三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

幻庵

2012-01-31 08:32:47 | 日記

いま、間伐をしている現場の近くに、とても気になる建物があります。

 

屋根は全面、土木工事で使われるようなコルゲートパイプで覆われており、

正面の玄関とおぼしきところには、鉄でなにやらユーモラスな装飾が施されている。

そう書くと、新城の山の中には似つかわしくないような物に思えるのだけれども、

実際に見てみると、なぜか周囲の風景とそれほど違和感なく馴染んでいる。

 

「これはなんだ!」

実は、「幻庵」という名のついた、著名な石山修武さんという建築家の方の作品でした。

建築されたのは1975年。

施主は蒲郡の人。

 

「コーヒーが飲める茶室」をイメージして建てられたこの作品は、

ただ単に奇抜なだけでなく、

安価な素材と明快な構造、そして高度な技術を必要としないことを強調しており、

住宅のローコスト化やセルフビルトの提案にまでつながっているそうです。

 

当時の建築界に大きな一石を投じ、

30年以上経ってなお、多くの方を惹きつけてやまないこの作品が、

新城の山中にあることを、なぜか嬉しく思います。

 

外観を望むだけで、いろんなインスピレーションが湧き起こりそうです。

 

※幻庵  http://ishiyama.arch.waseda.ac.jp/www/worksfile/gen_an.html

 動画  http://www.youtube.com/watch?v=LYQ7DR_HJqc  (2009年)

 


Hot art 湯谷 ~日本を温めよう~

2012-01-30 19:05:47 | 奥三河の紹介

いま、愛知県と奥三河の4市町村が中心となって、

昨年から2年間に渡り、奥三河地内で数々のアートイベントが開催されています。

 

「山里のアート巡り きてみん!奥三河」

http://kitemin.jp/

 

そして、一昨日から、新城市の湯谷温泉にて、

「Hot art 湯谷 ~日本を温めよう~」をテーマに、アートイベントが開催されています。

 

ここに、新城JCの後輩であり、(NPO法人申請中)穂の国森林探偵事務所の仲間でもある、

地元で花屋を営む、「花のこおらん」の紙谷君が出展しています。

 

田舎の花屋と侮ることなかれ!

 

独創的でありながらも、奥三河に溶け込むような、オモシロくてカッコいい作品が展示されています。

お時間ございましたら、ぜひ一度、ご覧いただければと思います。

 

なお、明後日2月1日(水)には、CBCテレビのイッポウにて、その模様が放送されるそうです。

17時台の特集で15分程度にわたって流れるそうなので、ぜひこちらもご覧ください。

 

 


城攻めスタンプラリー

2012-01-20 16:22:48 | 奥三河の紹介

とてもユニークなスタンプラリーが明日から始まります。

その名も、「城攻めスタンプラリー」!

http://shirozeme.nonhoi.com/index.html

 

奥三河は、かつて徳川と武田がしのぎを削った地として有名ですが、

そこには、生死をかけた築城技術の粋が凝らされた、数多くの山城がありました。

その中から厳選された7つの城郭をまわると、

論功行賞として素敵なご褒美がもらえるという企画です。

 

こういうと、若干、マニアな香りが漂いますが・・・・

一般の方も確実に楽しめる、細部にまでこだわった、遊びゴコロ満載のラリーです。

 

ぜひ、ご家族やご友人とともに、「城攻め」をお楽しみ下さい。

地元の男性諸氏は、ぜひこの機会に、お気に入りの歴女をデートにお誘いください。

 


キツツキと雨

2012-01-18 11:05:33 | 日記

映画館で気になるチラシがあったので持ち帰ってきました。

「キツツキと雨」 http://kitsutsuki-rain.jp/

 

普段、邦画はあまり観ないのですが、これは思わずキャッチに釘付けに・・・

「無骨なキコリと気弱な映画監督のちょっといい出会い」

 

なんと、「キコリ」が主役です!

これは見逃せません!!

 

小栗旬ファンの皆様もぜひどうぞ。

◆ユナイテッドシネマ豊橋18 2012年2月11日(土)~ 公開予定

 


50/50

2012-01-17 08:58:16 | 日記

久しぶりに映画を観た。

ある日突然、ガンを宣告された27歳の若者と

彼を取り巻く周囲の人達の心の葛藤を描いた作品だ。

だが、いわゆるお涙頂戴話ではなく、コメディである。

そのため、重いテーマであるにも関わらず、オモシロかった。

そして、考えさせられた。

※「50/50」 http://5050.asmik-ace.co.jp/

 

 

実は、当社に難病を患っている社員がいる。

映画のように、生死に関わる病ではないが、

その発病の原因、治療方法はいまだじゅうぶんには解明されていない難病である。

「大腿骨頭壊死症」という。

何らかの原因により、大腿骨頭の一部が血流の低下により壊死し、

(骨が腐った状態ではなく、血が通わなくなって骨組織が死んだ状態)、

通常歩行が困難となる病である。

 

いまある治療方法は、圧潰した大腿骨頭を人工骨頭に置き換える手術療法や、

長距離歩行や重量物の運搬を制限するなどして安静状態を保ち、

骨が再生するのを待つ保存療法などである。

まだ30代と年が若いため、医師の勧めにより保存療法をとっているが、

彼の業務内容は、屋外での肉体労働作業が主であるため、

職場復帰をいまだ果たせず、すでに長期休暇は1年半近くに及ぶ。

 

働くことができず、ずっと家で安静にしているのは辛いであろう。

しかし、病の本当の苦しみは、その当人にしかきっと分からない。

なのに分かったようなふりをするのは、優しさではなく偽善なのかもしれない。

では、そんなとき、周囲の人間はどうすればよいのか?

 

本映画に登場する、カイルやキャサリンに教えられた。