三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

志多ら 全国ツアー「息吹」

2017-07-10 17:01:55 | 奥三河の紹介

和太鼓集団志多らの全国ツアーが再び始まった!

新たな若いメンバーを加えた、演奏に歌に舞の数々は、

まさに新たな「息吹」を感じさせるものだった。

 

私は、前作「蒼の大地」以来2年ぶりの鑑賞であったが、

最初の大太鼓の響きを聞いた瞬間、

新たな始まりと2年ぶりの懐かしさに、ゾクゾクしてしまった。

 

また今回は、アンコールの際に、特別に会場内での撮影が許可された。

これは、画期的だ!

肖像権うんぬんの問題もあり、通常LIVE等の撮影不可は当たり前のようになされているが、

これだけSNSが普及する時代、来場者自身が発信する広報力はあなどれない。

 

新城公演は、来年2月25日(日)、新城文化会館にて。

お楽しみに。

 

詳しくは、志多らのHPで。

http://www.shidara.co.jp/

 


しんしろお手伝いチケット(平成29年度新城地域自治区予算事業)

2017-07-07 14:41:24 | 奥三河の紹介

歳をとると、日常生活の「ちょっとしたこと」をするのが難しくなる。

そのため、高齢者のみの世帯では、それが結構大きな問題となる。

 

近所に息子や娘が住んでいれば、週末に来てもらって解決することもできる。

だが、聞くところによると、男性の一人暮らしだったりすると、

なかなか実の息子には頼みにくかったりするのが、いまの高齢世代らしい。

それ以前に、息子や娘が遠方に住んでいては、そうそう頼むことは難しい。

 

地域のつながりが強く、お互いがそれぞれ家の事情もよく知っている当地域では、

隣近所の人がかって出て、これまでそうした不便を手伝ってくれたりしていた。

 

だが、そうして毎度毎度お手伝いをしてもらうのは、頼む側も恐縮し、

困っていてもなかなか頼みづらいという気持ちがあることも分かってきた。

 

おまけに、その手伝ってくれていた人たちも、いまや後期高齢者を迎え、

自らも、逆にそろそろ誰かに手伝って欲しいと思うようになってきている。

 

さて、どうしたものか?

 

昨年度、新城地域協議会では、この問題について議論を重ね、

地域通貨を媒介させた助け合いの仕組みを考えた。

そして、「まずはやってみよう!」ということで、本年度の実証実験に至ることとなった。

 

この問題、これから高齢世帯がますます増加することが予測される中で、

制度として維持し続けられるのかという懸念もあるが、

まずは、まだ制度として機能できるうちに、地域にやがて訪れる未来を住民間で共有しながら、

地域のあり方の再構築を考えるきっかけにしていければと思う。

 

詳細は以下のリンクをご覧ください。

高齢者日常生活支援事業パンフレット

支援者(サポートスタッフ)募集チラシ

 

 


しんしろまちなか映画祭(平成29年度新城地域自治区予算事業)

2017-07-06 09:50:02 | 奥三河の紹介

かつて、新城のまちなかに2軒の映画館があったことをご存じだろうか?

50代以上の方の中には、知っているという方がいらしゃるかもしれないが、

私は残念ながら、「聞いたことがある」程度だ。

 

ところが60代以上の方になると、これが一変。

この話題を出しただけで、たちまち話に花が咲く。

「あの頃の裕次郎は本当にカッコよかった!」とか、

「わしはチャンバラが好きで良く観に行った」などなど。

 

2軒の映画館(新城駅前の新富劇場といま東海典礼がある本町の昭和映画劇場)をはじめとして、

かつては駅前を中心としたまちなかは、老若男女でおおいに賑わっていたのだ。

 

というわけで、これをまちなかの活性化に利用しない手はないと、

本年度、老人クラブや民生委員を中心に「新城まちなか映画祭実行委員会」が立ち上がった。

 

目的は、映画鑑賞を通じた高齢者の地域交流の促進だ。

 

新城地域自治区の高齢世帯率は意外と高く、30%を超える行政区が9行政区中、3つもある。

(※栄町区35.84% 的場区31.55% 弁天区32.31% 数値はいずれもH28.4.1現在)

高齢世帯は、外出や会話の機会が少なく、認知症発症リスクが高いともいわれる。

そこで、昔懐かしい映画を上映することで、外出の機会を創出し、

そこから、地域の方々との交流の機会をつくろうというねらいだ。

 

特に今回は、ミニデイや公民館活動などへの参加率が低い、高齢男性をメインターゲットとした。

 

まずは、対象者のニーズを探るとともに事業PRのため、アンケート調査を行った。

 

7/4現在で、163件の回答があった。

好きなジャンルでは、「コメディ」・「アクション」・「時代劇」の順に人気があるが、

世代別にみると、若い世代は「アクション」、70代以上は「時代劇」や「西部劇」の人気が高い。

性別でみると、女性は、「コメディ」の次に「ロマンス」が上位にくる。

 

「誰と観に行きたいか?」という質問に対しては、

20代は「親しい友人」、30代は「子や孫」がトップとなったが、

40代以上は、すべて「夫婦」がトップとなった!

 

だが、これを性別でみると………

男性のトップは、圧倒的に「夫婦」で回答率47.3%。

だが、女性のトップは、「親しい友人」で、回答率57.1%

「夫婦」と答えた方は、わずか22.9%……。

 

この結果、単に夫婦の問題ととらえるか、

企業戦士だった男性の地域とのつながりの希薄さととらえるか、

この辺りに、今後の高齢化対策にカギがありそうだ。

 

 


デビュー戦

2017-07-03 09:12:09 | 日記

藤井聡太君が負けた。

それに対する、加藤一二三氏のコメント。

「人生も、将棋も、勝負はつねに負けた地点からはじまる。」

 

昨日、長男(小2)のデビュー戦があった。

といっても、最近、通い始めた空手教室の生徒同士の大会だ。

息子のクラス(小学校低学年)のエントリー数は、17人。

出場選手のプロフィールをみると、

息子が経験年数は一番浅く(8ヶ月)、体重は一番重い(36kg)……。

 

この大会、本戦の時間は1分30秒、決着がつかない場合は1分の延長、

それでも決着がつかない場合は、体重の軽い方の勝ちとなる。

 

……あきらかに不利だ。

 

長男は、こども園の頃から、人と異なる言動をしては周囲を笑わせる、いわゆるお調子者だ。

また、どちらかといえば、何に対してもわりかしら大雑把で飽き症なところがあった。

 

ところが、こと空手に関してはまったくの真逆。

先生達からも、「いつもすごく一生懸命に取り組んでます」と言われるほど。

一昨日も、楽しみにしていた夜店は7時早々に切り上げ、1人で空手の練習に向かったぐらいだ。

 

そんな息子が楽しみにしていた大会。

 

いよいよ出番が近づいてきた息子を見ると……

気合い十分というよりも、ものすごい緊張している。

いつも兄弟3人揃ってふざけてばかりいるため、

こんなに緊張している息子を見るのは初めてだ。

 

 

さて、結果は。

 

善戦むなしく。

 

一瞬の隙をつかれ、上段回し蹴りで技ありを決められ、無念の判定負け。

ま、それでもデビュー戦にしては、自分から常に攻撃を仕掛けていたし、

一歩も下がることなく戦っていたのでと、

親のひいきめ目線で「よくがんばった」と褒めてやろうと思ってたところ、

防具をはずすなり、号泣。

 

これまで、運動会のかけっこをはじめとして、

あまり勝負ごとにこだわりをもたない性格だと思っていたのだが、

人生初の試合で負けたことが、相当悔しかったようだ。

 

そこからの3時間。

自分の試合が終われば、外に出て遊んでしまっている子も多い中、

若干飽きた様子を見せながらも、最後まで他の子の試合を観戦し続けた息子。

「他の子の試合を見て勉強するのも、強くなるコツだ」の一言が聞いたのか。

 

そんな息子へのご褒美は、いつも新城教室で指導してくれる先生がくれた。

「いつも頑張ってるから、師範と写真を撮ってもらうか」

息子にとって師範は、いま、一番の憧れの人。

 

上級者の子たちが、防具のグローブに師範のサインが入ってるのを、

いつもうらやましそうに見ていたが、そのサインもしてもらえることに。

 

息子の空手へのモチベーションが、またひとつ上がったようだ。

 

息子よ! 人生も空手も、勝負はつねに負けた地点から始まるのだ!

 

親からすれば、取り組む内容は何にしても、

こうして1つでも真剣に向き合えるものができて良かったと思う。

いつの日か、この集中力とやる気が、勉学にも向いてくれることも期待したいが。