三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

採長補短

2017-05-02 10:40:43 | 日記

4月22日(土)の午後、新庁舎建設工事の現場研修会が開催された。

対象は、市内建設関係者。

テーマは「免震構造」

主催は、請負業者の鹿島建設と発注者の市役所契約検査課、

加えて「新庁舎建設等における市内事業者の技術等活用(推進)検討会議 建設分科会」によるものだ。

 

当社は、建築はまったくの門外漢。

だが、こうした地元業者に向けた取り組み自体に興味があったため、参加することに。

案の定、技術的な構造に関することはよく分からないこともあったが、その機能についてはよく分かった。

 

その後、免震装置だけでなく、現場をぐるりと一回りさせてもらう。

とにかく、よく整理整頓されていて、現場がキレイだ。

 

よく「大手だからできる」、「現場が大きいからできる」と受け取られることがあるが、

設備に関してはそういう面がないわけでもないが、整理整頓は会社や現場の規模の大小は関係ない。

見習わなければならないことだ。

 

スラブ(床板)は、現場で製品化。

図面上は「現場打ち」になっていても、実際にはその場所で型枠を組むのが物理的に困難だったり、

作業工程上、手間が余計にかかることがある。

そのため、作業性を高め工程を短縮するのに用いられる手法だ。

 

これは、昨年度、当社の現場でも提案して承認されたことがあるが、

これからも、この考え方は取り入れていきたい。

 

ヒヤリ、ハット、ヒョット報告。

事故防止策として、建設業界でも以前から取り組んでいることだが、

その報告が、言葉だけじゃなく絵もちゃんと描き込むことによって、より具体的に分かりやすくなっている。

それもカラーで!

 

当社でも、ヒヤリハット報告は、毎月の朝礼で行っているが、

こうした報告は、通常は、なかなかしたがらないものだ。

この現場では、報告1回につき、報告者に粗品を渡しているそうだ。

それも、地元新城に関係するものを。

地域貢献も兼ねた一石二鳥の取り組みだ。

 

最後に免震車を体験。

 

これは、すごい。

乗れば分かる。

先ほどまでの知識が、実感に代わる。

 

伝える「手段」の重要性を改めて知る。

 

今後も、現場研修会は開催されるとのこと。

大手の取り組みの良いところを、自社にも取り入れていきたい。