ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

氷ノ山登山 '17晩秋-前編-

2017-12-14 15:15:11 | ラン&クライム
11月3日、4日と氷ノ山(ひょうのせん)に登りました。

氷ノ山は標高1,510m、兵庫県の最高峰で鳥取県との境にあります。
大きな個性的な木がたくさんあり、
クマやイヌワシも生息するほど自然が豊か。
登山のための手入れも行き届いたいい山です。

登山口の標高が600mだから、
標高931mの六甲山を登るのと同じくらいの標高差。
ゆったりした氷ノ山はコースタイムは六甲山より少し長め。
それでも私の足で3時間くらい。
充分日帰りできるんだけど、
シロクマ相方がお泊り好きなんですよ。

準備や後片付けはツマの仕事だから、
私としては日帰りを強く希望したのですがね。

私たちが氷ノ山に登るのは2回め。
前回、アクセスが悪くて難儀したので、
今回はレンタカーを借りて現地へ向かいました。

いちばんメジャーな福定親水公園登山口は登山客でにぎわっており、
すでに多くの車がとまってました。
駐車場所がありません。

仕方ないので作戦変更。

3キロほど先の下山予定地、東尾根登山口に車を置き、
ヒッチハイクで戻ってくる方法をとりました。



(11:30、福定親水公園登山口に到着)


(下の方は色づいた木々に囲まれた登山道)

このあたりの紅葉は見納めですかね。

例年にも増して鮮やかに色づいたものの、
10月下旬の台風で葉っぱをたくさん飛ばされて、
その後も雨天続きで、
今年の紅葉はシーズンが短かった。
私たちを乗せてくれた男性が話してくれました。

おそらくこの週末が紅葉を楽しめる最後の機会でしょう。


(「連樹 七樹木が一樹として支えあっている」とあります)


(このグラデーションの美しいこと!)


(12:30、昼食はおにぎり。落ち葉が深く積もってます)

ささっと食べ終わったら登山再開。


(木漏れ日も紅葉をとおしてだとこの鮮やかさ)


(途中の水場「弘法の水」で給水。今晩と明朝の飲食用です)

あ、木々の間に山頂避難小屋が見えてきましたよ!


(13:40、目を凝らすと見える小さなぽっちり)

…まだまだ先は長い。


(拡大するとこんな感じ)

『大草原の小さな家』みたい。(←世代のわかる発言)

ひいひい。

最近さっぱり運動をしてないから、
ゆるやかな山だというのにけっこうキツイ。


(木の根が見事な階段状になった登り道)


(木々もほとんどなくなり、避難小屋がくっきり)

ふうふう。

鈍ったカラダにムチ打って一歩一歩進みます。


(木々が途切れると両側にクマザザ)

後もうちょっと!

ふーっ。


(15:08、山頂到着)

今宵はここで1泊です。


(避難小屋内部。無人、電気ガス水道ナシ…あたりまえですが)


(半時間も経たずして、すっかりガスに包まれました)

予報どおり、お天気が崩れてきました。
その前にたどり着けてよかったです。

明日は雨かあ。
雨の中の下山って気が抜けないから疲れるんですよね。

イヤなことは忘れて、ごはんだ、ごはん!


(16:15、晩ごはんの支度に取りかかりました)

メニューは私たちの山ごはんの定番、とり鍋です。

ビールやお酒をたんまり持ってきていたシロクマ相方。
山で飲むお酒は最高に美味しいらしいです。

そのための1泊なわけね。


明日、雨がひどくならないといいんだけどなあ。

夜になると凍てつくような寒さです。
この数日後に初冠雪が観測されたらしいのでそれも当然か。

氷ノ山はとても風の強い山です。

ごーっ!ごーっ!

びょーっ!びょーっ!


吹きつける風の轟音で夜中に何度も目を覚ましました。

完全防風の避難小屋で過ごせることのありがたさが身にしみ

ちょっと離れたところにあるトイレに行く辛さが堪えた一夜でした。

戻ってきてホカホカの羽毛シュラフに包まれるとそれはそれは幸せで、
私の場合、
晩ごはんとともにそこに1泊の価値を感じます。

翌日に続きます。


ご覧いただきありがとうございました。

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2 コメント

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Unknown (omi)
2017-12-16 14:47:30
山小屋には、他の方は、いなかったのですか?
貸切?

11月の紅葉のころといっても夜の寒さに外トイレ、

私の憧れアウトドアの夢が、
どんどん遠くなりました。
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omiさんへ (momo@ぽれもも)
2017-12-17 12:36:26
はい、私たちだけでした。
こんな低山でこんな季節に避難小屋に宿泊するもの好きはほかにいません。
女性は特にトイレの不自由さがありますしね。
お天気の良い日の日帰り登山が、
気楽に楽しめていいと思います。
後片づけもラクチンですし。
まずは季節とお天気の良い日に気楽に登れるところから始めてくださいませ。
それだと楽しいから次に続くはず。
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