ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

ケニアの旅 5.ナクル湖サファリ~水辺の楽園~

2011-10-04 11:01:15 | Singapore/たび・現実逃避
パソコンの調子がおかしいです。
まずメールの開封や削除で起きるエラーが増え、
送受信もコントロールできなくなりました。
ゴミ箱に捨てたはずのものが下書きや送信ボックスに入っていたり、増殖していたり。
摩訶不思議なことが続くなあ、
誰にでも好不調はあるもの、そのうち調子を取り戻すかな、
とか、のんきにかまえていたのですが。
昨日、えくすてのスタッフに、私に宛てたメールが送れなくなっている、と言われました。
友人からもケイタイメールでそんな連絡を受けました。
これは本当にマズイことになっているのかもしれません。
 
今、いっぱいいっぱいなのに~!
日本から来る友人の連絡も受けないといけないのに~!
 
今週中に修理に出すので、もし更新が滞ったら、それが理由だと思ってください。
よたついていますが、元気にしておりますので。
 
 
さて、ケニアのお話へ。
 
いよいよ初サファリです。

サファリというのはスワヒリ語で「旅」、野生動物の探索ウォッチングのこと、ゲームドライブともいいます。
実際に動物たちを狩った一昔と違って、今はウォッチングやフォトサファリを楽しみます。
地理的なこともあり、お客さまはヨーロッパの白人さんがほとんどです。
車とドライバーさん、時にガイドさんもチャーターして、国立公園で入場料を支払うと、誰でも参加できます。
チャーターがだいたいKsh6,000(約6,000円)~、入場料が1日または1泊2日でUS$60~80、
その他にドライバーさんたちへのチップが1日あたりUS$25~30。
サファリはなかなかお金のかかるレジャーで、ひとりでこれを負担する私には大出費。
今回、案内してもらう者としてMさんの分の負担も覚悟していたのですが、
国立公園内に住む関係者は入場料不要とのことでした。
ほっ。

そして、それに便乗して参加者がもうひとり、Mさんのお隣さんのマダムです。
このマダム、公園関係者の管理職的なポジションにある方の奥さまだとか。
きちんとお化粧しておしゃれしていて、貫禄も十分、聞けばマサイ族の出身だそうです。
彼女の名前はエヴァリンといいます。
 
サファリに適した時間は早朝と夕方、今日はお昼までの予定。
マサイの女も乗せて、サファリカーは出発しました。
     
  ゲートで手続き中にいっぱい見かけたサバンナモンキーの群れ。
  右の写真の中央の女性がエヴァリン。

ナクル湖国立公園は、湖を中心として、周囲をぐるっとフェンスで囲んで、動植物を保護しています。
だから他の広大な公園と比べると動物たちの密度が高く、遭遇率も高い。
それが、前日の夜に大雨が降ったせいで、
動物たちがふだんとは違う行動を取っているのか、
この日はさらに大盤振る舞いのご登場でした。
 
動植物に詳しいMさんの説明を聞きながらのサファリは大変面白い。
私を彼女に押しつけてくれた友人の狙いはここにあったのか。

そんなふだんから動物を見慣れたMさんを大興奮させたのが、クロサイです。
普段は森のなかにいて木の葉を食べているので、なかなか見られないんだとか。
それがこの距離でぼぼーと立っていて、こんなにじっくり見られるのは、きわめて珍しいことらしいです。
     
  約2トンの風格のある姿、でもシャイだから見つめられると、遁走。
  (トンソウって豚走って書くと思ってました。逃げ足、たいして速くなさそうって。さすが学の成っていない私。)
  
クロサイより大きくて、水辺が生活圏のシロサイはよく見られます。
       ゴロゴロ見かけたシロサイ。実際にゴロゴロしてた。
       私もゴロゴロしてますが、4トンの巨体は迫力が違います
          
 
たくさん見るから値打ちがないように思えるけれど、それほど見られること自体がラッキーなんだって。
       
      シロサイウォッチング中のみなさん。

そしてクロサイとシロサイの違いは、色ではなく、背中のカーブと口元、体格なんだとか。
私にしたらどっちも似たようなものなので、貴重なクロサイを見てもMさんほどの感激はありませんでした。
これを、豚に真珠、猫に小判というのでしょう。
 
ナクル湖といえば、フラミンゴ。
湖面をピンクに染める大群を期待したのですが、期待しすぎていたようです。
フラミンゴの大群を見られるかどうかは運だそうです。
前日の大雨のせいで湖の成分が薄まってしまったのか、
この日はペリカンの方が多く見られました。
     
  この日、大豊作のペリカン。実際はフラミンゴより少数派。
  ペリカンって思っていたより大きくて、近くで羽ばたくと、ひゅんひゅんいう音が聞こえるんです。優雅で美しい。

フラミンゴは2種類いて、よりピンクが濃い小柄なのがフラミンゴ、スピルリナというピンクの色素を持つプランクトンのみを食べます。
大柄でピンクが薄く白っぽいのがそれ以外のプランクトンも食べるオオフラミンゴです。
    どちらも同じくらいの割合でいたのですが、ピンクがきれいなフラミンゴばっかり写したので、比較できず。
          
 
動物たちがのんびりとくつろいでいるかのような水辺の風景。
まさにサンクチュアリといった感じで、その美しさに心を打たれました。
  
  
              
 
高台から見下ろすと、また美しい風景が。
楽園ですね。
   
                 
              空を舞う鳥、地を這うトカゲ。
              
 
高台から地上に戻ると、昨夜の雨であちこちぬかるんで、サファリカーも大変そうでした。
                           
たくさんの方が働く姿も印象的でした。
     
今まで意識することのなかった裏方さんたちの存在、
この方たちの働きがあって、私たちはサファリを楽しめるわけですね。
 
夢を壊すようなことを言いますと、
鳥も動物も、近寄ると動物園のようなニオイがしました。
動物園って、おとなたちがちゃんと掃除をしないからにおうんだ、と子ども心に思っていましたが、違ったんですね。
関係者の皆さま、ゴメンナサイ。