三代目虎真之助blog 『森から出たまこと』

「森はいのちの源」 奥三河の森から学んだこと、感じたこと、得たものを書き記しています。

人財関連セミナー

2013-04-23 09:05:45 | 森づくり

ここ1週間で、2つの人財関連セミナーを受講。

そこで印象に残ったフレーズを抜粋してご紹介。

 

◆1つ目

4月18日(木) 三菱UFJ青年経営者セミナー

「若手人材の獲得競争で大手・人気企業に勝つ!」

講師:株式会社ニッチモ 代表取締役 海老原嗣生 氏

 

『応募者の少ない中小企業は、新規採用に3種の神器を使う必要はない』

※3種の神器=履歴書・面接・エントリーシート

3種の神器は応募者が多数の大手企業が、ふるいにかけて落とす場合の手法。

中小企業は「落とす」ではなく「入れる」発想で、人物本位の採用の仕組みをつくるべき。

例)某中堅EC企業

  最終面接の代わりにハイキングを実施。

  体力・配慮性・チームワーク・勇気など痛いほどよく分かる。

  口ベタな人でも、人柄がよくみえる。

 

『就活に困っている学生を助けてあげることから始める』

自社セミナーを開催しても、中小企業では人は集まらない。

大手志向の学生の手助けをし、不採用になった学生を自社に誘う。

例)中堅鉄鋼商社

  銀行マンと社長の商談を見るプログラムを実施。

  都銀志望の学生が大量に集まる。

 

なるほど。

つい当社でも、これまで普通に会社説明会と履歴書と面接を行なってしまっていたが、

これは一考する必要がありそうだ。

先日、当社新入社員研修で行なった、組手什でものを作るなんていうのは有効そうだ。

市とハローワークが開催している合同企業説明会でも、何かオモシロいことがやれそうだ。

 

◆2つ目

4月22日(月) (一社)奥三河ビジョンフォーラム4月例会

「最近の企業立地動向と企業誘致」

財団法人日本立地センター 専務理事 徳増秀博 氏

 

『国内新拠点選定評価における人財確保の配点割合は50%以上』

デンソーエレクトロニクスが北海道千歳市に工場建設。

当初本命は九州だったが、決め手となったのは人財確保のしやすさ。

評価項目:高卒新卒者求職者数・有効求人倍率・大学(工学部)、高専数・給与水準など

 

『工業高校は、まず先生が企業にインターンに行くべし』

従来の学校の授業で教えている技術は、古くて職場では使えない。

まず、最先端の技術を、教師が知る必要がある。

その上で、インターンシップ制度をもっと活用し、優秀な技術・技能者を育成する。

 

東海地方は、新規立地計画の候補地としては上位にあげられるが、

愛知県は人手不足であり、新規採用が困難なことがネックとのこと。

 

新城市は新東名のインターチェンジができる好立地にあるため、

海外との競争になる単純組立加工作業ではない、

部材・装置などの頭脳型産業の誘致を目指すのが良いのではと。

 

なるほど。

優秀な技術者を育てる技術系の学校など、人財が確保しやすい環境を整えると

大手企業を誘致しやすくなる。

一方でそうすると、地域の優秀な人財は大手企業に就職するであろうため、

地域の中小企業は人財確保が困難になる。

だが、そこで、大手にはない採用プログラムを確立し、

大手の基準からは外れてしまった全国の優秀な人財を、

当地域の中小企業に集める仕掛けを考えれば、結果、地域の人口増にもつながる。

 

なんだか、オモシロいことが考えれそうな気がする。

 


公共施設の木質化

2013-04-16 08:20:47 | 森づくり

昨年の6月、新城市では、

「公共建築物等における木材の利用の促進に関する方針」が策定された。

http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/7,28154,156,744,html

 

そこで、隗より始めよ、ということで、

鳳来支所内の1Fカウンター及び森林課フロアーが木質化された。

机・カウンター・壁・パーテーションなど、既存の設備が三河材を用いてコーティングされている。

 

その中で、いま木材業界で問題となっている「枝虫材」をどう用いるかが議論となったようだ。

※枝虫材とは?

  スギアカネトラカミキリの幼虫に食害されてしまった材。

  成虫になれば飛び立ってしまうため、「実際に虫がいる材」ではなく、

  強度・耐久性的にも問題はないと言われているが、

  虫食い跡の見栄えが悪いことから敬遠されている。

 

この枝虫材の利用については2つの意見がある。

A.強度や耐久性に問題ないことを公共施設で見せて使うことで証明し、民間需要につなげるべき。

B.見栄えが悪いものはやっぱりお客様には売れないので、下地材など見えないところで利用すべき。

 

枝虫部分をあえて見せるか、見せないか、

新庁舎建設の基本設計WSの経済産業Gでも議論になった部分だ。

 

今回の木質化では、枝虫部分とそうでない部分を組み合わせて机の天板などに利用している。

パッと見は分かりにくいが、よく見れば分かるという仕上がりになっている。

 

願わくばそれが、「ほら、枝虫なんて気にならないでしょ」ということではなく、

どうしてそういう材が発生してしまうのかと、来訪者の興味を引き出しながら、

そこから森林の整備に対して想いを寄せていただく、そんな仕掛けとして使われたらと思う。

 

 

 


新入社員紹介2

2013-04-12 15:28:09 | 土木

鈴木 洋志 (すずき ひろゆき)

 

コンサル業界からの転職組。

これまで大手コンサル会社の橋梁部門や、

高速道路の現場での品質管理業務に携わった経験を有する。

 

一方、地元では体育振興会の理事を務めるなど地域活動にも熱心。

偶然だが、彼が稲武でサッカーのコーチをしていたときに、

教え子だったのが、入社3年目の環境事業部の石田直貴。

縁とは不思議なものである。

 

現在、技術士(建設部門)試験にも挑戦中。

40代での転職、資格取得、そんなチャレンジを会社としても応援したい。


新入社員紹介

2013-04-11 13:58:05 | 土木

香ノ木 蓮 (こうのき れん)

 

今年、地元の新城高校を卒業し、4月1日に入社。

配属は土木事業部。

土木工事の現場監督見習いからのスタート。

 

新入社員研修にて誓った「今年の挑戦(目標)」は、

1.喋る(※社内外の人と積極的にコミュニケーションをとるという意味とのこと)

2.安全運転

3.無遅刻・無欠席

4.筋肉をつける(※体力をつけるという意味とのこと)

 

口下手だが、やる気は人一倍。

 

夢はお金持ちになること。

まだ高校生のようなあどけなさが残るが、

誰からも頼りにされる1流の現場監督を目指して、頑張って欲しい。