三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

低コスト木材生産研修会

2011-09-28 18:52:43 | 森づくり

トヨタ自動車が三重県に1700haに及ぶ山林を所有していることをご存知でしょうか。

その山の管理を一手に引き受けているのが、「速水林業」という会社です。

http://www.re-forest.com/hayami/

 

本日、その速水林業さんによる講習会が設楽町津具地区にて開催されました。

中型タワーヤーダーとスキディングローダーを用いた木材搬出ですが、

これまでは愛知県では、スイングヤーダーを用いた3点セット方式による

出材が主流だったため、そのスピードと効率性に衝撃を受けました。

しかも、この方式を自らヨーロッパに行って学び、20年前からすでに始めているとのこと。

 

外材の輸入により「林業は儲からなくなった」と嘆く前に、

探究心と行動力で、常に新たな可能性を模索されている姿に、刺激をもらいました。

 

そして特に印象に残った一言は

「山林所有者ではなく、資産家であり投資家。投資家の皆さんに、何を返せるのか、

どれだけ返せるのか、それを常に考えている」

 

どういう方法で切ったら今ある木を高く売れるか、

次に何をどのように植えたら、後に利益になるのか、

きちんとビジネスとして、投資対象としての森林を創っていく

その姿勢に感銘を受けました。

※写真手前がタワーヤーダー その右後ろあるのがスキディングローダ

集材状況

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台風の爪痕

2011-09-26 19:46:59 | 土木

先日の台風15号により、新城市内各地で通行止めが発生していますが、

本日、また1箇所通行止めが発生しました。

 

国道301号線です。

新城市街から作手地区に上る途中、臼子の集落から本宮スカイラインまでの間にて

台風15号の影響により、一部路肩が崩落していたため、片側通行を行なっていたのですが、

本日の雨により、さらに崩落が大きくくなったため、やむなく通行止めとなりました。

 

国道301号線は生活道路であり、

迂回路も1時間以上かかるため、通勤・通学に大きな支障が出ることは間違いありません。

 

崩落は幅20m・深さ20m以上のため、仮復旧もすぐには出来ず、

復旧には半年以上かかることも予測されます。

 

交通誘導をしていると、皆さん、ため息をつかれて、Uターンされていきます。

「何で通れんだ!」と怒鳴られるよりも辛いです。

 

あらためて、「道路」の必要性、重要性を感じます。

9月21日17:00撮影

9月25日8:30撮影

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台風15号

2011-09-21 19:12:22 | 土木

日本列島を縦断している大型台風15号は、

わたしたちのまちにも大きな被害をもたらしました。

とりわけ、まもなく収穫を迎えようとしていた田畑やハウスが

水害にあってしまったのは、大変残念なことでなりません。

これまで一生懸命に育ててこられた農家の方のお気持ちを思うとなおさらです。

 

2年前の台風の際には、市内のいたるところで風倒木が発生しました。

今回は、まだそこまでの被害はないようですが、

それでもこれから山の中に入ってみなければ本当の被害状況は分かりません。

 

しかし、残念なのは、農作物と違い、

立木の被害には、あまり多くの方の関心をお寄せいただけないということです。

 

もちろん、道路に倒れ、通行の妨げになっている風倒木には気がつかれるでしょうが、

山の中に倒れたままになって放置されている木のことまではなかなか分かりません。

 

数十年という時を経て育まれたものを、たった一晩にして失ってしまう。

本当は、とても残念で悲しいことです。

 

明日、再び山に入って被害状況を確認しながら、

風倒木被害に対し、皆さんの関心をお寄せいただく方法を考えていきたいと思います。

台風15号被害状況 (新城市豊島地区にて)

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産業観光

2011-09-14 11:23:00 | 森づくり

9月23日に新城文化会館にて、「第4回観光交流サミットin奥三河」が開催されます。

http://www.pref.aichi.jp/0000044693.html

 

昨晩、その打合せをする中で、「産業観光」というお話を伺いました。

そもそも観光の原点とは、小集落を形成し農漁業等で暮らしを立ててきた人々が

近隣の集落を訪れ、他集落の人々の暮らしに触れ、産業を学ぶことにより、

自らの暮らしの向上を図ろうとしたことにあるそうです。

そのため「産業観光」こそが観光の始源と言われ、いまその意義が見直されているとのこと。

人々のニーズも、従来の見物型観光から体験型観光へと、

また、ガイドブックによる情報収集から口コミによる情報収集へと変わる中、

「産業観光」は、まさに体験型観光であり、地域発の観光であるとのこと。

 

実際に、この奥三河でも、

プロの演奏者と共に合宿所に寝泊りしながら和太鼓を体験する企画や

米作りから仕込までともに体験しながらお酒をつくる企画、

化粧品の原料となる鉱石の採掘場所を見学する企画など、

地域に密着した産業を、実際に体験し、学ぶことのできるツアーが人気を集めているそうです。

 

では、林業の分野ではどうか。

ただ単に山に来て間伐体験していただくだけでは、来訪者の学びとはなりません。

森林と地域の人々の暮らしとの関わりがみえてこそ、はじめて産業観光となるのだと思います。

そのためには、まず林業をきちんと奥三河の産業としていくこと、

そして奥三河の面積の88%を占める森林と、奥三河の人々の暮らしとを結ぶこと、

それができたときはじめて、人々は奥三河の「光」を観に来ていただけるのだと思います。

 

観光交流サミットまで、後9日。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

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緑の雇用の検査

2011-09-09 18:34:50 | 森づくり

本日、「緑の雇用」の中間検査がありました。

※緑の雇用制度 http://www.ringyou.net/

 

この制度は、林業の担い手育成に対し、国から補助金をいただいているため、

当然のことながら、厳しい検査があります。それも年4回。

 

本日の結果は………、書類△・現場〇

 

書類は、ベースとなる書類の記載に解釈を間違えている部分があり、

そのため、他の書類にも影響が及んでしまい修正箇所が多数……

 

一方、現場はいきなり安全装備が「完璧!」と褒められ、

気をよくして作業にとりかかると、いきなりかかり木……

 

やはり、検査官の厳しい視線を感じると、作業員も緊張して手元が狂うようです。

 

今回いただいた指摘を、次回の中間検査までには、しっかりと修正しておきたいと思います。

一番手前の作業員のズボンはジーパンではありません。

安全ズボンの前側に、古くなったジーンズの生地を重ね合わせて補強した、彼の奥さんの手作り作品です。

 

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