三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

国道301号線 全面開通

2012-07-31 11:33:19 | 土木

既に新聞報道等でご存知の方も多いかと思いますが、

国道301号線は、8月8日(木)の正午に全面開通します。

 

昨年9月21日の台風15号の来襲により下り車線が一部崩落して以来、

皆様には何かとご不便をおかけしてまいりましたが、

何とかお盆前には開通できる運びとなりました。

ご協力ありがとうございました。

まだ、一部未舗装箇所や法面への吹き付け工事、

中央線上へのキャッツアイの設置等の作業が残っておりますが、

8日の正午には間違いなく間に合わせます。

 

ちょうど、8月7日(火)、8日(水)には、

地元の新城高校の2年生3名が、当社に夏季現場実習に訪れていますので、

道路開放に向けた準備作業を手伝ってもらいながら、

この仕事の意義を感じていただければと思っています。

 

なお、昨日と今日の2日間は、稲武中学校の2年生が1名、当社に現場体験に訪れています。

昨日は土木工事現場での体験学習を行い、本日は林業現場での体験を行なっています。

暑い中、元気に現場仕事の手伝いをしてくれています。

がんばれ、中学生!

 


重機購入

2012-07-30 23:52:36 | 土木

7年振りに重機を購入しました。

 

10数年前までは、10台近くの重機を自社で所有し、施工していましたが、

公共事業の激減と相次ぐ盗難事件、施工形態の変化等により、

購入からリース契約に切り替えていました。

 

しかしながら、昨年の災害等を鑑み、より迅速に出動できる態勢を整えるために、

自社で複数の重機を所有しておくことの必要性を感じ、

7年振りに購入することにしました。

 

今回の重機は小型のため、大規模な災害に対応できるわけではありませんが、

自社で所有している4tユニック車で回送(運搬)できるサイズのため、

軽微な災害であれば、すぐに出動し、対応することができます。

 

ただ、災害はできればあって欲しくないものですので、

そのためにこの重機が活躍することを期待するよりも、

民間工事の現場にて、この重機が活躍する日が増えることを期待しています。

 


受動喫煙防止対策実施施設認定制度

2012-07-24 11:10:14 | 日記

長いタイトルですが・・・・

先日、当社の事務所が禁煙施設として認定されました。

 

これは、愛知県が健康長寿あいちの実現を目指して取り組んでいるもので、

「建物全体が禁煙で 、そのことを標示しており、屋内には灰皿が置いていない施設」を、

受動喫煙防止対策実施施設として認定することにより、禁煙を推進していこうという制度です。

※愛知県HP(たばこ対策のページ)

http://www.pref.aichi.jp/0000007238.html

 

実は、本年、新城保健所2次医療圏地域・職域連携推進協議会に参加させていただいています。

その関係で、以前、保健所の方が当社にみえたとき、かなり意外そうな顔をされて、

「御社の事務所は禁煙なんですか?」と聞かれました。

意外そうなというのは、建設業界はほとんどみんなタバコを吸っているのではないか、

という印象があったからのようです。

 

確かに全体の割合からしたら多いのかもしれません。

しかし、実は当社では、タバコを吸う者の方が全社員の3割弱と、少ないんです。

また、全体の4割強の者は、禁煙成功者なんです。

 

これは、私がタバコを吸わないから、みんなに強制したというわけでは決してありません。

約20年前に、今の事務所を建替えた際、それまでは社内で普通に喫煙していたのですが、

せっかくキレイな新しい事務所になったから、禁煙にしよう、と自然とそういう雰囲気になった

と聞いております。(※私はまだ当時、在籍しておりませんでしたので・・・)

それがきっかけかどうかは定かではありませんが、

その後、なんとなく禁煙する者が増えてきて、今の数字になったということです。

 

ただ、1日の仕事を終えた後の、タバコを楽しみにしている者もいるので

敷地内すべて禁煙ではなく、別棟の休憩所を喫煙場所としています。

 

最近、まちのあちらこちらに禁煙箇所が増えており、

タバコを嗜まれる方にはとても不便な世の中になっているかもしれませんが、

タバコの煙が苦手な者としては、分煙を推進することによって、

多様な価値を認め合う社会を形成していければいいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 


国道301号線 本復旧作業状況

2012-07-20 17:15:39 | 土木

国道301号線の復旧状況です。(写真7/19撮影)

発砲スチロールを用いた軽量盛土工法が完了し、

現在、側溝の布設と防護柵(ガードレール)の設置作業をしています。

この後、排水のために管を道の反対側まで横断させる箇所が一部ありますが、

それが終われば、後は舗装をして、こちらの工事は完了となります。

 

雁峰林道手前のこちらの工事では、現在、集水枡と排水管を布設しています。

山や路面を伝わってきた雨水を、下方へと流し込むためです。

管を埋設した後、舗装と防護柵(ガードレール)の設置作業をします。

 

こちらのコルゲートパイプを通って、雨水が下へ流されます。

まだ、土の埋め戻し箇所が一部残っていますが、

勾配がかなり急であるため、重機が下ろせず、人力での作業となります。

この埋め戻しが終わると、後は法面にコンクリート吹き付けと植生マット張りをして完了となります。

 

最近、「301だいぶできたね。もうすぐ通れるの?」という声を多くいただきます。

梅雨も明けて、来週は晴天が続くようですので、

何とかお盆までには通行できるようにしたいと思います。

ご不便をおかけしておりますが、いましばらくご協力をお願い申し上げます。

 


新庁舎基本設計説明会(本格的な基本設計に向けて)

2012-07-18 08:34:45 | 奥三河の紹介

新庁舎の基本設計の考え方に対する説明会が、過日開催されました。

各会場の人数は、凡そ作手会場20人・鳳来会場40人・新城会場60人ぐらいでしょうか。

その内、半数とまでは言いませんが、それ近くは市の職員であったようですので、

実質、一般市民は、3会場合わせて約70~80人ぐらいだったかと思います。

 

この説明会にて、画期的な提案がなされました。

それは、体育館と本庁舎の間にある新城幼稚園に向かう道路(市道桜淵線)を付け替えて、

東西に分断されていた建設用地を連続させ、庁舎に必要な敷地面積を確保しようという提案。

合わせて、桜淵線の進入口を文化会館前交差点に付け替えることにより、

通園路でもある桜淵線の安全を確保しようという配慮もある。

※詳しくは下記図面をご覧下さい。

 

新庁舎建設にあたっては、一昨年末に建設用地候補が「体育館を含む現庁舎西側ゾーン」と発表された後、

地元住民との交渉が難航し、一部用地買収の同意が得られなかったという経緯があります。

「強制執行をしない」という市長の英断のもと、限られた建設用地と建築基準法の縛りの中で、

どのように対応するのかと注目をしていたのですが、市道付け替えという手があったとは。

 

「制約のある環境が知恵を生み出す」という言葉を聞いたことがありますが、

まさにその通りだと、感心してしまいました。

 

ところが、新城地区の説明会において、この付け替え道路案に対し、地元の船区の方々から異論が噴出しました。

曰く、「付け替えによって地域に閉塞感が生まれる」、「道路は曲がっているより真っ直ぐの方が安全」

「観光面から考えると、桜淵につながる道路は真っ直ぐの方が良い」等々。

 

なるほど、そういう面も確かにあるなと、視点を変えると見えてくるものも変わります。

 

では、どうするか?

 

さらに知恵を絞る必要が出てきました。

いま求められているは、まさしく「第3の案」。

A案でもなくB案でもなく、また、両者ともに譲り合った妥協案でもなく、

双方を包括しながら、さらにより良くなるC案を生み出すことが求められています。

 

まもなく、市庁舎デザインワークショップも始まりますが、

こうした場でも、常に「第3の案」の考え方を意識しながら、進めていきたいと思います。

 

※市庁舎デザインワークショップ

http://www.city.shinshiro.aichi.jp/events/index.cfm/detail.6.28099.html