三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

ソトコト

2016-07-28 07:58:39 | 奥三河の紹介

ソトコトという月刊誌をご存知でしょうか?

今から10数年前、世間がミレニアム(懐かしい響き!)に沸いたころから、

スローフードやロハスなど、これからの新たなライフスタイルを提唱している雑誌です。

http://www.sotokoto.net/jp/

※2016年7月号には、東栄町が掲載されています。

 

 

その時代の先端を行く雑誌の副編集長の講演会が、来週、ここ奥三河で開催されます。

講演会後には、講師の方との交流会も予定しています。

ぜひ、みなさん、ご参加ください。

 

「一般社団法人奥三河ビジョンフォーラム 例会」

講師:月間ソトコト副編集長 小西威史 氏

演題:地域を、新たに「編集」する。~つながる世代が今、地域で挑戦していること~

日時:2016年8月1日(月)18:30~19:45

場所:新城観光ホテル 東館2階(桜淵公園内)

聴講料:1000円(※奥三河ビジョンフォーラム会員の方は無料)

 

■申し込み方法

 一般社団法人奥三河ビジョンフォーラム

 〒441-1326 新城市字中野15-10 新城市商工会館2F

 TEL:0536-23-2554  FAX:0536-24-1300 E-Mail:ovf@tcp-ip.or.jp

 

■講演主旨

今、20代、30代を中心に、新たな価値観の暮らしかた、働きかたが広がりを始めています。

買うよりも「つくる」、大きな企業で働くよりも、自分の「役割」を実感できる小さな場で働く、

副業ならぬ「複業」という働きかたへの回帰……。

一極集中の時代からの「逆流」現象が起きているようです。

東栄町で取材をした「naori(なおり)」プロジェクトの大岡千紘さんの事例をはじめ、

長野県天龍村や福岡県上毛町で活躍する若い世代など、つながりを大切にする世代が取り組んでいる

地域の再編集ともいえる活動を紹介します。

 

 


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2016-07-27 16:15:51 | 奥三河の紹介

今秋、新城市内では初となる「ランバイクレース」が開催される。

ランバイクとは、ペダルがなく、足で蹴って前に進むこども用の自転車のことだ。

 

この自転車の何がスゴイかというと、この自転車をバランス良く乗りこなせるようになると、

ペダル付き自転車に移行する際に、補助輪なしで一発で乗れるようになるのだ。

 

我が家でも、長男・次男とも、この自転車のおかげで、

こども園の年中の歳から、補助輪なしで自転車を乗りこなしている。

※2015年4月撮影 手前が次男(当時3歳) 奥が長男(当時5歳)

 

 

今回のレースを企画運営しているのは、東京で企画製作会社を経営する新城出身の女性。

ただし、今回のレースは、「ふるさと新城のために何か貢献したい」という想いからのもので、

会社としてではなく、個人の立場で、ボランティアで運営している。

 

彼女の息子もランバイクに乗っており、毎週末ごとに全国各地のレースを転戦する中で、

新東名の開通により、格段にアクセスが向上した新城に全国から参加者を呼び込み、

ふるさと新城をPRしたいという想いがきっかけとなっている。

 

無論、新城の人にも、ランバイクのオモシロさを広めたいという想いもある。

 

7/7からエントリーが始まっているが、

彼女のねらい通り、ビギナーレース部門には、地元新城からの多数の応募があるそうだ。

 

大会概要やエントリー方法などは、コチラをご覧ください。

http://ameblo.jp/racingfamilyno1challenge/entry-12176889742.html


高性能林業機械デモ機の現地見学会

2016-07-25 07:48:21 | 森づくり

これまでも、こうした見学会には何度か参加した。

しかし、当社が実演者となるのは、今回が初めて。

 

林業機械メーカーのIWFUJI社のスイングヤーダが新たに改良され、

そのPRのためのデモ機を、林業機械の商社のアジア産業(岡崎市)を通じて、

当社が1ヶ月間、無償で借りれることになったことから、今回の運びとなった。

 

今回の実演スタッフと機械の紹介。

今回の5名のスタッフの内、4名は緑の雇用制度により入社した社員。

内1名は、現在2年目の実習生(写真中央)。

東京生まれの東京育ち。語学堪能という変わり者(!?)

※緑の雇用制度 https://www.ringyou.net/

 

使用する機械は、SW-302。

従来型と比べ、小旋回+ハイパワーという仕様。

 

大野財産区さんと委託契約を結び、経営計画を立案した施業地にて、実際に7月頭から使用中。

市発注工事にて開設された林道落ノ沢鳳地線から、新たに森林作業道を開設し、出材しています。

 

ベースマシンの建設車両が後方小旋回型(機械のお尻部分がキャタピラーより飛び出していないタイプ)のため、

森林作業道の開設幅を広くとらなくても、機械がスムーズに回転できるのが利点。

 

質疑応答の後、オペレーターからのコメントを求められる。

話しているのは、当社の環境事業部で最年少の社員。入社6年目。

機械の利点、難点を堂々と述べる姿に成長を感じる。

 

林業をはじめて、10年近くが経つが、ようやく長期的な施業地が確保でき、本格的な出材作業に入ることができた。

作手の社有林と合わせて、およそ100haの山林を、これからしっかりと整備し、

後世に豊かな森林資源を残していきたい。

 

 


立川談笑

2016-07-11 15:06:35 | 日記

久しぶりに落語を聴きに、岡崎へ。

演者は、立川談笑。

生で聴くのは初めて。

以前、レンタルCDで「イラサリマケー」という噺を聴き、大爆笑した覚えがある。

談笑が得意とするのは、こうした古典落語をベースにして、そこに独自のスパイスを効かせるネタだ。

 

これがよく効く。

 

今日の仲入り前の一席も、そんなスパイスたっぷりのネタだった。

前座噺として知られる「金明竹」の津軽弁バージョン。

オリジナルは上方なまりだが、津軽弁だとこんなにもオモシロくなるのかと。

 

仲入り後の2席目のネタも期待したのだが、これがちょっと……。

 

演じたのは、人情噺の名作「芝浜」。

 

以前に、CDで同じく人情噺の名作「紺屋高尾」の談笑版、

「ジーンズ屋ようこたん」というネタを聴いたことがあるが、

そのとき受けた感覚と同じような感じ。

 

やはり、スパイスはスパイスであって、素材の味を消してしまっては、元も子もない。

 

ちょっと残念。

 

名作と呼ばれる人情噺に、新たな解釈を加えるのは難しいなと感じつつ、

談笑の師匠の談志は、三代目桂三木助によって完成されたといわれる芝浜に、

異なる解釈で演じてみせて、2007年の伝説の高座を生み出したのだから、やっぱりスゴイ。

 

 

で、結局、この日の一番の収穫は、談笑ではなく、この人。

 

講談師 神田松之丞

http://www.matsunojo.com/

しばらく、この人に注目していきたい。