恒例となった新城こども園のバザーが今年も開催された。
こども服は、使用期間が限定される。
こどもの成長によっては、1年で着られなくなることも多い。
それでも、小さくても服である以上それなりの値段はするし、
こどもは何かと汚すことも多く、1日に何回も着替えるため、それなりの数も必要となる。
これが家計にとっては、ばかにならない。
そこで、まだ着られる服をリサイクルすることで、お互いに助け合おうというのが、
このバザーの趣旨だ。
ほかのこども園の様子は知らないのだが、
新城こども園のバザーは、品質が良いものが多く揃っていると、噂が広まっているようだ。
28日から3日間限定で始まったのだが、初日は開場前から行列ができていたとのこと。
また、3日目は値段がさらに安くなるため、それを待ってかけつける方もいるようだ。
他のこども園に通う保護者の方も、チラシを見たり噂を聞きつけ集まってくる。
こども服に加えて、マタニティ用品も取り扱っている。
確かにこちらも期間限定の衣類だ。
ママ友が品定めをしていたことで、周囲の方がご懐妊に気がついたということもあったようだ。
リサイクル品に加えて、保護者のみなさんのハンドメイド作品も並ぶ。
水筒のひもカバーなどは、市販で探そうと思ってもなかなかないし、自分でつくるのも時間がかかる。
裁縫が得意な保護者による助け合いだ。
このバザー、売り上げは保護者会活動の事業費に充てられる。
これまで市の地域活動交付金制度を利用していたのを、
今年度は、全額自主財源で賄おうと気合が入っている。
「こどもたちのため」
この1つの想いが多くの方に共有され、まさに好循環が生まれている。
しかし、そこから生まれる保護者同士の交流も見逃せない。
「イベントの最大の成果は、人と人が出会うことによるネットワークの構築だ」
以前、ある大学教授に言われたことを思い出す。
いろんな意味で多くの収穫があるこのバザー、
今後も続いていくことを願いたい。