ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

登頂中継

2011-10-21 08:59:29 | Singapore/学生生活

おはようございます。
 
宿題マウンテン登頂中につき、短めに。
 
今日はリーディングの授業です。
授業では毎回、マーク・トウェインさんの短編小説を読んでいます。
彼は「トム・ソーヤの冒険」や「ハックルベリー・フィンの冒険」を書いたアメリカの作家です。 

前回の教材となった物語、「The Other Side of War」を紹介しますと、
舞台は南北戦争の戦場。
にわか仕立ての若い兵士数人が、敵を追ってか追われてか、
いくつかの牧場を転々とするうちに、
不安と緊張が高まり、仲間を失い、混乱してしまい、
最後には誤って上官だか民間人だかの男性を射殺してしまった、
という内容でした。
 
宿題は、その殺された男性について書いてこい、というもの。
彼が誰で、どういう生い立ちで、どんな家族構成で、どんな職業で、なぜここに居合わせたのか?
死ぬ直前、彼は何をしていて、何をしようと思っていたのか?
それを自分で創作してこい、と。
ようは彼を主人公にして、スピンアウトものを書けばいいんですかね。
 
はああ、気が重い。
だって、授業で2時間かけて理解を深めたはずのたった7ページの小説、
私、あらすじさえも、まったくわかっていないんです。
 
クラスメートたちは、
兵士の特徴とか誰が誰とか、これはどこの牧場で起こったこととか、
先生に当てられてもすらすら答えていたから、みんなわかっているみたい。
 
なのに私ときたら、まずもって、
主人公の兵士たちが、全員で何人でてきているのかわかっていない
それ以前に、彼らが南軍なのか北軍なのかすらわからない
転々としている牧場も、牧場の名前がいっぱい出てきて、
途中で代名詞になったりしているので、どこがどこだかわかっていない
今、誰がどの牧場にいるのかわからない状態なのです。
 
わかっていることは、私が、
ストーリー的にも、主人公の動向的にも、
 
完全にまかれている、ということです。
 
 
じゃあ、先に書いたあらすじはどこから?
意外にわかっているんじゃないの?
 
そう思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
 
私の、すべての情報は挿絵からです。
 
色んな牧場を転々としているっていう情報は、
挿絵にあわせて、大文字の固有名詞がいっぱいでてくるから、という理由。
 
 
 
どこに行こうか、どうしようか、牧場らしき建物をバックにもめている感じの兵士の皆さん。
登場人物は5人はいるようです。
兵士のクセに丸腰じゃん。
   
 
 
 
   上等そうなカッコの倒れた男のひとに、銃を下げて近づき、驚き、動揺している感じの兵士の皆さん。
                            
   銃はどこで手に入れたんだろ?
   倒れているひと、こんな帽子を被っているのは兵士じゃないよね。
   あれ?兵士の皆さんが4人しかいない・・・さては途中で誰か戦死したのか!?
 
 
どうでしょう、私の推理力。
ありうる話でしょ?
いい線いってると思うのですが…。(←本末転倒)
 
はあぁ、でも宿題するなら、背景もわからないのはマズイ。
まずは物語を理解せねば!(←初心に帰ってみた)
 
ここはどこ(の牧場)?
私(主人公)は誰?
 
  私の前に立ちはだかる壁、それは絵のないページ。
  
 
 
・・・・・。
 
いっそのこと、
スピンアウトもののストーリーテラーをその男性にして、
記憶障害ってことにして、
 
“目覚めたとき、私はどこか知らない土地にいた。
 私は誰だ?
 何も思い出せない。
 次の瞬間、銃声と同時に私の体に衝撃が走り、
 私は銃弾に倒れた。
 さらばわが人生…”
 
これでどうでしょうかね?
 
 
はあぁ、気が重い。
 
シンガポールで翻訳本、手に入らないかなあ。(←やっぱり本末転倒)
 
はああぁぁぁ。
 
   
   これは先日持っていったおやつ。
   全粒粉豆乳パンケーキとドライフルーツ。
   登校前の早い時間にお昼ご飯をすませる習慣なのでコバラがすくのです。