ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

氷ノ山登山 '17晩秋-後編-

2017-12-15 09:33:15 | ラン&クライム
氷ノ山で迎える朝です。

こんな低山の避難小屋で宿泊する登山者は他にいないので、
私たちで独占です。

朝ごはんは前日のお鍋のスープにお水を足して、
野菜と練製品も加えて具沢山なラーメンを作りました。

吐く息が白く、手がかじかむほどの寒さのなか、
温かいものは何よりのご馳走です。

お天気が少しでも回復するのを待ってゆったり過ごしました。

そろそろ支度を始めますかね。
小屋の中をきれいに片付けましょう。

外は小雨とガスで真っ白です。
午前9時、
しっかりレインウェアに身を包んで出発です。

クマザザの道を過ぎると、
立派な杉の大木が林立するエリアに。
大樹に囲まれると妙に落ちつきますね。

最初のうちは雨だったこともあり、写真ナシ。
そのうち雨も上がりました。
標高が下がるから気温は上昇します。

下山ルートには神戸大の山小屋があります。
山頂避難小屋より何倍も立派。
軒先で休憩させていただき、
レインウェアの中に着込んだフリースを脱いだりしました。

落葉樹のエリアまで下りてきましたよ。


(軒先から。どんより重そうな雲、秋は終わった感じですね)


(落葉が敷き詰められた登山道)

さらに下りると、まだ葉っぱの残った木々のエリアに。


(昨日はモミジが多かったけど、こちら側は黄色く色づく木々が多い印象)

何組もの登山者とすれ違います。
団体さんもいらっしゃいました。

毎回思うのだけど、
みなさん雨でも登って来られるんですね。
私なら初日が雨なら気分が萎えてしまう。

さらに進んで、
元の秋の風景に戻ってきました。

登山は山を登るのとともに季節を早送りして見られて、
下山で元に巻き戻される感じが面白いです。


(11:25、東尾根登山口到着)

無事下山しました。

駐車スペースには私たちだけでした。
レインウェアを脱いで、
下に着ていたウエアも新しいものに着替えました。

下山後のお楽しみの温泉へ。

行きに目星をつけておいた『まんどの湯』に向かいます。

体調により私はお風呂は遠慮して、
施設内のレストランでお先にごはんを。


(地元食材がふんだんに使われた健康的な定食)

うす味で美味。

働き手は地元のおばちゃんたちみたい。
忙しくはなさそうで、
受付嬢(といってもおばちゃん)が知らん間にいなくなったりします。

入り口近くのテーブルについた私が、
「お客さんですよー」と奥に呼びに行く係になってしまいました。

いいなあ、こういうゆるい職場。

私が食べ終わった頃、
湯上りのシロクマ相方が現れ、同じものをお願いしました。

私は農産物・特産品直売コーナーでとち餅を買ってきました。



(美味しそうな手作りのとちもち)

おばちゃんたちにオッケーをもらって、
レストランで熱いお茶とともにぱくり。

だって、
シロクマ相方の登山後のビールのように、
私は食後に甘いものが食べたくなるのですよ。
レストランにはなかったのですよ。

ゆるい職場でよかった。

施設を出て、車を走らせると大きな虹が。


(シロさん、虹やで!←もちろん今回もシロさん首輪は連れてきてました)

どこまでも車についてくる虹は、
どこまでも一緒に走ったシロさんを思い出させて、
なんだかとても幸せな気持ちになりました。

神戸に戻って、
私のリクエストで最後に弓削牧場(ゆげぼくじょう)に立ち寄りました。

クルマがないと行けませんからね。

ここのチーズは神戸市内の高級レストランでも提供されているとか。
小さいのにそのお値段を知ってびっくり。
お高すぎてとても自宅用は無理です。
お土産用にふたつだけ買いました。

牛舎がすぐ近くなので、
牛さんたちのモーモー鳴く声が聞こえてきます。

「子牛がいるよ」

私がチーズを買っている間、
牧場内を散策していたシロクマ相方が教えてくれました。


(10月13日生まれの女の子、ランチやん)

かわいーい!

白いとこが真っ白やーん!

大人のホルスタインさんたちと比べると、
白は純白で地肌もピンク色。
真っ黒な大きな瞳が愛らしい。

人間の赤ちゃんと一緒で、
生まれたては美しいですね。(←汚れた大人の発言?)

女の子だとお肉にはならないですよね。
この牧場だったらのびのび大切に育ててもらえるはず。

ランちゃん、元気に大きくなってください。


レンタカーを返して、今回の登山は終了。
今年はこれが最後かな。

いつか冬山にも登りたいけれど、
いまの私ではなかなか。

でもいつか。

ご覧いただきありがとうございました。

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