三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

年の暮れに思う。

2014-12-31 22:37:52 | 日記

年の暮れに、2つの学びをもらった。

 

1つ目は、「あいさつ」の大切さ。

27日に、社員有志による忘年会に参加したときのことだった。

「うちの会社は大きな声であいさつする人がいないから、なんか社内の雰囲気が悪い」

ある社員から発せられた言葉だったが、これにはドキッとした。

というのも、実は「あいさつの大切さ」は、1年前のある社員の結婚式で、自分も説いていたことだったからだ。

つまり、そう言ってる自分自身も含め、社内において全然励行できていないことに改めて気づかされたからだ。

 

たかがあいさつ、されどあいさつ。

 

1日の始まりと終わりを、あいさつをもってきちんと区切りをつけることは、仕事にメリハリを生み出す。

特に年度末の繁忙期を迎えるこれからは、あいさつをもってメリハリをつけ、

効率の良い仕事を目指すだけでなく、精神的にもストレスをため込まない環境をつくっていかねばならないと思った。

 

2つ目は、「完成形」をイメージすること。

先述の忘年会の場で、ある社員の自宅で毎年行われている、餅つきに誘ってもらった。

思い返してみても、子供の頃、親戚の家で行われていた餅つきを見た記憶があるぐらいで、

自分自身が行うのは初めての経験。

感想を一言でいうなら、「つらい・・・」

 

体力的な問題が一番だが、合わせてつらいのは「先が見えないこと」

ひたすら杵でつき続けるも、餅がいまどのぐらいの状態で、出来上がりまでに後どのぐらいつけば良いのかが分からない状態は、

心が折れそうになる。

が、ここで、ふと、仕事も同じだと気づいた。

仕事も完成形がきちんとみえていないと、自分がいましていることの意味も是非も分からず、

ただただ、体力と精神を疲弊させていくだけだと。

 

どの現場においても、着手前に完成形をきちんとイメージしてとりかかること、

またそれを自分だけが把握しているのでなく、関係者にもきちんと伝えること、

それが仕事へのモチベーションを向上させ、結果、効率の良い仕事につながると思った。

 

この2点、来年は、特に意識していきたいと思う。

写真は、入社4年目のI君(22歳)。相の手(愛の手?)を入れるのは、彼の新妻。

2月に第一子が誕生予定。

 


現場進捗状況

2014-12-23 15:33:21 | 土木

早いもので今年も残り後1週間。

先月から今月にかけて例年になく雨が多く、どの現場も工程管理に頭を悩ませています。

 

工事名:道路改良工事(社会資本)

工事場所:新城市富永地内

年末年始に向け、市道茶臼山線を開放しました。

1/5の仕事初めから、また通行止めとなります。

ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。

 

工事名:歩道設置工事(防災・安全)

工事場所:新城市日吉地内

12/26に検査を受け、完了です。

長期間に渡り、片側通行等ご協力をいただき、まことにありがとうございました。

 

工事名:緊急防災対策砂防工事

工事場所:新城市出沢地内

上流域にて砂防堰堤工事が行われるのに伴い、

工事中に下流域での土砂災害等の発生を未然に防ぐために、桝を設置しています。

 

工事名:あいち森と緑づくり森林整備事業 新城人1号工事

工事場所:新城市徳定ほか地内

検査も終わり、現場完了です。

今日は、天気が良かったため、浜名湖が見えます。

来年度以降、この作業道を利用した間伐工事が発注される予定です。

 

工事名:河川改修工事

工事場所:新城市石田地内 庚申川

上流部のブロック積がほぼ終わりました。

年明けからは下流部にプレハブ水路を設置していきます。

 

工事名:笠岩橋耐震補強工事

工事場所:新城市桜淵地内

年明けから桜淵の笠岩橋の耐震補強工事を行うため、足場を設置しました。

笠岩橋は、昭和47年に当社にて施工させていただきました。

当時はまだ現在のような測量機器もなく、巻尺とそろばんを使って施工していたそうです。

 

工事名:林業専用道開設工事

工事場所:新城市大野地内 落ノ沢鳳地線

林道は規制がないため、本日も現場作業を行っています。

日陰が多く、土が乾きにくいため、これから毎朝のように発生する霜に悩まされそうです。

 

この他、公共下水道工事(野田地内)、管路施設工事(黒田・富岡地内)、側溝改良工事(大海地内)、

石綿管除去対策工事(稲木地内ほか)、復旧治山工事(中宇利地内)、用水路工工事(作手清岳地内)、

小規模治山工事(上平井地内)、あいち森と緑づくり森林整備事業(新城市大野地内)、

テニスコート人工芝改修工事(新城総合公園)と、市内全域にわたって工事をさせていただいています。

 

各地にて、住民の皆さまはじめご通行の皆さま方には、何かとご迷惑をおかけいたしますが、

何卒、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 


DA MONDE TRAIL CHALLENGE

2014-12-20 08:56:15 | 森づくり

最近、奥三河では、トレイルランニング(通称トレラン)が盛んだ。

ここ数年、鳳来東部エリアを中心にトレランの大会が開催されているのに続き、

来年4月12日には、奥三河を舞台に、プロトレイルランナーの石川弘樹氏がプロデュースする

全長63kmのトレランの大会が開催される。

 

奥三河パワートレイル http://www.powertrail.co.jp/

 

 

山の中を63kmも走るって……

普通の人は、ちょっとおぞんでしまうだろう。(注:三河弁で「ビビッてしまう」の意)

 

そこで、トレランを「まずは楽しんでみよう!」という企画が持ち上がった。

その名も、「DA MONDE TRAIL(ダモンデトレイル)」(注:「だもんで」とは、三河弁で「だから」の意)

比較的平坦な周回コースを、仲間とともにリレー形式で走ろうというレースだ。

こちらのエントリーが本日から始まっている。

https://runnet.jp/entry/runtes/user/pc/competitionDetailAction.do?raceId=103115&div=1

 

詳しくはHPをご覧いただきたいが、コチラは諸事情により、明日21日(日)からの開設となる。

「ダモンデトレイル」で検索してみて下さい。

 

トレランに興味あったけど、これまでちょっとおぞんでしまっていたあなた、

心身リフレッシュのため、なんか新しいこと始めたいと思っているあなた、

ぜひこの機会にトレランをお楽しみ下さい。

皆さまのご参加お待ちしております。

 


彦坊山 冬

2014-12-18 18:38:40 | 森づくり

12月にもかからず、この雪。

夏ごろに、「今年は暖冬です。」と気象予報士が言ってたような気がするのだが……。

 

久しぶりに彦坊山へ。

降雪時に行くのは、実は初めて。

見慣れた風景が、まったく違う場所のように感じる。

雪山登山をする人の気持ちが、ほんの少しだけ分かったような気がする。

 

うさぎの足跡発見!

 

夏に撮影した場所もご覧の冬景色。

 

そうこうしているうちに、また吹雪いてきた。

 

急いで下山。

ジョギングしながら下ってると、「トレイル・ランってこんな感じかな」、とふと思った。


豊田安全防災協議会

2014-12-17 23:16:09 | 土木

年末恒例の、愛知県土木研究会若手経営者の部会主催の愛知県建設部幹部との意見交換会。

今年は少し趣向が変わって、意見交換の前に、豊田支部の防災体制の取り組み事例が紹介された。

 

スマホで撮影した災害現場の写真を、グーグルマップ上に登録するシステムを構築することで、

被災状況を見える化し、有事の際の正確な情報共有を図ろうというものだ。

 

豊田安全防災協議会

http://www.toyota-anzen.jp/

※TOPページの右にある「災害マップ」をクリックすると、ログイン画面となり、

 「ビジターログイン」をクリックすると、実際の災害マップが確認できます。

 

まだ、試験段階で実際の具体的な運用については検討中とのことだが、これは素晴らしいと思った。

というのも、すぐに脳裏に、3年前の台風15号による国道301号線崩落のことを思い出したからだ。

 

当時、崩落から3日後に全面通止めに踏み切る際、迂回路をどうするか情報を掴むのに時間がかかった。

原因は、迂回路の候補となる他の県道の被災状況を瞬時に把握できなかったからだ。

何しろ新城市は、499キロ平方メートルという広大な面積を有するため、

それぞれの県道に対する防災協定の締結者も異なり、また山中を走る路線も多いため近隣に目標物がなく、

口頭では実に現状が把握しづらかった。

 

その際に、こうした目に見えるかたちで情報が共有できるシステムがあると、その後の対策も迅速に進むに違いない。

当地域にとっては、今冬の北設での豪雪被害のように、雪害に関する情報共有も図れるだろう。

 

稼働に対しては、「セキュリティ」「プライバシー」「コスト」の3点から課題も提示されたが、

群馬県や栃木県など先行して取り組んでいるところもあるようなので、当地域でも検討してみたいと感じた。