白馬岳登山、2日めです。
今日の行程は、
白馬尻→大雪渓→葱平→村営頂上宿舎
ってところ。
今回の登山のハイライト、白馬大雪渓!
標高差600m、距離2キロの雪渓を約2時間半かけて登ります。
起床は4時。
台風5号の豪雨で流されたという大雪渓より上の岩場にかかる橋、
それが復旧されたことを確認してからの出発です。
テントを畳んで、朝ごはんを食べて。
歯磨きしたり、ハイドレーションをセットしたりしてると、
バラバラバラ…
バラバラバラバラ
バラバラバラバラ
と、上空から轟音が。
資材をぶらさげたヘリが橋の復旧に向かってるもよう。
ガンバレー!
この音が近づくとアレですね。
私の世代は脳内でワーグナーの『ワルキューレの騎行』が響きだします。
何度も映画を観たわけではありませんのに。
轟音は度々響き、
ヘリが上空を行ったり来たり。
最後のヘリが余った資材だか壊れた橋だかをぶらさげて、
朝焼けの向こうに消えていきました。
(復旧作業にあたってくださったみなさん、ありがとうございます!
登山にしか使わない橋でこの高速復旧。日本、サイコー!)
6:00、通行止めは解除されています。
白馬尻出発です。
木々の間を15分も歩くと視界がひらけ、眼前に大雪渓が。
(どこまでも続く大雪渓!青い空とのコントラストの美しさ!
このスケールは実際に見て感じてほしい)
ここでアイゼンを装着し、
ストックは先端のキャップを外します。
私のは6本爪の軽アイゼンです。
何度も練習した甲斐あってスムーズに装着。
(シロクマ相方のアイゼンは12本爪。
見てください、つま先から突き出てる大きな爪!
垂直の氷壁でもコレを突き刺しながら登れるとか。
絶対挑戦したくないレジャーです)
日焼け止めのクリームやリップをしっかり塗って、
飲む日焼け止めも飲んで、サングラスをかけて、
準備が整ったら植物を傷つけたりしないよう、
速やかに雪渓におり立ちます。
ざくり…。
ざくざくざく。
心地よい音、アイゼンが刺さる感触、
この快感は体験したものにしかわからない。
(大雪渓を歩く人々の列が点々とアリのよう)
落石が多く、雪の薄いところを踏み抜いたりしてもアカンので、
「このあたりを歩くのですよ」と登山パトロールの方があらかじめ赤土を撒いて、
印をしてくださってます。
(赤土を撒いてる最中のパトロールさん)
ありがたいことです。
ずんずん進みます。
(シロクマ相方の背中を追って進みます。
先頭を歩かせてもらってたんですが、ペースが遅い!と交代させられました)
コレはアレですね。
難関と思っていたけれど、装備さえそろっていれば、
岩場を登るよりずっとラク。
自分の歩幅、自分たちのペースで着々と進めます。
平たんに見えるけれど、振り返ればこんな感じ。
(結構な傾斜なんですよ)
汗だくになるところを雪の上だから涼しいし、
こりゃいいですな。
けど、落石の名所(?)らしく、
両側の岩場からしょっちゅう岩や石ころが落ちてきます。
カラカラカラ…と乾いた音が響いて落ち着かない。
過去には4トントラック大の岩が落ちてきたこともあったらしい。(死者が出てます)
そりゃここじゃのんびりできません。
休憩するとこちゃいますわ。
8:20、
そろそろ終着点。
(雲が下に見えるところまで登ってきました)
アイゼンを外してストックもしまって、しばし休憩。
ここからは約2時間、急な岩場です。
この岩場がしんどかった。
葱平ってとこなんだけど、全然たいらじゃない!
結構な斜面でひとつひとつの岩が大きいのです。
雪渓よりずっとキツかったですよ。
余裕がないので写真もない。
あ、今朝できたてほやほやの橋です。
こんなカンタンな橋だったなんて!
そら、豪雨で流されもします。
今日は水量もぐっと少ないです。
(この斜面を昨日、腰まで浸かりながら進んだ猛者って…!
私なら流されて奈落の底、ですよ)
今回の登山では約6時間という今日の行程がいちばん長い。
疲れないよう、高山病にならないよう、
しっかり水分補給はしなくちゃいけないし、
トイレに行きたくならないか、とっても心配でした。
念のため『レディガードコーワ』というお薬も飲んでいたのですが、
なんとか大丈夫そう。
あ、飛行機雲だ!
(この空の青さはどうでしょう!)
岩場が終われば両側に百花繚乱のお花畑。
爽快です。
楽しんでいきましょう。
(ぬけるように青い空、しかも近い)
(ずいぶん高いところまで登ってきました)
(一面に咲く黄色い小花、シナノキンバイ。
白いのはハクサンイチゲ)
今日の目的地、村営頂上宿舎が見えてきました。
(右下に咲くのはハクサンイチゲ)
11:38、
宿舎を越えて、テント場へ。
テントを張ったらお昼ごはんです。
(ネギとしめじ入りカレーうどん)
気持ちいいくらいに晴れてたのに午後に入るとガスで真っ白。
小雨がテントを濡らします。
(ご近所のちびっこ情報によるとテント数は80張り以上)
山のお天気は夜明け前から午前中が安定しています。
「だからテント場にはお昼まで、
遅くても午後2時くらいまでには着きたいんだよね」とシロクマ相方。
今日からずっとごはんはインスタントとフリーズドライ中心。
16:45、晩ごはん。
(糖質オン糖質。登山だから許されること)
新鮮な野菜はネギとプチトマトだけ。
(ちょっとでも贅沢感を、と増えるワカメを入れすぎました。
フタが押し上げられたインスタントそば)
それでも山で食べるごはんは美味しい。
あと、お水が無料っていうのはいいですね。
下界から運ばなくていいんですもん。(←決して買わないケチ)
明日は白馬岳山頂を目指します。
ご覧いただきありがとうございました。
今日の行程は、
白馬尻→大雪渓→葱平→村営頂上宿舎
ってところ。
今回の登山のハイライト、白馬大雪渓!
標高差600m、距離2キロの雪渓を約2時間半かけて登ります。
起床は4時。
台風5号の豪雨で流されたという大雪渓より上の岩場にかかる橋、
それが復旧されたことを確認してからの出発です。
テントを畳んで、朝ごはんを食べて。
歯磨きしたり、ハイドレーションをセットしたりしてると、
バラバラバラ…
バラバラバラバラ
バラバラバラバラ
と、上空から轟音が。
資材をぶらさげたヘリが橋の復旧に向かってるもよう。
ガンバレー!
この音が近づくとアレですね。
私の世代は脳内でワーグナーの『ワルキューレの騎行』が響きだします。
何度も映画を観たわけではありませんのに。
轟音は度々響き、
ヘリが上空を行ったり来たり。
最後のヘリが余った資材だか壊れた橋だかをぶらさげて、
朝焼けの向こうに消えていきました。
(復旧作業にあたってくださったみなさん、ありがとうございます!
登山にしか使わない橋でこの高速復旧。日本、サイコー!)
6:00、通行止めは解除されています。
白馬尻出発です。
木々の間を15分も歩くと視界がひらけ、眼前に大雪渓が。
(どこまでも続く大雪渓!青い空とのコントラストの美しさ!
このスケールは実際に見て感じてほしい)
ここでアイゼンを装着し、
ストックは先端のキャップを外します。
私のは6本爪の軽アイゼンです。
何度も練習した甲斐あってスムーズに装着。
(シロクマ相方のアイゼンは12本爪。
見てください、つま先から突き出てる大きな爪!
垂直の氷壁でもコレを突き刺しながら登れるとか。
絶対挑戦したくないレジャーです)
日焼け止めのクリームやリップをしっかり塗って、
飲む日焼け止めも飲んで、サングラスをかけて、
準備が整ったら植物を傷つけたりしないよう、
速やかに雪渓におり立ちます。
ざくり…。
ざくざくざく。
心地よい音、アイゼンが刺さる感触、
この快感は体験したものにしかわからない。
(大雪渓を歩く人々の列が点々とアリのよう)
落石が多く、雪の薄いところを踏み抜いたりしてもアカンので、
「このあたりを歩くのですよ」と登山パトロールの方があらかじめ赤土を撒いて、
印をしてくださってます。
(赤土を撒いてる最中のパトロールさん)
ありがたいことです。
ずんずん進みます。
(シロクマ相方の背中を追って進みます。
先頭を歩かせてもらってたんですが、ペースが遅い!と交代させられました)
コレはアレですね。
難関と思っていたけれど、装備さえそろっていれば、
岩場を登るよりずっとラク。
自分の歩幅、自分たちのペースで着々と進めます。
平たんに見えるけれど、振り返ればこんな感じ。
(結構な傾斜なんですよ)
汗だくになるところを雪の上だから涼しいし、
こりゃいいですな。
けど、落石の名所(?)らしく、
両側の岩場からしょっちゅう岩や石ころが落ちてきます。
カラカラカラ…と乾いた音が響いて落ち着かない。
過去には4トントラック大の岩が落ちてきたこともあったらしい。(死者が出てます)
そりゃここじゃのんびりできません。
休憩するとこちゃいますわ。
8:20、
そろそろ終着点。
(雲が下に見えるところまで登ってきました)
アイゼンを外してストックもしまって、しばし休憩。
ここからは約2時間、急な岩場です。
この岩場がしんどかった。
葱平ってとこなんだけど、全然たいらじゃない!
結構な斜面でひとつひとつの岩が大きいのです。
雪渓よりずっとキツかったですよ。
余裕がないので写真もない。
あ、今朝できたてほやほやの橋です。
こんなカンタンな橋だったなんて!
そら、豪雨で流されもします。
今日は水量もぐっと少ないです。
(この斜面を昨日、腰まで浸かりながら進んだ猛者って…!
私なら流されて奈落の底、ですよ)
今回の登山では約6時間という今日の行程がいちばん長い。
疲れないよう、高山病にならないよう、
しっかり水分補給はしなくちゃいけないし、
トイレに行きたくならないか、とっても心配でした。
念のため『レディガードコーワ』というお薬も飲んでいたのですが、
なんとか大丈夫そう。
あ、飛行機雲だ!
(この空の青さはどうでしょう!)
岩場が終われば両側に百花繚乱のお花畑。
爽快です。
楽しんでいきましょう。
(ぬけるように青い空、しかも近い)
(ずいぶん高いところまで登ってきました)
(一面に咲く黄色い小花、シナノキンバイ。
白いのはハクサンイチゲ)
今日の目的地、村営頂上宿舎が見えてきました。
(右下に咲くのはハクサンイチゲ)
11:38、
宿舎を越えて、テント場へ。
テントを張ったらお昼ごはんです。
(ネギとしめじ入りカレーうどん)
気持ちいいくらいに晴れてたのに午後に入るとガスで真っ白。
小雨がテントを濡らします。
(ご近所のちびっこ情報によるとテント数は80張り以上)
山のお天気は夜明け前から午前中が安定しています。
「だからテント場にはお昼まで、
遅くても午後2時くらいまでには着きたいんだよね」とシロクマ相方。
今日からずっとごはんはインスタントとフリーズドライ中心。
16:45、晩ごはん。
(糖質オン糖質。登山だから許されること)
新鮮な野菜はネギとプチトマトだけ。
(ちょっとでも贅沢感を、と増えるワカメを入れすぎました。
フタが押し上げられたインスタントそば)
それでも山で食べるごはんは美味しい。
あと、お水が無料っていうのはいいですね。
下界から運ばなくていいんですもん。(←決して買わないケチ)
明日は白馬岳山頂を目指します。
ご覧いただきありがとうございました。
レベルによってあるのですね。
何もかもが、すごい。
面白い、、
旦那様ベテラン山男のようで、頼もしい!
一緒の趣味が、あるっていいなあ。
それにしても、テントの数の多さ、、
皆さん
一緒のグループですか?
やはり、トイレ事情が、
こういうとき気になる私。
レディガードコーワなんて、初耳:o
テントも知ってるだけでも3つあります。
押入れは彼の登山道具であふれんばかり。
信頼感と道具の嵩高さは比例せざるを得ないのでしょうか。
なんとかしてほしいです。
トイレ問題、腎臓病の既往症のある私には長時間トイレに行けないのが何よりつらい。
今回も相方は、隠れる場所もない私の緊急トイレ用にツェルト持参を検討してくれたのですが、それだけで1キロ弱荷物が増えるので辞退しました。
いざとなったら折りたたみ傘でしのぐつもりで。
お薬は初めて試しました。
効果あったんだと思います。
ここのテント場は大きなテントを複数張るような団体はいませんでした。
最近のテントは軽くてかさばらず、簡単に張れるので、例えば大人の男性ふたり連れだとそれぞれ1人用テントを張ったりするので、数は多くなる傾向です。