三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

2016-02-23 12:03:06 | 奥三河の紹介

昨日、新城設楽生態系ネットワーク協議会の総会が開催された。

そこで、「奥三河」についての議論があった。

 

実は、昨年の総会にて、会の名称を変更したらどうかという提案があった。

曰く、「新城設楽という言葉はいかにも行政的だ。一般的には奥三河の方が名が通っている」と。

自分は奥三河ビジョンフォーラムとして参加していることもあり、それに賛同した。

そこで、総会欠席の会員の意見も聞き、全員賛成ならば名称変更しようということになった。

 

後日、「反対の会員もいたため、名称変更を行わない」という事務連絡が来た。

 

昨日、その反対理由を聞くことができた。

「奥三河という言葉の定義がなく、その範囲が限定できない」

「わざわざ自ら「奥」などと自虐的に表現しない方が良い」

ということだったそうだ。

 

始めの意見については、それが「豊田市まで含むと勘違いする」という意図だったことを聞き、正直驚いた。

これまで、「新城は奥三河なのか?」という疑問はぶつけられたことがある。

これは北設楽の方からであり、「新城はまちなので、自分たちと同じというイメージがない」と。

ただし、これは合併前後の頃の話、すなわち10年前のことだ。

それ以降、観光分野をはじめ、様々なかたちで「奥三河」という名称を用いた情報発信がされており、

すでに言葉として定着しているものと自分は思い込んでいた。

 

しかし、まだ「定義が曖昧」で「どこまで含むかイメージできない」と。

ならばこそ、ここでも「奥三河」という名称を用いて、より定着させていくことが必要だとも思うのだが…。

 

もう一つの意見、「自虐的だ」との見方には、非常に残念な思いをした。

かつては、「奥=田舎」というイメージを嫌う傾向があったかもしれない。

しかし今の時代は、むしろその「奥」という言葉のもつイメージを逆手にとって、

それを価値にかえて情報発信することが重要なのではないかと、自分は思う。

 

「奥」という言葉を辞書で引けば、次のような意味も出てくる。

・容易には知りえない深い意味。物事の神髄までの距離。「奥が深い研究」

・芸や学問などの極致として会得されるのもの。奥義。秘奥。「茶道の奥を極める」

 

このように、「奥」という言葉のもつ神秘性を活かすことで、

都市にはない魅力を発信できるのではないかと思っている自分にとっては、

「自虐的」との言葉には寂しさを感じた。

 

以前、ある方に伺ったのだが、東京で農産物のマーケティングをしたとき、

「新城産のトマト」というより「奥三河産のトマト」という方が、反応が良かったそうだ。

「奥」という言葉が貴重性をイメージさせ、そのものの価値をあげたという事例だ。

 

しかし、残念がってばかりもいられないので、

今後、よりいっそう「奥三河」という言葉が定着し、その価値を高められよう活動をしていきたいと思う。

 

なお、新城設楽生態系ネットワーク協議会のHPができました。

お時間あれば、ぜひご覧ください。

http://shinshiroshitara-seitaikei.jimdo.com/

 

 


現場進捗状況

2016-02-20 08:56:46 | 土木

つくで手作り村の中を流れる農業用排水路の整備をしています。

左岸側の護岸にも、自然石ブロックを積んでいます。

 

階段も2ヶ所設置し、河床に降りられるようになります。

 

魚巣ブロックは、既存のU字溝を活用したもの。

ひっくり返したり、横に向けたりして、魚の居場所を確保しています。

 


新東名高速開通

2016-02-18 14:25:09 | 奥三河の紹介

2月13日に、新東名高速道路の引佐JCTから豊田東JCTの間が開通した。

早速、SNS等で新区間の走りやすさや、名古屋までの時間短縮度合、

長篠設楽原PAの様子などが、続々とupされている。

 

聞くところによると、開通後3日間の新城ICの通行量は、

2/14(日)9300台・2/15(月)5600台・2/16(火)5000台とのこと。

新城ICの目も前にある道の駅「もっくる新城」も、連日、超満員だそうだ。

おそらくGWまでは、この状態が続くと見られている。

 

さて、以前からご紹介しているように、長篠設楽原PAからは、茶臼山公園へ歩いて行ける。

ここには、織田信長の歌碑があったり、お稲荷さんが祀られていたりするのだが、

どうやら、ここにも多くの方が足を運ばれているようだ。

 

行かれた方に伺ってみると、PAからの距離や階段の角度や踏みしろがちょうど良いとのこと。

PAから直接行ける史跡も珍しいとのことで、今後も多くの方に訪れてほしいものだ。

 

実は、私はまだ新東名を走れてないし、長篠設楽原PAにも行けてない。

なんとかどこかで時間をつくって行ってみたいが、もう少し落ち着いてからでも良いかとも……。

 


現場進捗状況

2016-02-12 14:00:59 | 森づくり

旧消防庁舎の解体が本格的に始まりました。

 

明日の新城ICの開通に伴い、周辺道路の交通量が増加することが予測されるため、

歩道部分の舗装工事は、来週以降に延期しました。

 

出沢の砂防堰堤の打ち継ぎを行っています。

平成27年10月末時点

 

H28年2月上旬