ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

イブはアバクロドリアン

2011-12-26 09:55:02 | Singapore/物欲
シンガポールは本日休日、
昨日がクリスマスで祝日だったので、今日は振替休日です。
 
イブは、じめじめと日本の梅雨のようなお天気でした。
特に今年は雨が多いらしいです。
イブの24日、大根3本、ジャガイモ10個を買いに市場に行ったら、
雨に降られ、こんな季節なのに傘を忘れて、帰れなくなりました。
 
昼ご飯を市場併設のホーカーズで食べながら、雨が上がるのを待つことに。 
やみそうにないので、一番列の長いお店に並んで、そこの名物らしいチャーシュー麺をオーダー。
20分くらい並びました。
 
 
          
 
チャーシューが美味!!
外が香ばしくって、甘めの味付けでおいしい。
これでスープが別について、$2.5(約150円)、そりゃ並んででも食べたいわ。
お店は1時過ぎには売り切れじまいしていました。
 
その後、いつもの漢方薬局に行き、納豆用のオーガニック大豆を大量購入。
ずっしりした荷物を抱えて歩いていると、どこからか異臭…いえ、私にとっては芳香が。
ドリアン臭です!
すごいな、50メートル離れててもかぎつけられるって。
 
  
 
7月にドリアン大売出しをやっていた果物屋さんで、また売り出しをしていました。
年2回シーズンがあるというドリアン、またシーズン到来でしょうか!?
シンガポールへようこそ、ドリアンたち、歓迎しますよ!! 
相方と私はほとんどドリアン中毒、
先週も彼が遠くまで行って、1パック$28(約1,700円)のを買出ししたくらい。
 
さて、前回写真を撮れとやたら要求した陽気なドリアン兄さん
彼との再会を期待したのに、いっらっしゃらず。残念。
今回の売り子さんたちはまったく英語を話せないらしく、
ガイジンの私の相手を誰がするかで仲間内で押し問答になっており、
一番若くて気の弱そうな男の子が、どん!!と私の前に押し出されました
 
これでは、まるでいけにえ
 
その彼が、あまりにしどろもどろのもじもじ君になってしまったので、
(私ってそんなに怖そうなんでしょうか?)
気の毒になって、ひとり勝手にドリアン選びを始めました。
果肉だけをパックにつめて売っているものと違って、
果実からのドリアン選びはなかなかムツカシく、真剣勝負
だから男の子なんかにウツツを抜かしてられんのです。
今回は前回の教訓を胸に、慎重に、慎重に。
                
トゲやじくをチェックしたり、においをかいだり、持ち上げたり、振ってみたり…
色々なドリアンを手にしてみたいものの、
荷物があまりにも重過ぎるうえ、ドリアンそのものも重くて、トゲトゲで持ちにくい…とても無理
そしてにおいは…すでにあたりに満ちたドリアン臭で、嗅覚がマヒしていてよくわかりません
結局、年配の売り子さんのおススメも聞きながら、山の手前のほうから3つの購入を決断。
お買い得品だったので、3つで$10(約600円)です。
わきにひとつ$1(約60円)のと$2(約120円)という格安のもありました。
その差を知りたくて、そちらからもひとつ買いました。
 
        
 
     
ナタみたいな包丁で中身をぱかっとちょっとだけ開けて、これでいいか確認させてもらえます。
OKすると購入決定となるのですが、
その年配の売り子さん、私の選んだドリアン4つを皮付きのまま手提げナイロン袋に入れ始めました
すと~っぷ!!
こんなイガイガ、そのまま持たされたって、ご家庭でむけっこないじゃん!
どうせ通じないんだからと、適当な英語でまくし立てると、
私の大事なドリアンが、さっきのもじもじ君に手渡されました。
果肉を取り出すのは面倒な仕事なので、若くて気弱な彼に押し付けた模様
 
と、もじもじ君が文字どおり一肌脱いでくれました
着ていたTシャツを脱いだのです。
 
    こちらはドリアンが脱いだイガイガ。
 
おおお!
 
   
 
まるでアバクロ!?
 
ローカルな話題で恐縮ですが、
シンガポール、12月にアバクロこと、"Abercrombie & Fitch"が上陸したことが話題になりまして。
世界各地で恒例のプロモーションで、
お腹がむっつに割れた上半身裸の若い男の子たちが、ずらずらずらっとお店の前に並んだんです。
       
で、彼らと写真を撮ったり、おなかを触らせてもらったりが、タダでできた模様で、
お店は連日大変な賑わい、ニュースでも取り上げられたくらいです。
 
 ニュース画像より。こんな感じで六つ割れ君たちに囲まれて写真が撮れたの。
   お買い物していなくても写真OKなんだって。太っぱら…いや、筋肉っぱら!
 
私はえくすて立食ランチ会の日に反対側の通りを歩いたので、
遠くからチラッと見ただけですが、すごかった。
六つ割れ君たちの列も長いが、お客さまの列ははるかに長い!
                 
 
また、同じ12月の上陸記念でも真冬だった日本と違って、
シンガポールはぬっくいから、みなさん、脱ぎっぷりが潔いのですよね。
 
   左が銀座店オープン当時のプロモーション用写真らしい。右がシンガポールの。
    
 
 
いやでもさあ、
確かに近くで見たい気もするけれど(やっぱり見たいのか?)、
あんな人たちに近寄るのって、恥ずかしくない?
しかも一緒にカメラに収まるなんて、恥ずかしすぎない?
 
そう思ってたら、
先日、グラマーの先生、シニカルMsエルと晩ご飯を食べたとき、
彼女が腹筋六つ割れ君と並んでいる写真を見せてくれたので、仰天しました。
そこに写っているのは、笑顔のMsエル。
クラスではあんなに辛らつに毒を吐きながら、その笑顔は何ですか?    
 
 
ま、大きく話がそれましたが、
アバクロになりきれないもじもじ君が、一所懸命、果肉を取り出してくれたドリアンはこちら。
全部で5パックになりました。
 
           
 
これでしめて$12(約720円)だもんね。
味はイマイチでも文句は言うまい。
ドリアンは値段に大きく開きのある果物で、
高島屋地下のスーパーでは、1パック$88(約5,300円)の高級品もありました。
     
私が高級品の「猫山王」(キャットマウンテン、品種名です)に気もそぞろになっているうちに、
ひとつだけ買った格安ドリアンがほかのドリアンと混ぜられてしまい、
どれがどれだかわからなくなってしまったのが残念。
食べ比べ、したかった。
 
いざ、シロクマ相方の待つわが家へ!
 
感想ですが、
まだすべて食べきったわけではないものの、
(ドリアンは体を熱くする食べ物なので、食べすぎは発熱、不眠を招きます。)
今のところ、ドリアン選び、大成功です。
甘さと苦さのバランスで言うと、ちょっと苦さが足りない気もしますが、
ねっとりクリーミーでタネも値段の割りに大きくなく、良品。大満足です。
前回よりもずっとおいしい!果肉の量も多い!
腕を上げたな、私。
ドリアン選びの才能があるかもですよ。
帰国したらまるで役に立たない才能ですが。
 
クリスマスのメインイベントはドリアン祭りではなく、
シンガポーリアンご夫妻に誘われた、イブのミサとクリスマス当日のパーティ。
その様子はまた後日お届けします。
 
マラッカ旅も、モザイク教室も、クリスマスランチ会も、まだレポできてない。
年末年始も行事があるのに、大変だあ。
ドリアン祭りなんて、各イベントに比べたら脱線の範疇ですよ。
脱線ばっかりで本線に戻れない…まるで私の人生そのもの