年受け継いでいくには、心配が生じている。

 

そこで、今回の申請となった。

新人でも取り組みやすい演目の装束を新調し、新たな後継者の発掘・育成に努めようというわけだ。

 

そしてできあがったのが、これ。

材質には、室町時代に主流だった麻を用い、胸の飾り紐も当時と同じ革製である。

文様には、新城市の花「ササユリ」があしらわれ、他にはない世界に1着だけの装束となっている。

 

初めて間近でこうした装束を目にしたが、無学の私にも「本物」の素晴らしさが伝わってくる。

会員の皆さんも大変喜ばれており、活動交付金制度に対し、感謝の声もいただいた。

 

伝統芸能分野の申請については、特に新城自治区では、神社祭礼との結びつきが深いため、

いつも審査時に公共性について議論となる。

だが、その背景を知り、その取り組みを知り、なによりそこに携わる方々の想いを知ることにより、

大切にすべきことは何かを判断することができる。

 

本装束のお披露目は、今夏の薪能となるとのこと。

新城の花「ササユリ」の舞う姿が、新たな後継者発掘に繋がることを期待している。

 


コンテナ苗植栽技術研修

2016-03-11 14:15:43 | 森づくり

一昨年あたりから、大規模製材所とバイオマス発電所の新規建設ラッシュにより、

急速に木材需要が高まっている。

愛知県では、H26年度に年間で12万立方メートルの木材生産があり、

10万立方メートルを超えたのは、19年振りとのこと。

「木が売れない」と言われて久しかったが、これは良いニュースである。

けれど、売れるからと言って闇雲に切り倒してしまえば、やがて森林資源は枯渇する。

そのため、効率的な循環の仕組みをつくるためには、森林の更新技術の向上が必要となる。

 

前置きが長くなりました。

本日、愛知県主催で、コンテナ苗の植栽技術研修が開催された。

皆伐後の植林作業を、低コストで行うための新しい技術の提案である。

 

今回使用するコンテナ苗

根巻きを防止するマルチキャビティコンテナという専用容器で栽培

すでに根に培地がついている状態のため、時期を選ばずいつでも植栽できるのがメリット。

(従来の裸苗では、春・秋と限定されていた)

 

もうひとつのメリットは、植えるのが簡単なこと。

こんな感じ。

 

先端が尖った専用の穴掘り器具を使って穴を開け、

そこに、先ほどのコンテナ苗を入れるだけ。

後は薄く周囲の土をかぶせておけばOK。

所要時間、およそ20秒。

 

本日の研修地は、かなりの急傾斜。

にもかかわらず、総勢約20名で、1時間足らずで約300本の苗の植栽を完了。

 

植栽経験が豊富なNPO法人穂の国森林探偵事務所の高橋理事長も、

「これは早い!」と絶賛。

 

ただし、コンテナ苗についてはまだまだ試行錯誤の連続で、改良途上にあるようだ。

林野庁中部森林管理局の愛知森林管理事務所でも、活着率や生育状況を調査しているとのこと。

 

また、植林した箇所には必ず獣害対策が必要であり、本日の研修地も周囲をネットで囲われていた。

県では、獣害監視カメラを設置して、今後も引き続き調査していくとのこと。

 

木材搬出技術については、ここ10年近く研究・改良がなされ、

高性能定林業機械を用いた一定の仕組みが定着してきたが、

今後は、この育林技術の調査・研究に重きがおかれてくるだろう。

引き続き、その推移を見守っていきたい。

 

本当はドイツのように、天然更新できるのが、最も低コストなのだが……。

 


長篠設楽原PA

2016-03-02 16:08:20 | 奥三河の紹介

遅ればせながら行ってきました。

 

といっても、メインはPAではなく、その奥にみえる織田信長本陣跡。

その整備工事中は、よく上からPAの進捗状況を眺めていましたが、今度は逆。

下からの見え方を確認するため。

合わせて、信長本陣跡に、多くの方が足を運ばれているとの話を聞いたので、その確認。

確かに若い方からご年配のかたまで、多くの方が登られていました。

 

先日、ある区長さんにこう言われました。

「あの階段の具合がちょうど良いんだな。きつくなく上りやすい」

これがその階段。

階段の上りやすさは、蹴上げ(階段の一段の高さ)の高さと踏み面(足を載せる板の奥行)の幅によって決まります。

一般的な住宅だと、蹴上げ21cm×踏み面21㎝が基準です。

公園などの階段になると、蹴上げが15cmぐらいが一般的です。

 

ここの階段は、蹴上げが15.0~17.0cm、踏み面が30.0~87.3cmと幅があります。

理由は、史跡であるため原形をできるだけ変えないように、地形に合わせて作っているからです。

実はここには元々、細い山道のような道がありました。

虎口(城郭の出入り口)だったのではないかとの説もあるようです。

古より、人が上り下りする場所だったため、

その地形を活かした階段は、自然と上りやすい設計になったかもしれません。

 

PAから写真を撮っていると近くの方が

「わざわざ見えるように、ここだけ木を切ったんだぁ」とつぶやいていました。

そうなんです。

元々は上の写真の右側のようなうっそうとした林でした。

そこにあった杉・ひのきをおよそ150本ほど伐採し、その後、植栽をしました。

上の写真の中段から少し上に小道がありますが、そこから下にはソメイヨシノとイロハモミジを

そこから上には、ヒラドツツジとミツバツツジを植えました。

 

もう数年経つと、春と秋には色鮮やかな花を咲かせるようになり、

今とはまた違った、新たな立ち寄りスポットとなることと思います。

 

ソメイヨシノ

イロハモミジ

ヒラドツツジ

ミツバツツジ